第二十五話 T-70軽戦車とその派生
毎度拙作をお読みいただきありがとうございます。
話数が増えるにつけじわじわとPVも増えてよろこびをかみしめております。
せっかく作った話なんだから。
読んでもらえて嬉しいです。
ハイドラ市に戻ったのは翌日の夕方だった。
宴会の影響でみんな昼過ぎまでダウンしていた。
ただし、ユーティリシアとアムリシアを覗く。
アムリシアは酔うそぶりがない。ユーティリシアは直ぐ酔っぱらう
くせに、二日酔いする様子がない。ケロッとしている。
流石のムールド氏も本日は宿につくなり解散宣言。
明日までしっかり休養してくださいとの事。
皆自分の部屋へ直行。ただしユーティリシアとアムリシアそして
剛志を除いて。
ユーティリシアとアムリシアは全然元気なので消耗品を買い出しに
出かけた。
それに対し、剛志は・・・ご想像の通り、狩りにでかけた。
最早中毒か。
隊員もあきれ顔で見送る。
機械系撲滅運動に精をだし、夜中の2時に帰還。
剛丸の進化は3段階。
BM-8-36自走多連装ロケット・システム
T-60の砲塔を取っ払って36連装の82mmロケット設置。
OSU-76対戦車自走砲
オープントップ式の戦闘室を設けて前部に
51.6口径76.2mm対戦車砲ZIS-3Shを搭載。
そしてT-70軽戦車になった。
46口径45mm戦車砲20Km装備。正直登場した時から評判は芳しく
なかった。じっさい穴埋め要員として使われ。
すり減った。ドイツ軍の戦車を倒すにはもはや力不足だった。
しかしながら、1943年までのソ連軍の各戦車旅団では、1/3程度
をこのT-70とその派生であるT-70Mで埋めており、KVやT-34と共に
ドイツ機甲師団と激戦を繰り広げたのである。
最大装甲厚は60mm
傾斜装甲と相まって、前面だけならT-34と同等。
最高速度時速45Km
軽戦車としては十分強いが1943年に前線を張れる強さではない。
GAZ-202 直列6気筒液冷ガソリン×2
左右の転輪を別個のエンジンで動かすようになっている。
まっすぐ走れる気がしないのは気のせいか?
取得スキルは
爆風Lv1が新規スキル。
榴弾の場合の爆発範囲が広がるというもの。
例によってレベル上昇で範囲が広がる。
ダメージ上昇がLv2に上昇。
貫通力上昇がLv2に上昇。
高速装填がLv2に上昇。
翌日は休養日。
皆遊びに出かけたが。当然剛志は狩りに出かける・・・つもり
だったのだが。
クラさんにつかまり女性陣の買い物の荷物持ちに。
例の借りを返せといわれて断れなかった。
しかし、剛志は別に荷物持ちが嫌いというわけではない。
単に狩りに行きたかったのでそれ以外がしたくなかっただけだ。
浪人生をやっていた剛志にとっては荷物持ちも楽しい。
友達がいなかったわけではない。ただ、浪人している友達には
普通気を使うものだ。
なんか呼んだら悪い気がするもんな。
勉強の邪魔じゃないかとか余計な気をつかう。
実際には春夏にはそんなにガンガン勉強しない。
そんな時期から飛ばしていたら受験シーズンにはガス欠だ。
人間は年中気を張って集中する事は出来ない。
息抜きも必要なのだ。
女性陣からからかわれつつ、文句いわれつつ、買い物に付き合って
いると。
ふと、道端の少年が気になった。
何て事はない。流石に退屈になったのでキョロキョロあたりを見渡し
ていたら、びっこを引いているような、足を引きずっている少年を見
付けてしまったのだ。
こういう時って案外注意力がある状態だったりする。
暇なとき何か見つけようとする人間の集中力は異常。
じっと見ていると、パタッと倒れた。
「おおおおい。大丈夫か?」
慌てて近づく剛志。おしゃべりしていた女性陣もこれには気が付いて
駆け寄ってくる。
「だ、大丈夫です。」
「悪いがそうは見えない。」
嫌がる少年を抱え上げて・・・剛志も大分体力がついた。
少年ぐらいなら全然余裕。
「軽い。軽すぎない?ちゃんと飯食ってるか坊主。」
「・・・坊主じゃありません。」
へ?
