表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/22

プロローグ 自分勝手冒険者参上! その4

「創像剣は伝承に残る世界を塗り替える可能性を持つといわれている大いなる武器だ」

「大いなる……」

「……武器?」


シュテルが指パッチンをするとウエストポーチからナズナが丸められた紙を取り出す。

そして目の前のテーブルの上で広げる。


「この近くに、誰も知られていないという遺跡があるとされています」


ナズナは紙に書かれた絵を指さす。

双子はそれを見るためにテーブルに近づき紙を見つめる。


「この国は魔学を忌み嫌っているせいかこの遺跡をまだ発見に至ってない。そこで見つかる前にさっさと見つけていただいちまうってことさ」

「我々の持つこの魔学コンパスによって既に遺跡の場所はわかっています」

「ま、今日はそこに行くつもりだったが……」

「私たちとあったから……」

「……行けなくなった」

「お前らが悪いわけじゃない。もう罰する者もいやしねぇからな」


ニヤリと笑いながら双子の頭を両手でなでまくる。

双子は顔をしかめてシュテルをみる。


「さっきからなでられてばっかり……」

「……嬉しいけどやりすぎはやめて」

「カッカッカ。そいつはすまねぇな」


そう言いながらシュテルはなで続けた。

怒っているような顔をしながらも双子は嫌がっていなかった。


「とまぁ、そういうことで明日は目的地の遺跡に再出発だ」

「はい。ではお二人ともベットで寝ましょう」

「はーい……」

「……はーい」


そういうと二人はベットの上にいき布団の中へとはいっていった。

シュテルはそれを見とどけると、テーブルの上にある魔学コンパスをみる。


「あんたの形見でおれはやってやるぜ……」


そう言って魔学コンパスを掴んだ。


「シュテル様。二人をベットに寝かせつけて来ました」

「そっか。ほれ」

「はい」


シュテルから魔学コンパスを受け取るとポーチに魔学コンパスをなおす。


「へ、おれらも寝るぞ。明日ははえぇからな」

「わかりました」


シュテルの言葉にうなずくとナズナはあいているベットへと向かっていった。


「ま、小さい二人がいればこうなるわな」


そう言ってシュテルもベットに向かっていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