第三十七話 B1の派生からTOGそして・・・
毎度、拙作をお読みいただき誠にありがとうございます。
魔道戦車説明回アンド進化促進回でございます。
次の日。
普通に狩りをするのはやめだ。
まずは度胸つけさせないと。
とにかく射撃のタイミング下手すぎる。
撃てると思ったらすぐ撃ってしまうのだが。
明後日の方へ弾が飛んでいく。
何故かと言えば、自分の魔道戦車との連携がまずとれていない。
「お前らは魔道戦車への愛が足りない。」
剛志が神人達に説教をしている。
--- 同時刻、源さんの戦車屋 ---
「おう、ムールドかどうした?新人教育中だろ?」
「実を言いますと。源さんの言っていたアレとやらが気になって
気になってしょうがないのです。そこで恥を忍んで聞きに来ました」
「はっはっは。お前さんは真面目だな。」
豪快に笑う源さん。
「笑いごとじゃないですよ。剛志君なら気付いているであろう
アレとはなんなんですか?教えてください。」
「いや、そんなに頭を下げないでも教えるよ。・・・実際別に
隠し事じゃあないしな。それはな。」
「それは?」
--- 剛志説教中 ---
「お言葉ですが剛志隊長。愛が何の役に立つんです?」
「おおっと、テニトン少年。アンカーらしくない質問だな。」
「・・・何ですかそのアンカーらしくないというのは。」
ふむ、これはこの少年の地雷かもしれないな。アンカーらしくって
小さいころから教えられていて耳蛸なんだろう。
反抗期か?
「テニトン!貴様失礼だぞ。隊長に謝れ。」
そんな事を言うのはシナモン。
貴様とか言ってるが普段からこんな口調なんだよな。何故だ?
「何故?」
不貞腐れている少年。
「貴様は今は剛志隊長の指揮下に置かれている。一平卒が隊長に
みだりに口答えするのは軍規の乱れにつながる。銃殺ものぞ。」
おお、シナモンはそんな理由で妙に従順なんだな。
世界征服とか言ってるから全然人の言う事聞かない子かと思った。
ひょっとして一番扱いやすい子か?
「う・・・そうでした。すみませんでした。」
うん、根は素直な子なんだよなテニトン少年も、反抗期なだけかも。
アンカー家アンカー家って言われて育って、ちょっと反抗期来てる。
そんな感じだな。
「許さん。・・・と言いたい所だが。最初からお前らの忠誠心に
100%期待していない。俺達はハンターだ。実力が全てだ。
力あればある程度の自由も許される。」
良く見るとシナモンがぐっと口を噛みしめ、手をぎゅっと握って
いる。なんだ?力という言葉に何か思い入れがあるのだろうか。
「シナモン。貴様の正義を断行したければ強くなる事だ。」
剛志がそう言うと、
はっと気が付いたシナモン。ちょっと恥ずかしいのか顔が赤い。
「は、はい。」
素直でよろしい。
「さて、せっかくだから何故魔道戦車に対する愛が必要か。
・・・いや、別に愛である必要はない。強い思いが必要だ。
それは・・・」
--- 源さんの戦車屋 ---
「それはな、魔道戦車の根幹にかかわる秘儀なのさ。」
「・・・根幹ですって?」
「ムールド・・・そもそも魔道戦車とは何だ?」
「戦車の魂を有した魔道で作られた戦車ですね。」
「それは正しい。だが魔道戦車が何故必要なんだ?
普通の戦車に魔道士を乗せるのでは駄目なのか?」
「それは・・・やはり乗員が少なくて済む事。」
「何故乗員が少なくて済む?」
「それは魔道戦車の魂が・・・成程。」
「うむ、お前さんが今気付いた事がまず一つ。
魔道戦車は初めから自分でものを考えたりはしない。
始めは一事が万事命令が必要だ。何も言わずに阿吽の呼吸で事を
なす事はない。」
「そういえば私の戦車も大分要領よくやってくれるようになった
気が・・・」
「気のせいじゃないさ。魔道戦車の魂は成長するんだ。
その主人と共にな。」
驚き、息をのむムールド。唾を飲み込み、
「それで、その成長には愛情が必要だと?」
「うむ、それが1つ目の理由。」
「他にも利点が?」
源さんは懐からタバコを取り出した
「良いかい?」
「ええ、構いませんが。」
源さんはライダー(ジッポ)を取り出して火をつけた。
深く息を吸い込み、タバコを燻らせる。
「魔道戦車が普通の戦車と異なる所はもう1つあるよな?