「剛志。多分女の子だと思うわよ。」
ユーティリシアの声。女性陣の視線が剛志に突き刺さる。
「ば、場所を移そう。」
「ま、それもそうね。一旦宿へ戻らない?ここにいても通行の
邪魔だし。」
クラさんの言葉にしたがって、皆で一旦宿へ戻る。
フォローあざーっす。
「あんたのために言ったんじゃ無いわよ。」
ごもっともで。
「何か食べさせてあげた方がいいです。」
これはアムリシアの声。
そうだな、こんな痩せてるし、碌な物食べていないんじゃないか?
食堂でカツカレー(カツの素材は不明)を頼む。
丁度昼時なので、皆もそれぞれランチを頼む。
ユーティリシアとアムリシアは焼き魚定食。
クラさんはミックスフライ定食。
剛志はカツカレーとは別にお好み焼き定食を頼む。
以前食べた奴を気に入ったらしい。
因みにここのお好み焼き定食はお好み焼きにフレンチトースト。
そうご飯じゃない。そしてコンソメスープ。そう味噌汁じゃない。
和風じゃないお好み焼き定食。
でもこのフレンチトーストうめえ。剛志は気に入ってばくばく
食べるが。他の人が頼んでいるの見た事無い。
「どうした?腹減ってないのか坊主・・・じゃなかったな。」
「食べていいんですか?」
「いいぞ、子供が遠慮なんかするなよ。いいか、子供でいられる
のは子供のうちだけなんだぞ?歳なんて勝手にとるんだ。
今のうちだけの特権を甘受しろ。」
「微妙に間違ってるような、でも正しいような。変な事言うわね
剛志は。」
クラさんに駄目出しされました。
「細けえ事は良いんだよ。で、坊主・・・じゃなかった。
少女。何があったんだ?」
「はぐ?はぐはぐは?」
「ああ、いい、いい。食べ終わった後で。」
「剛志は子供に優しいね?」
「そんな事ないよ普通、普通。」
そうだよユーティリシア。別に優しくしてる訳じゃないさ。
「ふーん?」
クラさんその眼は何?
「ジュース飲みますか?、貴方ののお名前は?」
アムリシアはにこにこしている。
こっちの方が子供好きだと思うぞ。
「わ、私の名前はルシア・メレフといいます。」
「ご両親はどちらに?」
「両親はいません。」
おおっとアムリシア地雷踏んだ?
慌てる皆の衆。
「いいんですそんな。ずっとおじいさんとこにいました。」
うむ、この後ルシアが語った話を要約すると。
ルシアのような身寄りのない子供をおじいさんは育てていた。
慈善事業家?ただのいい人?お人よし?
何故そんな事をしていたのかその理由はわからないとの事。
おじいさんは最近死んでしまったので聞きたくてももう聞けない。
しかし、残された子供達は困った。どうやって生きていったらいい
のだろうか。
ただ、おじいさんは死ぬ前に遺言を残していた。
遺産を残す旨、年長者達には教えておいたのだ。
これで一件落着・・・とはならなかった。
おじいさんに育てられた子供達の多くは元気に明るく育ったが。
一部ひねくれ物がでてしまった。そりゃしょうがない。
孤児ってだけでひねくれる要素は十分。まともに育ったらそいつは
偉い。褒められるべき。
おじいさんの多くの子供は褒められるべきだが。そうじゃないのも
残念ながらいた。そいつらはおじいさんの遺産を持ってトンずらした
そうだ。
残された子供達は大変だ。
就職できた奴はまし。四散五裂。皆バラバラになった。
だが本当にどこにも行くあてがないものは残った。
それがルシア達数名。
だが、希望は残されていた。
実はルシア達残された子供のうち、何人かにはおじいさんは別の
遺言を残していたというのだ。
ある洞窟の中にそれを残したというのだ。
どうもおじいさんは昔はハンターをやっていて、ある日それを辞めて
孤児院を開いたのだが、そのハンター時代の装備を隠したらしい。
何故かは今になってはわからない。
だが残された子供達の最後の希望だ。
ところがこの洞窟。広い深い。とても子供達だけで探索できない。
魔物を見たという子もでて、これはハンターに頼むしかないと言う事
になった。
そこでルシアが代表としてハイドラ市へ来たと言う。
だが、ハンターギルドは一応クエストを出してはくれるものの、
期待はしないでくれと言った。
理由は簡単。依頼料が成功報酬の上、いくら貰えるか不明。
難易度も不明。洞窟の深さが分からないんだから当然だ。
途方に暮れて市内を彷徨っていたという。
「ぜひ助けてあげなければなりません。」
鼻息が荒いアムリシア。やっぱり子供好き?
