第二十四話 水陸両用戦車からの発展、ソ連軽戦車
毎度拙作をご覧いただきありがとうございます。
2014/12/19 誤字修正
護衛から帰った次の日はオフ日。その次の日にはムールド氏が
再び依頼を取りにハンターギルドへ行った。我門さんをつれて。
その間。我々は待機が基本なんだが。別にムールド氏はそんな事は
言わない。有意義に時間を過ごしてほしいと言っている。
有意義な時間の使い方。すなわち狩りであるBy剛志。
本日はユシス君とクリス師匠と一緒。
孝道?いなかった。どこにいったのだろう。
何か用でもあったのかな。
註:孝道は逃げました。
ユシスは剛志の性格をまだ把握できてない事と、
早く一人前になりたいという思いから剛志隊長と共に狩りに
来たわけです。
コンドルとファイスは新生した第三打撃小隊の打ち合わせ。
女性陣は例によって買い物。
新規加入の3人組はその荷物持ちについていきました。
ジャンは例によって遊びに(ぶっちゃけ女遊び)。
本日の狩りは鹿鳴谷という峡谷の中。
ここは魔獣系、魔鳥系、機械系が入り乱れて現れるポイントだが。
何がいいかっていうとこの谷の名前の由来となった共鳴現象。
中心付近で超音波を発生させると共鳴しながら一方方向へと音が
伝わっていく。つまり、そっちから機械系が寄って来るってわけ。
機械系の敵を一方行から呼び込み、あとは伏撃。
魔獣系、魔鳥系は基本的に無視。襲ってきた場合のみ対処。
ここもまた機械ハメをしようというわけ。
余談だが、どこでも機械ハメができるわけではない。
機械系には魔道戦車を上回る戦闘能力や索敵能力を持つやつもいる。
場所によっては自殺行為だ。
ハイドラ市の周りの機械系はそんなにすごくない。
よって機械ハメ可能というわけ。
でもいつかは強い機械系を狩りたいものだ。
さて狩りは極めて順調だった。特にチート戦士クリスの存在が大きい
。魔獣系や魔鳥系の敵の接近を誰よりも早く察知し、対処してしまう。
剛志とユシスは目の前の機械系に集中すればよい。
敵は一方行しか来ない。強くない。楽勝である。
しかしクリスは言ったもんである。
「こんな方法を考え付くなんて剛志さんって天才ですね。」
「・・・」
何も答えられない剛志である。
何て事はないのだ。チート戦士クリスにとってはこんな手段は必要
無いだけだ。
敵は全て正面突破で対処できる。反射神経、力、魔道。全てで敵を
上回っているのだ。小細工の必要はないのだ。
真正面からぶつかって倒せばいいだけ。
剛志がなんでハメ手を思いつくのかと言えば、そうしないと勝てない
からである。勉強も、スポーツも皆そう。
真面にやっても勝てない。でも勝ちたいならどうすればいい?
ハメ手である。
必勝の体制に敵をハメ込。何もさせずに滅殺する。
それしかない。
クリスにはそれは必要ないのだ。
--- 昼飯時 ---
「そろそろ上がるぞ。」
「は、はい。」
「了解です。剛志さん。」
息も絶え絶え言っているのがユシス。
それに対して余裕を感じるのがクリス。流石っすクリス師匠。
昼まで戦闘を続けた。
思ったより敵は倒せなかった。
安全ではあるが。一度に倒せる敵の数が減る。一方通行なので。
剛丸は2段階進化。
T-37からT-37A
車体が若干延長された。
続けてT-38水陸両用軽戦車。
正直スペック的には・・・凄い工夫とか無い。
性能的にT-37Aと差があるわけではない。
取得スキル。
水上浮航がLv5まで上昇。
クリス君のメルカヴァマークⅡとユシス君のインディペンデントは
進化せず。
インディペンデントは進化するかと思ったら思いのほか進化しにくい
機体のようだ。
午後には進化するだろうと声をかけ飯を食いに戻る。
昼ごはんは五目オムライス。オムライスの中身がチキンライスでは
なくて、五目チャーハンになっている代物。
まあ美味いよ。違和感あるけど。
午後は再び鹿鳴谷へ、二人もいる以上やはり安全第一でいくべきかと
重い。ここにやってきた。