そう、スキルだ。普通の戦車はスキルなんて持っちゃいない。
だが魔道戦車はスキルを持つ。」
「そう言えば、ジャッカルを倒したときもスキルが無ければ
無理だったとか。」
「ジャッカルの方も大分研究してきていたんで楽ではなかったが。
坊主が大分戦車を成長させていたんで助かったよ。」
苦笑いする源さん。
「スキルの成長にも愛情が係わるのですか?」
「成長に作用するかどうかは知らない。
だが、スキルの発動には係わる。」
「えっ。スキルは確率で発動するものですよね?」
「それは逆だ。」
「逆?逆とは何が。」
「スキルが確率で発動するんじゃない。確率でスキルが発動する
んだ。」
にやっと微笑む源さん。
ちょっとむくれるムールド。
「言葉遊びは好きではありません。」
「すまんな。からかった訳じゃない。
魔道戦車は初めから意思があるわけじゃないというのは言ったよな。
つまり、スキルを持っていても初めの内の魔道戦車は自分でそれを
有益になるように実行しない。意思がないからな。」
「あっそういえばそうなりますね。自分の意思でスキルを実行する
事は無い事になります。」
「しかし、それでは魔道戦車の主人は困る。そこで確率で発動する
ように作った。それかが魔道戦車のスキルだ。」
「それでさっきの言葉になるのですね。一見同じようでいても中身
が違う。スキルが確率で発動するんじゃなくて確率でスキルが発動
するように作られているって事ですか。」
「今この世界は個人のステータスを見る事が出来ない。世界大戦
の影響でな。だが昔はステータスを見れてスキルを持っている奴
は一杯いたという。スキルを発動するために必要な事。
最も重要な事は発動したい。スキルを使いたいという意思なんだ。
今このスキルを個人で使える奴が少ない理由がこのステータスを
見れないせいだ。
スキルを持っている事が確認できない。あるかないかわからない
スキルを強い意志を持って発動したいと願える奴が少ないんだ。
結果スキルを使う奴は少ない。
自分がスキルを持っていると確信できないと発動しないからな。
初期状態の魔道戦車の魂は自分の意思なんて持っちゃ
いない。
そのためスキルを発動できない。スキルを発動したいと奴らは
願わないからな。」
「そ、そんな事が。」
タバコを一気に吸い込んで息を吐く源さん。
「ま、知ってるやつは知っている真実ってやつだ。
強い愛情を持って魔道戦車に接すると。魂が成長し、自律して
くる。そうなると自分でスキルを発動しようと考えるようになる
ようなんだ。
坊主の魔道戦車がまさにこれさ。
ユニークスキルの発動率が妙に高い。かなりあの魔道戦車は
練磨されている。
ジャッカルをやった時がまさにそうだった。
ユニークスキルが次々に発動して奴を倒したんだが。」
「だが?とは?」
「ああ、その時坊主はこう言ってた。
『命令する。全力をつくせ。』とな。剛丸に自分でスキルを
使えと促しているんだ。」
「剛丸。剛志君の魔道戦車ですね。」
「ああ、自分の名前の1文字を付けたっていってたな。」
「剛志君は只者じゃないって事ですか。」
神妙になったムールド。
すると源さんは笑っていった。
「いや、あれはただの戦車バカだな。」
--- 剛志の説明も終了 ---
「という訳。分かったか?」
「そ、そんな事家の人間も教えてくれませんでしたよ。」
「ああ、悪りい。多分アンカー家の人は自分で気づかなきゃ駄目だ
と思ったんじゃないか。実際、半信半疑でやっても効果ない所か
下手するとマイナスだぞ。」
「マイナスになるんですか?」
「不信感を魔道戦車に抱かせてどうする?帰って悪い事にならない
か?お前は知っているか。童話にあるんだが。」
「あ、ひょっとして」
『戦車の怨霊。』
「戦車の魂は主人次第で善にも悪にもなる。全てはお前達次第だ。」
『はい。』
おっ。皆いい返事だな。
さて、再度新人共を連れて狩りに出かけた。
ふん、まあへっぴり腰だが。
勇敢に戦って見せた。見せようとした。
まあこれならいいだろうか?