いや軍人として守ってあげたいと思ったのかも。
今はハンターとはいえ、元は国家を守る軍人だもんな。
正義感は強いんだろう。しかも徴兵ではなく志願兵だという話だし。
え?いつ聞いたって?前に魔道教わっときいろいろ聞いた。
「うーん。助けてはあげたいんだけど・・・」
困った顔でこっちを見るのはクラさん。
クラさんも助けてはあげたいだろうが。ハンターとしてこの依頼は
ちょっとない。
ハンターは慈善事業じゃないしな。
個人ハンター歴の長いクラさんは困るだろう。
「どうするの?」
上目使いで聞いてくるのはユーティリシア。
こっちに丸投げですかい?
好意的に考えて、信頼されていると取るか。とほほ。
さて、剛志だが。実はやる気満々だった。
ダンジョンですよダンジョン。冒険つったらダンジョンだよね。
金なんてどうでもいい。ぶっっちゃけ結構儲けでたしね。
特殊災害生物万歳。
「ふっ、人としてやはり助けてあげるべきだな。」
「恰好よく言ったつもりだろうけど、鼻の穴が広がっているよ。
ダンジョン来たこれとか思ってるよね。」
冷静に突っ込まないでくださいユーティリシア。
「剛志が単純すぎるんだよ。・・・でも私も助けるのは賛成かな。
余裕も出てきたし。儲けが無くてもいいんじゃない?」
「流石ユーティリシア良い事いいます。その通り、子供は助ける
べき。」
悩んでいるクラさんを余所に、のこり二名はやる気満々。
まあ、ユーティリシアは満々ではないか。しょうがないなあもう。
と言う感じか。かわゆす。いや本音漏れた。
「よし、そうと決まったら。アムリシア。」
「はい。」
「食料とか補給物資、弾、燃料等かき集めて俺のドラゴンワゴンに
積んでくれ。」
「ダース。」
おっとダーと来た。ロシア語ですな。あれ、自動翻訳どうなってる。
ああそうか。剛志の脳内でそう判定されたんだな。
ソ連軍人に答えられたら『ダース』だろってな。
因みにスはとても小さい音。
「ルシアとユーティリシアは一緒に来て。ムールドさん説得する。」
「説得?脅迫の間違いじゃ。」
後ろでぶつぶつ言っている人いるけど気にしない。
--- 宿にて ---
「ええっダンジョン探検ですか?」
そりゃ驚くよな。いきなり来てダンジョン探検すっからとか
言われたら。ムールド氏びっくり。横にいる我門さんもびっくり。
「たまには慈善事業もいいでしょ?」
「駄目だとは言ってません人聞きの悪い。」
苦笑するムールド氏。苦笑するしかないよな普通。
「でも、・・・そうですか。うん。剛志君なら危険な事ないとは
思いますが。敵が未知なので気をつけて。危なかったら逃げても
いいんですから。」
「言われるまでもない。特攻は趣味じゃない。
しっかりじっくりやるよ。でも時間かかると問題か。」
「そうですね。まずは2週間が限界です。こちらはまた護衛任務を
取ってきました。行って帰って2週間て所です。
それまでに進展が無かったら一旦帰還してください。
その後の事はそれから決めましょう。」
「人数は何人つれていっていいかな。」
「4人。4両ですね。それ以上はこっちが困ります。」
「となると・・・ユーティリシアは本隊に帰還で。」
「ええっ一緒に行っちゃ駄目なの?」
「隊長が2人いないのは不味い。クラさんは第二打撃小隊の
隊長代理を頼む。」
「そうね。剛志がそう言うなら仕方ないか。」
クラさんはちょっとほっとしている。
ハンターとして実入りの不明なダンジョン探検はしたくなかったんだ
ろう。子供は助けたいが。ハンターとして受けたくない。
剛志の言葉は助け舟になった。
「アムリシアは持ってくね。後は誰にすっか。2両か。」
「限度一杯持ってく。流石剛志君。」
ムールド氏はあきれている。
ユーティリシアはがじがじと剛志の腕を噛み始めた。
いじけ方が痛いです。精神的じゃなくて物理的に。
「おみやげなんか持ち帰るからゆるして。」
「ふん。」
すねた。
さて、そうこうしている内にアムリシアが帰ってきた。
早!早いよアムリシア。
とっても鼻息荒いです。
正義感に燃えているのか目が爛々としてる。
ルシアが怖がってます。抑えて抑えて。
さて、後二人だな。
周りを見渡す。
何人か戻ってきていた奴らが目をそらす。
おい。
でもなんか笑いをこらえている感じがする。なんでだ?