再度トラップを仕掛けてさあおいでませ。
正直弾があまる。敵が弱く。味方が強いせいだ。
夕暮れ時までひたすら続けて帰る事にした。
剛丸は3段階進化。
T-38から
T-38M2に進化
エンジン換装により出力上昇。
続けてT-40水陸両用軽戦車に進化。
主砲が12.7mm重機関銃DShKTに変更さらに同軸機銃として
7.62mm機関銃DTを装備。
機動力も最高速度時速45Kmとなかなかだ。
スウェーデン製L-60戦車を元にトーションバーサスペンションを
装備。
偵察能力は高く評価されているが。
独ソ戦において闇雲に前線に投入されすりへってしまった。
さらにT-40S水陸両用軽戦車に進化。
”S”はスィチョプトゥヌイ=”乾燥地”の頭文字。
浮航性能を潰して追加装甲により防御力を強化したもの。
まあ元々が紙装甲なんで正直気休め程度。
ドイツの戦車と渡り合えるとは思えない。
取得スキル
消火Lv1を取得しLv2まで上昇。
修理がLv2に上昇。
現在の剛丸のスキル構成は
掃射Lv5
ジャガーノートLv2
不整地機動Lv5
走行時衝撃緩和Lv4
脱出Lv3
経験値取得UpLv3
警戒Lv4
射撃Lv5
砲撃Lv4
防盾Lv4
超壕力Lv2
アブソープションLv2
オンスロートLv2
砲塔旋回速度上昇Lv4
偵察Lv4
運搬力Lv3
ギアチェンジLv4
クラッチミートLv4
対空射撃Lv3
自動操縦Lv2
冷却能力Lv3
火炎耐性Lv1
高速走行Lv3
隠蔽Lv2
修理Lv2
命中率上昇Lv3
致命的命中Lv2
装填速度上昇Lv2
高速装填Lv1
無線Lv1
対戦車砲Lv3
火炎放射Lv2
水上浮航Lv5
軟弱地走行Lv2
消火Lv2
弱進化効果あり、通常LvUpありでだいぶ増えた。
メルカヴァマークⅡは進化しなかった。後一歩だと思う。
インディペンデント重戦車は同じ多砲塔戦車仲間へ進化。
FCM 2C重戦車。フランス製多砲塔戦車である。
車体後部の副砲塔と左右と全面に8mm重機関銃M1914を装備。
最高速度時速12Km 遅い。WWⅠからWWⅡの戦間期に作られた遺物。
町へ帰るにあたって、FCM2CはM25に乗せて帰る。
遅いので他の戦車についてこれないからしょうがない。
剛丸は自動操縦スキル使用して付いてこさせる、
Lv2なのである程度自由がきく。
そろそろ3になるかもしれない。
護衛任務中も移動中はずっと自動操縦。M25に剛志は乗っていた。
ハイドラ市に戻って隊長会議に参加。
次回の任務は討伐任務。特殊災害生物だ。
ハイドラにも来るらしい。というか、ハイドラ市のハンターは多い。
付近の町へやってくる特殊災害生物の退治も回ってくる。
以前いたマテロが特殊なだけで、普通は地方の中心都市。
このハイドラの様な所へ助けを求めるのが一般的だろう。
一寸離れた、キケロ町という所から40Kmの地点。
キケロまでは200Kmさらに40Kmで240Km
キケロ町はかなり危険な状態だ。
特殊災害生物の移動速度はせいぜい時速4Kmただ、1日に進む速度は
気まぐれで、40Km進む時もあれば10Kmも進まない時もあるらしい。
そこで今回は直ぐに準備し、夜遠しでキケロ町へ向かう事に決定。
直ぐに隊員が集められて。出発の準備開始。
ハイドラでは夜間営業の店もあるから手分けして消耗品を補充。
ドラゴンワゴンのトレーラは2両引きにし、1両目にユシスの
FCM2Cを乗せる。2両目は他の小隊から1人ずつ順に乗せて、
2時間づつ仮眠を取らせながら移動、剛志もユシスと交代で運転し、
助手席で仮眠を取る。
--- 翌日午前7時 ---
おっとり刀で到着。
何とか間に合ったようだ。
地元ハンターギルドに向かい情報を入手。
地元ハンター達によって特殊災害生物を監視しているとの事。
あいては巨大ヤドカリ。
なんか水棲生物多いな。
まあデカい虫よりはましか。
しかし陸上で水棲生物・・・呼吸はどうやってるんだ?