俺が遊撃隊としてやりたい事をやらせてもらうとしよう。
「それは何?」
おっとユーティリシア聞いてた?
「うん。口に出てた。」
あー。またか。
つい独り言が口に出ちゃうな。
「アストラルギアさ。」
「アストラルギア?」
「それってあのアストラルギアですか?」
「ユシスは知ってるの?」
「ええ・・・正直眉唾ものだと思うんですが。」
「だが俺は探しに行きたいのさ。まあ少しの付き合いだ。
手伝ってくれよ。」
「それは構わないですけど。」
「新人教育のついでって事で皆頼むよ。」
「ま、いいけどね。」
ん?・・・おおっとクラさん。
「なにその驚きようは。ずっといたでしょうが。」
正直に謝ります。すんません。忘れてました。
「むっきー。」
「どうどう。」
ユーティリシアがなだめている。
さて新人教育戦闘で戦車が進化した。
ユシスのT-100はSMK重戦車に進化した。
見た目はT-100に似てるというか、この2つの戦車は同時開発なので
ある。
最大装甲厚がこっちの方がある。
最大75mm
重量は若干軽い。55t
最大速度は時速34.5KmでT-100より若干遅い。
主砲と副砲は縦並びでT-100と全く同じ砲。
30.5口径76.2mm戦車砲L-11と46口径45mm戦車砲20K
フィンランドとの冬戦争で使用され、
車体下部へ収束手榴弾をフィンランド歩兵に投げられ擱座。
電気系統と燃料タンクがやられて動けなくなった。
フィンランド兵まじ勇敢。
そこをT-100に助けられて乗員は脱出したのだが。
そう誰も死んでない。凄いね。
なにせでかくて重いこの戦車。
動かせずに4か月近く放棄されていて、
最終的にはT-28中戦車が6両で引っ張って持ち帰ったが。
でかすぎて鉄道に乗せられず。バラバラに解体して持ち帰った。
しかし結局没戦車となってしまいそのまま溶鉱炉行。
ユーティリシアのT-55Aは、
T-55AM戦車に進化。
くそ大量に残ったT-55をT-64やT-72並みに近代改修する目的で
開発された。戦車で、
まず攻撃面。
レーザー測遠機KTD-2と新型照準機TShSM-32PB、
および対戦車誘導ミサイル9M117-1「バスチオン」(砦)用の
レーザー照準・誘導装置1K13を搭載した他、
ディジタル弾道コンピューターBV-55を備えた。
主砲の安定化装置も走行間射撃を可能とした「ツィクロン」
(暴風雨)M1に換装され、主砲の砲身には、T-72戦車等の
125mm滑腔砲のものと同様の金属製サーマル・スリーブ
(砲身断熱被筒)装着。
機動力面。
履帯は旧型のドライピン式を廃し、1960年代後半より導入が
図られT-72戦車シリーズにも採用された、ライブピン
(ピン周りに摩擦係数低減のためゴムブッシュを取り付けている)
式のRMSh履帯を標準装備。
エンジンは重量増加(約36tから約40tへ)に伴う機動力低下に対応
するため、出力を強化した
V-55U V型12気筒液冷ディーゼル・エンジン(620hp)を搭載。
防御面。
車体上部前面に30mm厚の圧延鋼板でできた箱型追加装甲
(内部は5mm厚鋼板と発泡ウレタンを幾層かに重ねた簡易複合装甲)
、砲塔前半分には馬蹄型追加装甲(これも箱型追加装甲同様、
内部に複合装甲を持つ)か、爆発反応型装甲ブロックEDZ
(エレメントゥイ・ディナミーチェスコイ・ザシートゥイ)
が装着された。
車体底部の操縦手席付近には、対地雷用に20mm厚の追加装甲が
空間装甲式に装着された。
凄まじい近代化改修で能力的には最早別物の戦車。
弱点としては、
装甲貫徹力が低く、発射速度(装填速度)が遅いと言う事。
それを補うために、バスチオンを発射できるようにした。
装甲貫徹力がRHA換算で600mm。有効射程距離が2500m以上。
アウトレンジ攻撃しようという考え方。