おっと目があった。逸らしても無駄だ孝道いくぞ。
ひえええ。
ひえええとは何かなとアムリシア詰め寄る。
いえ、なんでもありません。
よし連行だ。
ダース。
ひええええ。
うん?ユシスも行きたいの?
ダンジョン探検なんて浪漫ですね?
わかってるじゃないかちみい。
よし参加決定。
コンドルとファイスが帰ってきた。
ええ、行きたかった。とファイス。
変わりましょうか?と孝道。
ふざけんなお前は強制参加じゃ。
ひええええ。
--- 出発して8時間 ---
夜です。夜中です。
ルシアの案内で孤児院目指してレッツゴー。だったんだが。
FCM2Cbisの遅さを忘れていた。
ドラゴンワゴンにもう一台トレーラ買ってきて連結。
例によって借金。漂流民優遇制度万歳。
通常この長さだと剛志が元いた日本では問題になる。
道路交通法の問題。税金の問題。
この大きさの車両が通る時は事前にルートを知らせる必要がある。
でもここは異世界そんなの関係ない。
ドラゴンワゴンはユシスが責任もって運転。
時速30Kmですっ飛ばしたんだが。
それでも8時間。山の中を右へ左へと蛇行して、つきました孤児院。
一直線に来ればもっと早く着くのかもしれないが。
下手に悪路走って故障したらアホみたいだから自重。
本番はこれからなのに本番前でリタイアとか酷過ぎる。
到着後、開口一番。
結構趣のある館ですね。とはアムリシアの弁。
ようは古いです。
ルシアが玄関でみんなを呼ぶ。
わあっと集まる子供達。
え、多い。10人ぐらいいるよ。
大変だったねと声を掛ける。
泣くルシア。
あらあらと慰めるアムリシア。
ちょっとうらやましい、ルシアが。
だってあの巨・・・いや何も言うまい。
さて本日は子供達に缶飯をおごって皆で大の字になってねる。
食う物ほとんどない。。
ルシアが最後の希望とか。
それじゃあハイドラ市でのルシアのあの様子も頷ける。
帰るに帰れなかったんだろうな。
歩き回って脚を痛めたわけだ。
ベッド無い。布団を広間に引いて寝る。
貧乏なのね。ベッドはみんな壊れたらしい。
修理代ないとの事。
良い事として孝道のやる気がアップした。
子供達が可愛そうだと。
よっしお兄さん頑張っちゃうぞ、だと。
今さらかよ。へっとひねくれた剛志は思ったが。
アムリシアはよしよしと頷いていた。
結構純真ですよねアムリシアさん。
さて翌朝からいよいよ本格的なダンジョン探検だが。
まずはそのダンジョンどこ?
ルシアに案内してもらってダンジョンを目指す・・・前に。
パンの缶詰を披露。
焼いてトーストにする。
子供達も集めて食事。
これは思ったより食料の消費が多くなるな。
一週間ぐらいで切れるぞ。
まあ、いやじゃないけど。
浪人生なんていう極潰しやってた身としては、皆のお役に立てるのが
うれしい。
ダンジョン対策品として車外装備品のサーチライトを準備。
出力を若干弱くする。もちろん時間を持たせるため。
電気もここには無い。充電もできないから、電池切れたら終わり。
省エネしないとね。
さてダンジョン探索開始。
警戒しながら侵入する。
しかしでかいな。
おじいさんがハンター時代の遺品を隠したというだけある。
戦車とか余裕で隠せるな。
何せ横並びで三両入れる。
前にアムリシア。偵察役。
中ほどに孝道とユシス。
後ろに剛志。
剛志の剛丸はスキルのお蔭で警戒範囲が広い。
偵察小隊にいてもいいぐらいだ。
だから後方の注意役。
前方は偵察本職のアムリシア。
孝道とユシスは真ん中だ。
ルシアはなんと剛志の横に座っていいる。
懐かれた?
