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プロローグ 自分勝手冒険者参上! その14

「よっし。大技で決めてやるぜ」

『今の君の力ではその技を使うのは二回が限界だ』

「その程度なのか……」


歯ぎしりをするがすぐに顔を振る。

そう言って前方を見る。


「今は奴をぶっ潰す。行くぜ!」


創像機が両手を広げると胸の龍の口から剣が出てくる。そして目の前に宙に浮く剣を両手で握る。


「うおぉおぉぉおぉぉぉぉおおぉ!」

「な、なんか来ますぜ!」

「返り討ちにしてやらぁ!」


盗賊達は怯える事もなく創像機に向かい突撃を始める。


「ふんっ!」


突撃してくるロボットに持っていた剣を突き刺す。

そして上に向かってロボットを投げ飛ばす。


「ブレネンフランメ!」


腹のオレンジの龍から激しい火炎が吐き出され、それがロボットを包む。


「うがぁぁぁ! あじぃあじぃ!」

「し、死んじまう~」


ロボットから盗賊たちの叫び声が響く。


「お前達が火炎でロボットを包むのが秘密兵器なんだからこっちがもっとすげぇので包んでやったんだ。叫びじゃなくてお礼がほしいもんだぜぇぇぇぇえぇ!」


火炎に包まれ、落下してくるロボットに向かって剣を振り上げる。


「デーゲンモンテ! ニーダー・ブレンネン!」


その叫びとともに落ちてきたロボットは真っ二つに裂かれ、それぞれ左右に落ちる。


ドタン。ボォウ!


左右に落ちたロボットは突如火炎の威力が上がりそして消える。

そしてその場にはすでに何も残っていなかった。


「ふん。ちり一つ残すほどの価値のない奴らだった」

「おー! やった、やったでー!」

『うむ……そろそろ限界のようだ。君達には先ほどいた場所に戻ってもらおう』

「ふぇ? 大丈夫なんそれ」

『問題ない。先ほどいた場所に戻るだけだ』


そうすると全員の体が光りだす。先ほどと同じく青白い光だ。

そしてその場から全員が消えていった。

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