この世界はバケツの底の穴の下などと呼ばれる。
ある日突然怪獣が来る可能性がある。
町の人間は胆が据わっている。
理不尽な事が多い世界。
ある日突然町が滅ぼされる可能性がある。
でもそれは逆もまたありうる。
金の雨が降る可能性もある。
漂流民によってもたされたオーバーテクノロジーで町が潤う事も
ありうる。
この世は良い事ばかりじゃない・・・でも悪い事ばかりでもない。
さて到着後まずは各魔道戦車の整備。
魔道戦車は壊れにくい。燃費もいい。修理スキル持ちなら自分で
直す等いい点も多いが、ほっといていいって事にはならない。
ちゃんと日々の整備をしておく事が自分の命を守る事につながる。
助けに行きました。やられました。じゃ話にならない。
ヤドカリは通常硬い殻に閉じこもっている。
こっちが攻撃すれば当然閉じこもるだろう。
だが、こっちには我門、クラ、クリス、ジャンら強力かつ
APFSDSを放てる砲がそろっている。殻ごと貫通するので殻に隠れたら
必勝となる。
この辺りはムールド氏の選択が絶妙。
他にも色々な特殊災害生物がいるなかでやどかりを選択したのが
グッドチョイスである。
うちらにとっちゃやりやすい相手。
問題は隠れずに襲ってきた場合。
機動力で対処するが、うちには遅い戦車もある。
ユシス君はインディペンデントからFCM2Cに変えてしまったので、
機動力が著しく低下している。
さあ、どうしようと思ったら。
クラさんが、
「私がドラゴンワゴン運転するから乗っければ?」
と言ってきた。
どういう事?と聞いたら。
なんと彼女の魔道戦車ヴィッカーズマークⅦ/2は
自動操縦Lv4がついているそうな。
Lv4まであると主人の指示で攻撃目標に対し機動戦闘できる。
ある程度の自己判断も可能。
どうしてそんなにLv上げたの?と聞いたら
「個人ハンターなら当然でしょ?ないの?」
ドヤ顔された。
考えてみたらその通り。個人ハンターは一人で仕事する。
人間は後ろに目がない。死角だらけなのだ。
相棒である魔道戦車にフォローしてもらえれば最高である。
実際一人で危ない目に何度かあったが。その都度魔道戦車に助け
られてきたそうだ。
頭いいなといったら。
またドヤ顔された。
むっちゃ可愛いドヤ顔。
頭なでなでしたいがここは我慢だ。
以前それやったら超強烈なボディブロー食らった。
胃液吐いた。
彼女は魔道戦車だけに頼っているわけではないのだ。
護身術も凄い。下手に手出したら死ぬ。
思わずにまにましたら・・・
「変な顔。」
と言われた。へこむわー。
とにかくそういう事なので利用させていただく。
ドラゴンワゴンの運転はクラさん。
そのトレーラにFCM2C乗せてユシスが搭乗。
剛志は剛丸で出撃。
ま、剛丸は戦闘の役には立たないので、戦闘中の周囲警戒で
役に立とうと思っている。
デカ物と戦闘中に野良戦車が来たら洒落にならないからね。
全くの余談だが、何故剛志は対戦車ミサイルやロケットを使わない
のか?何て事ない。コスパが悪すぎるのだ。
一発何十万何百万下手すると何千万にもなる高価なミサイルより
対戦車砲つかった方が遥かに安い。魔道戦車の利点として。
弾薬が安いというのがある。
例えば現代の地球では、120mm砲が戦車砲として主流だが、
約100万円する。
だがこの世界では需要が高いせいで量産されており、お値段約
10万ギア。一番高い戦車砲でそれ。
でも10万でも個人ハンターとかには痛い出費。
下手に良い戦車に乗るもんじゃない。
クラさんすげーと思うのはそこで、普段は悪く言えばケチだが、
いざ戦闘となると惜しみなく弾を使う。
なんのためにケチっているのか、戦闘の為。だから使う。
当たり前だけどなかなかできない。
下手に弾をケチってやられるハンターの話は良く聞くし、
その逆に下手に良い戦車に乗って破産するバカもいる。
整備が終わったら即出撃だ。
集めた情報から奴は岩間の地形にいる。
対策会議で地図と睨めっこして、進軍ルートを決める。
あまり時間を掛けずに会議は終了。
今がチャンスと判断した。
第一偵察小隊が出発。残り三つの打撃小隊は後ろから付かず
離れずについていく。
第一偵察小隊は途中から速度を上げ先行。
谷間という地形を生かして三方から回り込む作戦なので、
先に伏撃先を偵察しにいった。
何かあったら無線で知らせてくる。
偵察小隊から特殊災害生物の確認と周囲に他の魔物がいない事を
確認した旨、連絡があった。
予想はしていたが他の魔物の姿は無い。
特殊災害生物は大抵他の魔物を連れていない。
前にマテロにでた、デカいカボチャの特殊災害生物の件を
覚えているだろうか?