ソ連系の戦車の弱点その2がこれ
数が大量にあると言う事。
これは利点でもあるのだが。
新しい戦車に更新するたびに全両更新したらいくらあっても金が
足りない。
そこで新型車両を取り入れつつ、旧型車両の更新を図る事になる。
このT-55AMも旧型戦車とは思えない進化を遂げているが。
M1A2エイブラムスと1対1でやったら負けるな。
前に掲載したM1A2エイブラムスの性能を考えると勝ち目ない。
まあ、戦車戦は戦車個々の性能より、戦略戦術が大事だというのは
当然なんだけど。
剛丸はやはりというか2段階進化。
B1ter重戦車から、
B-2(f)火炎放射戦車に進化。
B-2重戦車を鹵獲したドイツ軍が、
車体の75mm砲を火炎放射器に換装したもの。
続けて。10.5cm18式3型軽野戦榴弾砲(自走)搭載B-2(f)
10.5cmleFH18榴弾砲を砲塔に搭載、
入りきらないのでオープントップ。
75mm砲は撤去して薄い装甲で覆った。
これもドイツ軍が鹵獲したB1に対し改修したもの。
取得スキルは
火炎放射がLv4に上昇。
支援攻撃がLv4に上昇。
さて、本日の訓練を終え、明日は休みにすると新人に告げた。
新人達は例の訓示が効いたのか。自分の魔道戦車を強くしようと
一生懸命がんばった。
初めの頃のユシス孝道レベルには到達したと感じたし、
ぶっちゃけふらふらしてる。滅茶苦茶頑張って限界到達してる
様に見える。
これはアカン。休ませないと倒れる。
よって明日はしょうがないから休みにした。
だが・・・剛志は。
「剛志。どこいくのかなあ?」
おっとユーティリシアにつかまった。
「どうせ狩りでしょ?」
はい、夜狩りでございます。
「一緒に行こう。私の戦車ももっと強くしたいし。」
あれ、あの訓示を受けてやる気をだしたのは新人だけじゃなかった。
「じゃあ行こうか。」
二人は颯爽と夜狩りへ出かけて行った。
「クラさん。」
「何ユシス少年。」
「あの二人できてるんですか?」
「いや、相思相愛に見えるんだけどね。煮え切らない感じ。」
「成程。」
「あっその言い方剛志っぽい。」
「えええ。」
「成程ってやつ。」
「うわあ、気を付けよう。」
「何それ、別にいいじゃないのさ。」
クラさんはケラケラと笑った。
二人は満足いくまで・・・つまり翌朝まで戦いまくった。
狩りまくった。がっぽり稼いだ。
ユーティリシアの戦車は
T-55AMからT-55AD戦車
さらにT-55AMV戦車へと進化して
最後にT-62中戦車になった。
T-55AD戦車は
アクティブ防御システム「ドロズド」(つぐみ)を、
砲塔の両側に取り付けている。
ソ連曰く世界初のアクティブ防護システム搭載戦車だそうだ。
T-55AMV戦車は
T-55AM戦車ベースで
T-72AV戦車やT-72B戦車等と同様で、車体前面とサイドスカート部、
それに砲塔前半部にEDZブロックをびっしり取り付けている。
古い戦車を何とか改良して使おうという涙ぐましい努力の成果だ。
最後にT-62
こいつは凄い。マジで凄い戦車。
世界初、ライフル砲を廃止して滑腔砲に戻した。
大砲というのは元々は滑腔砲。それが進化してライフル砲になった
のだが。
それを再度滑腔砲に戻した。
その訳は。
・砲身の生産コストが低く、寿命も長い。(溝を砲に掘る必要が
なくなるから)
・成形炸薬弾の効果を充分に発揮させられる。
(前にG弾の所で説明したが。弾が回転するとモンロー=ノイマン効果
が薄れてしまう。滑腔砲ならそんな事ない。)
・徹甲弾の場合にも大初速が得やすく、飛行中の速度低下が少ない
ことから貫徹力が大きくなり、有効射程距離も増す。
(ライフル砲の場合は砲に溝がある関係で抵抗が生まれる。
砲が吹き飛ばないようにある程度圧力を下げる必要がある。