時折魔物が襲ってくる。シューティングモールというモグラもどき。
石を吐いて攻撃するのだが。今の剛志達の敵ではない。
瞬殺しながら先へ進む。
子供達はよく無事だったな。
戦車があれば何て事ないが、生身じゃきついぞ。
逃げるにしても大変だろうに。
分岐や行き止まりもあり、マップを作成しながら進む。
どうやらこのダンジョンは、階段とかはない。
しかし、道が若干下り道になっていて。螺旋状に下へ下へと
潜っていくようだ。
マップの作成がめんどい。
本日最大のイベントは行き止まりの広間にいた。
四本足の機械系の魔物。
どうやって入った?と聞きたくなるでかさ。
体長が15メートルぐらいある。
何とこいつミサイル撃ってくる。
うろたえる仲間たち。
アムリシアが防御魔法で対抗するが、一発目が間に合わない。
なんとミサイルが剛丸に着弾・・・死んだ?
悪運の強い剛志。スキルジャガーノート発動。
ミサイルを弾く。うおおおお。菱形戦車万歳。
反撃じゃああ。
アムリシアの魔道防御。剛志も一応魔道防御発動。
スパルタ特訓の成果見せたる。
ま、大した事ないけど無いより全然まし。
何とか退治に成功した・・・が。
ユシスのFCM2Cbisが直撃くらって大破。
ユシス怪我がなくてよかった。
剛志の魔道防御が少し役に立ったようだ。
ユシスは大破した魔道戦車を見て混乱しているが。
剛志が
「落ち着け。進化できるんじゃね?」
と言ったら落ち着いた。
今の敵はちょっとこの4人では格上だった。
正直運が良かった。
電撃弱点だったらしく。アムリシアが電撃弾撃ちまくって倒した。
進化発生。
アムリシアは
リグ・ヴァータA1型に進化。
魔道砲が自動装填になったそうだ。
これで誤装填の心配がなくなった。
ユシスのFCM2Cbisは
Nb.Fz.(ノイバウファーツォイク)試作車に進化。
ドイツ語で新型戦車と言う意味。
こいつもFCM2Cよろしくインディペンデントの影響を受けた
ドイツ陸軍が作成。試作車両は前後に砲塔がならんでいる。
試作車はラインメタル製砲塔使用。
7.5cm KwK戦車砲と3.7cm KwK戦車砲を砲塔に装備し、
別に副武装としてMG13 7.92mm機銃を三門装備。
最高速度は30Km。当時ドイツが構想していた機動戦。
電撃戦につかえないと言う事で没。
装甲も最大で20mmと紙である。23トンあってチハ以下。
孝道はStrv.m/41から
Strv.m/42TM続けてTHに進化。
Motordriven=”電動”
Hydraulisk=”油圧”
TM型は変速・操向機が電動。
TH型は油圧。
34口径75mm戦車砲m/41使用。
8mm機関銃Ksp.m/39を連装して同軸機銃として配備。
320hpで最高速度時速42Km
サスペンションはトーションバー。
装甲はあまり厚くない。最大55mm
主砲の威力はアメリカ軍のM3リー並みではないかといわれている。
同じぐらいの砲の長さなので。
剛志の剛丸は2段階進化。
まずT-70M軽戦車
こいつは例の2つのエンジンをタンデム式に装備し直したもの。
やはり2つのエンジンで別々の転輪を回すのは無理あるんだ。
2つを1まとめにして両側回すように変更。
履帯の幅も260mmから300mmに変更。
悪路踏破能力はアップしている。
SU-76対戦車自走砲
T-70ベースの対戦車自走砲。
51.6口径76.2mm対戦車砲ZIS-3Sh搭載。
オープントップではない。密閉式。
機関室は車体中央部に移され、車体が延長されたのに呼応して
転輪と上部支持輪は片側1個ずつ増やされ、車体の幅も増加。
まるで別物に魔改造されている。
操縦室横に隔壁無しにエンジンを配置したため夏は操縦手に
とって灼熱地獄であり、愛称は「スーカ」(畜生)。
しかし、こいつの戦闘力は折り紙つきで、なんと朝鮮戦争にも
参加している。
本日の探索はここで終了。
ダンジョンの中は昼でも暗いとはいえ、夜に探索するつもりは無い。
一旦帰って、また子供達と大の字になって寝る。
おやすみなさい。
困った話シリーズ。
カーデン・ロイド豆戦車なんですが。
派生元がマークⅣからとあるものとマークⅥからとある資料が混在します。
マークⅣはまだカーデン・ロイド社製。Ⅵからビッカース製。
大量生産はⅥからだがⅣが輸出された可能性が無い訳じゃないし。
また国毎に違う可能性も高い。
この辺は正直情報の正確さに全く自信がないです。
正しくない場合は、ははは間違ってやがる。と笑って読み飛ばして
下さい。
2014/11/05 脱字追加。