奴は他の魔物を食っていた。
他の魔物にとっても危険なのが特殊災害生物となる。
多分デカいのはゴジラ並みの奴もいるんだろうな。
ゴジラ対61式戦車とか燃える。
まあまだ先の話だけど。
第一、第二、第三打撃小隊に分かれて進軍。
途中で偵察小隊の面々とそれぞれ合流。
無線で連絡を取り合い、タイミングを計って攻撃開始。
剛丸を使って剛志はデカ物ヤドカリの周りを周って脚を攻撃する。
弾が弾かれる。硬い。
だが、クラさん。我門さん。ジャンとクリスの砲撃は脚を吹き飛ばし
、殻を叩き壊す。
その傷めがけてコンドルとファイスら第三打撃小隊が追撃する。
剛志も第二打撃小隊に同様の指示。
次々と砲弾を叩き込まれて動かなくなる特殊災害生物。
フルボッコである。
ムールド氏が偵察小隊に指示。生命反応を聞いているようだ。
魔道で確認を取るのだろう。
追撃開始。まだ死んでなかった。
特殊災害生物はタフで、死なない限り安心はできない。
動けないからいいだろうと放置した結果次の日に襲われた例もある。
彼らは魔物なのだ、既存の生物の常識は通じない。
止めを刺すまでは安心してはいけない。
肉がはじけ飛び超グロいがそんな事言ってられない。
再度確認。死亡したようだ。
だがまだ落ち着くのは早い。
殻は有効利用できるので、集めてドラゴンワゴンに積み込む。
場所がないので、ユシスには戦車ごと降りてもらい、そこに積む。
肉は一か所に集めて焼く。特殊災害生物の肉はやばい。
これ食って魔物が大量発生した例があるので全部ガソリン掛けて
焼く。凄い煙が上がる。
ムールド氏ら第一打撃小隊は焼却を確認してから戻るという。
こちら第二打撃小隊はドラゴンワゴンを町へ先行させる。
第一偵察小隊に護衛をまかす。
第三打撃小隊も一緒に戻る。
第二打撃小隊も戻るが、ユシスのFCM2Cに合わせてゆっくり戻る。
何か楽勝に見えるがこれは作戦勝ち。
タイミングを合わせて攻撃したと言ったが。
これは同時に攻撃した訳ではない。
三方のうち一番敵から離れていた部隊が攻撃し、ヤドカリがきづいて
そっちをむいた瞬間に後ろについた部隊が攻撃。
敵を混乱に陥れてから三方向からフルボッコにした。
こうやって敵に反撃させずに狩った。
これにより各種車体が進化。
剛丸は3段階。進化しづらくなったとはいえまだまだ弱いんだな。
まずT-30軽戦車に進化
こいつは水上推進機能を廃止してその分強化されたT-40と考えると
丁度イメージにあう。
82.4口径20mm機関砲TNShを無理やり乗せているが。
砲塔が元々小さいのでかなり無理がある。
続けてT-60軽戦車初期型。
T-40をさらに強化したものにT-30の砲塔を使っている。
しかし、こいつはドイツ軍のⅡ号戦車ですら撃破可能であり、
脅威とはなりえなかった。最大装甲厚は20mm
本来偵察任務の軽戦車を前面に押し出さざるを得なかったソ連の
苦境がよく分かるが、こいつを前線に出すのは無謀。
当然がんがん撃破された。
最後にT-60軽戦車後期型。
装甲厚が最大35mmまで強化されてはいるが。正直焼石に水。
重くなったが、速力に差はほとんど出なかったらしい。
軽戦車としては優秀だ。あくまで軽戦車なのでやはり前面で戦う
仕様になっていない。でも前線で戦い次々撃破された。
当時のソ連の苦境が・・・以下略。
取得スキルは
ダメージ上昇Lv1
貫通力上昇Lv1
そして対戦車砲がLv4に上昇。
ダメージ上昇はその名の通り敵に与えるダメージが増える。
それに対して貫通力上昇は敵の防御を抜く力を上昇させる。
装甲を抜かないとダメージは与えられないのし、
装甲を抜いても与えるダメージが小さいと意味ないのでどっちも
重要なスキル。
対戦車砲は貫通力上昇と被るが重複可のスキルのようだ。