滑腔砲はその必要がないので砲の内圧を上げて弾を吹き飛ばせる。)
しかし、メリットばかりではなくて。
・砲弾の構造が複雑になり、また高い工作精度も要求されることから砲弾のコストが上がる。
・命中精度に工作精度や風などの影響が出易い。
(ライフル砲の弾は回転する事で風の影響を受けにくくなる。)
主砲:55口径115mm滑腔砲U-5TS
最高速度時速50Km
最大装甲厚242mm
剛丸はまだどんどん進化した。
まずルノーG1R
こいつはルノーD型戦車に変えて採用しようと考えたフランス陸軍
がG1計画を立てた。その試作車両の1つでルノー社製。
他にもBDR社、ロレーヌ社、SEAM社、フーガ社が開発に参加したが。
ドイツ戦が始まってしまい結局完成せず終了した。
75mm砲搭載。
B1重戦車をベースに小型化した中戦車のような形。
続けて、ARL44
120mmの傾斜装甲と90mm砲を搭載する戦車と言う事でWWⅡ後に
開発された。
長い事ドイツ占領下にあったフランスでは戦車技術が失われて
いたが。こいつから再度開発開始。
しかし戦後すぐなので結局ルノーB1ベースであり、問題点も
多かったのだろう。
1951年の革命記念日パレード以降退役し、姿を消した。
ここでフランス戦車はやめてまた戻る弱進化。
英国戦車TOG1重戦車に進化。
TOGとは「The Old Gang、ジ・オールド・ギャング」
(古いろくでなし)と言う意味で、皮肉の利いた英国ジョークで
ある。
なにせこの戦車の開発メンバーはWWⅠにて戦車の作成に携わった
ものばかり。
あのリンカーン・マシーンのウィリアム・トリットン卿
も開発に携わっている。
リンカーン・マシーンは別名トリットン・マシーンだが
これはトリットン卿から取られた名。リンカーンの方は
トリットン卿の会社フォスターズ・オブ・リンカーン社からである。
高い超壕能力と歩兵の輸送能力を構想し、砲が小さい。
2ポンド砲である。
最高速度時速14Km
最大装甲厚62mm
くそ重くて(82トン以上ある。)くそ遅い。
攻撃力ない。
続けてTOG1Aに進化。
実はTOG1はその重さゆえに機械発電駆動(エンジンで電気発電して
その電気で動かす。)だったがこいつがうまくいかないから、
油圧駆動に換装。TOG1Aとなった。
そして、試作車両はチョバムに送られた後、歴史に姿を消した。
黒歴史である。
TOG2に進化。
英国はTOG1で懲りていなかった。
TOG2を作ってしまった。
重量81.3トンの化け物。
パクスマン ディーゼルエンジン(電気駆動)
とトーションバー懸架装置を付けて
最高速度時速13Km
さすがに主砲は変更されて17ポンド砲(55口径76.2mm)
さらにTOG2R
TOG2の車体を短くしたバージョンで、計画のみの没車両。
いいかげん英国もこっちじゃないと気が付いた模様。
TOG2は試験に合格した後お蔵入りとなった。
しかし今でもTOG2はボービントン戦車博物館に飾られている。
そしてついに日本戦車・・・にはいかない。
またも回り道大好き剛志君。
ヴェルデハⅠ軽戦車に進化して今回の進化は終了。
スペイン内乱にて、ソ連T-26、イタリアCV33、ドイツⅠ号Ⅱ号戦車
と各国は戦車を派遣して戦争を繰り広げた。
WWⅡの前哨戦ともいえるこの戦いは各国に新時代の戦車戦とは何か
を考えさせるものだったが。
この結果。スペインはこれらの戦車を参考にして自国産戦車を
作る事にした。
それがヴェルデハ軽戦車。
主砲:44口径45mm戦車砲Mk.I M1939
最大装甲厚25mm
最高速度時速44Km
取得スキル。
運搬力がLv3からLv5に上昇。
超壕力がLv3からLv5に上昇。
戦車砲のレベルがLv3に上昇。
緊急脱出Lv1を新規取得。
剛志とユーティリシアは、翌日の昼まで爆睡した。