対戦車戦の力がかなり上昇したぞ。
クリスのメルカヴァマークⅡはマークⅢに進化。
メルカヴァマークⅡがマークⅠの改良版とすると、
マークⅢはかなり細部で修正されている。
車体、砲塔を大型化していて44口径120mm滑腔砲MG251を搭載。
砲弾の大型化に伴い半自動装填機構を装備。
装填手が任意の砲弾を選択すると、主砲の砲尾近くまで砲弾が
自動的に運ばれるようになり、底から砲弾を持ち上げる手間が省ける
ようになっている。
また、砲安定装置も主砲は上下方向のみ安定化していたのが左右も
安定化するようになり、砲が大型化しても命中率は向上。
サスペンションも変更。ホルストマン式というセンチュリオン(
英国の戦車。以前のショットカル戦車の改造元)と同様のものだったが
今度は同軸コイル・スプリングとトレイリング・アームを
組み合わせた独立懸架方式で、緩衝性能大幅増大。
その成果は機動力にもろに出ていて、マークⅡが最高時速46Kmに対し
てマークⅢは最高時速55Km。重くなったのに速くなった。
防弾鋼製の全鋼製転輪を使用。モジュール装甲採用。
WWⅡ後の第三世代戦車クラスと言われる性能を持つ。
ユシスのFCM2CはFCM2CBisに進化。
155mm榴弾砲を主砲に換装。
対戦車砲じゃなくて榴弾砲。でも155mmは歩兵にとって脅威だろう。
直撃くらえば戦車だってただじゃすまない。当たればね。
榴弾砲は対戦車砲ほど命中精度よくない。伏撃なら活躍できるかも
しれないが、前線張れないな。弾が重くて装填速度下がるし。
後は変わらない。遅い。
Bisとは日本語に訳すと2回目とか改良型といういみなので
FCM2C改という意味になる。
以前紹介しなかったがFCMとは製造した会社、地中海造船・製鉄所
のフランス語の頭文字を取ってFCM。
FCM社の2C戦車改という意味になる。
孝道のStrv.m/39は40L、40Kをへて41に進化。
Strv.m/38から40は小改良型。40Kで限界に到達したので
新開発されたのが42。じゃあ41は何というと、実はこいつ
38tだったりする。チェコ製の優秀戦車がここにも登場である。
Strv.m/41はそのスウェーデンライセンス生産版である。
ユーティリシアはT-34の初期型である1940年型から
41、42ときて43年型。
これは76mm砲搭載型の最終型。この後はT-34/85に切り替わる。
アムリシアはマガ・モール級8型から9型を経てリグ・ヴァ―タ型
に進化。
アムリシアの知る限りこいつの3型が最新型らしい。
例のちゅーしてるみたいな砲塔が3つ束ねられている。
属性砲というらしい。多属性の魔道弾を発射するさいに。
一門で全部発射すると魔道干渉を起こして威力が落ちる事がある
そうで、それを避けるために火炎属性、冷気属性、電撃属性の三門を
装備する形になったとか。
だが、これも誤発射問題があるとか。
間違った属性砲で例えば火炎砲に冷気弾をつめるとかすると大変な事
になる。
そのため次の型からはまた改良されているらしい。
ファイスのパンターはD型の後A型、パンターⅡを経て今は
パンターG型。
この辺ドイツの命名ルールがよくわからん。
D型の後にA型がくるし、パンターⅡは試作のみで終わった。
理由は簡単。車種が多すぎて生産効率悪すぎる。
新型作るより今あるパンターを改良した方がいいという現場の意見。
戦いは数だよ兄貴。である。
いくら優秀な戦車があっても定数そろわないと役に立たない。
で、G型。量産されたパンターの最終型となった型。
コンドルのレーヴェはE-75を経てヤークトティーガーへと進化。
55口径12.8cm対戦車砲PaK44にコンドルご満悦。
この後どうするの?マウス行くの?
と聞いたら、流石に無理。遅すぎて使えない。と悲しそうな顔を
していた。大口径主義者めが。
ハンターは長距離走る仕事も多い。流石に仕事に使えない戦車では
どうしようもないもんな。
さて残りは新規加入の三人組。
ラテン系イタリアンのアリオ
はカルロアマートM11/39からM13/40そしてM14/41を経て
セモヴェンテM40 da 75/18
以前nL3ベースのセモヴェンテに剛志が乗っていたが。
M13/40ベースのセモヴェンテになった。
次は英国歩兵戦車のエリオットだが
歩兵戦車マークⅠマチルダⅠから
歩兵戦車マークⅡマチルダⅠ
歩兵戦車マークⅡマチルダⅡ
歩兵戦車マークⅡマチルダⅢへ進化。
番号が歩兵戦車につくのと名前につくのの二つある事に注意。
そもそも歩兵戦車マークⅠマチルダⅠと
マークⅡマチルダⅠは全然違う車両なのに同じマチルダの名をつける
とはどういうことか問いただしたい。
多分正解はかかわらない事だろうな。英国面に落ちる。
あーそうなんだふーん。でOK。
でも間違えやすいから注意しようぜ。マチルダⅠはマークⅠとⅡで
性能違う。
例えば最高速度。マークⅠマチルダⅠは時速12Km強。マークⅡ
マチルダⅠは時速24Kmでる。大きさも一回り大きい。
別物じゃん?はい、別物ですが何か?
でも、安心してくれ歩兵戦車マークⅠマチルダⅡはない。
・・・英国面に落ちた発想だな。
悪い事ばかりではない。マークⅠマチルダⅠは前面装甲が60mmあり、
当時のドイツ軍Ⅲ号戦車では貫通できない凄さ。
あわててドイツ軍は5cm砲をⅢ号に搭載する事になった。
現場ではアハトアハト(88mm高射砲)で対処したそうだ。
マチルダⅡに至っては最高装甲厚78mm。動く盾だな。
戦場の女王(女王蟻)と呼ばれるだけある。
三人組最後のグザウィエだが、戦車が一番新しい型なので進化が
一番少なくて2段階。
AMX-13モデル51からAMX-13/90そしてAMX-13モデル58に進化。
61.5口径75mmライフル砲CN-75-50
から52口径90mm滑腔砲CN-90-F3になり
44口径105mmライフル砲CN-105-57に換装。
確実に攻撃力が上がっている。
そしてこの戦車は輸出大成功。
最高時には世界25か国で使用された。
最後のモデル58はフランスではなく、オランダ陸軍で昔使用された。
現在でも改良しながら使っている国がある。
グデーリアン曰く、戦車は機動力、防御力、攻撃力の3つで判断
すべしと言うが。
弱小国家に取っては、この3つを3つとも備えた戦車は高すぎて
手が出せない。工業力不足で整備もできない。
AMX-13は最高速度60Kmで当時としては機動力が高く。
攻撃力もある。無いのは防御力。
最大装甲厚が25mmで複合装甲無し。これはきつい。
旧日本軍の97式戦車チハと同じじゃん。
もっとも鉄の加工能力が当時とは異なるからチハよりは上だろうが。
ぶっちゃけWWⅡの戦車と戦っても負ける。
ただ攻撃力あるからティーガーとも戦える。
先に見つけて先に攻撃出来ればなんとかなるだろう。
正直一流とは言い難い戦車だが。
その分安いし、複合装甲ってやつは国家の最高機密だから
弱小国には元から手に入らない。この辺が妥当なんだろう。
軽いのもいい。輸送がしやすい。
ただ、軟弱地を走る時には、軽い戦車より重い戦車の方が優秀で
ある事が、日本陸上自衛隊の過去のテストでわかっている。
61式戦車を作る前にテストを行い分かった事であるが。
M24チャーフィーとM4A3E8(通称イージーエイト)を当時の陸自は
所有していた(アメリカから購入)のだが。
軽いM24より重いイージーエイトの方が軟弱地での走行テスト結果が
良好であったそうだ。
理由はよく考えれば分かる。軽い戦車は泥や砂の上っ面をかき回す
だけで終わる。所がある程度の重量があると底に履帯がついてしっかり
と接地できる。という事らしい。
さて進化も終わり、ハイドラへ帰るのは明日と言う事で。
本日は宴会じゃ。
町の人が大喜びで迎えてくれたのでそのまま宴会に発展。
町のハンターギルドに特殊災害生物の殻を売り払って。
討伐を報告。
懐もあったかいなり。
ムールドチームも人が増えて車両が増えて
じゃかじゃか進化します。
資料さがすの大変になってきた。
間違えてもご愛嬌と言う事で一つ頼んます。
 




