ここまでがボクの日常です
仕事がかなり忙しくなって来まして、投稿に時間がかかるかも知れないことを報告しておきます。
しかし!私も執筆者の前に読者です!
あまり待つのは好きではないので、合間を縫ってなるべく早く書きますので、よろしくお願いします。
今回は短いです…。
ほ、ほ、ほーーーーーー
放課後キターーーーーー!!
耐えたよ…ボクは黒歴史ノートに綴られるであろう恥ずかしい出来事に耐え切って見せた!
ボクは衆人環視のなか微動だにせず、ただ黙々と放課後を待っていたのだ!
途中何度かクラスメイトが謝って来たりしたけど、意味が分からなかった。
むしろ謝るのはボクの方な訳でして、変なこと呟いたりしてすいませんみたいな。
なので言いましたよボクは!
「謝るべき相手は俺ではないだろう」
ってね!
みんなに勘違いしてもらっても困るし、俺がみんなに謝るべきなんだって事を伝えたかったんだ。
おそらく分かってくれただろうしね。
さて、部活動の時間な訳ですが、ここで一つ皆さんに謝らなければならない事があるかもしれないです。
ボクには女友達はもちろんの事、友人と言える人間も武蔵がギリギリって感じなわけで、主人公要素が全くありませんでした。
しかしです、先輩後輩と言った関係は部活をしている中で必ず発生する関係です。
そし「レーン先輩っ!!」
「っ!?」
「放課後ですよレン先輩!部活の時間ですよレン先輩!茉莉花との逢瀬の時間ですよ!」
「グッ…は、離れてくれ」
「またまたレン先輩ったら恥ずかしがっちゃって!茉莉花とレン先輩の仲じゃないですか」
「いや…、あ、当たっているんだが?」
「何言ってるんですかレン先輩?当ててるんですよ?またちょっと大きくなったんですよ?どうですかレン先輩」
確かに少し大きくなっているような…じゃなくて!説明の途中なのにこいつときたら!
実に嬉し………けしからん事をする!
全く…背中が幸せです。
じゃなくてみんなの目線が痛い!特に栗野さんの目線は殺意さえ感じるような…。
真面目な彼女からすれば今のボクはふしだらな男子生徒に見えてるんでしょうね…。
やめて!これ以上ボクをクラスのはみ出し者にしないで!
「茉莉花!連先輩も困ってるでしょ!いい加減に離れなさい!」
「えーそんなこと無いよ?そんなこと言って小百合もレン先輩に抱きつきたいだけだったりして~」
「あ、あ、あなたは何を言ってるのよ!いいから早く離れなさい!」
「ぶーぶーいいじゃーん。減るもんじゃなしに」
親父かお前は…。
と、とにかく、この2人は後輩の八幡茉莉花と、大小町小百合。
そう、何を隠そう主人公っぽいキャラクターにありそうな後輩キャラなんですよ!
これは皆さんに謝ってボクもとうとう主人公キャラに…なれない…か?
まぁ、ボクに好意があるって訳じゃないからね…。
すでに確認済みさ。
以前部活中に女子同士の恋バナってやつをたまたま聞いてしまったんだけど、その時に茉莉花が好みの男性を聞かれたときに言ってましたよ。
「それはもちろん!格好良くてー頭がよくてー頼りがいがあってー優しい年上の先輩かな」
ってね。
少し離れたところで座ってたボクの方をチラチラ見ながら言いやがったんですよ!
その好みの男性像はボクの正反対みたいですからね!
唯一当てはまるのは先輩だけですよ…当て付けってやつです…。
要するに、茉莉花は小悪魔的キャラクターなんですよ。
こんな感じで男性達を勘違いさせる。
勘違いだって分かってはいるんですよ…頭ではね。
だけど、だけどさ?
例え勘違いでもその瞬間の幸せを噛み締めて何が悪いって言うんですか!
ボクにだって幸せを感じる権利くらいはあるはずだ!
いつもいつも伊達のハーレムを見ていたら虚しくなってくるんだよ…。
でも、さすがにこの場所でこの状況はまずい…早いところ何とかしたいんだけど。
「と、とにかく!このままじゃ部活に遅れてしまうから早く行くわよ!」
そうだよく言った大小町!もっと言ってやれ!
「私先に言ってるからね!」
って待ってーーーーー!どうにかしてこの子悪魔ちゃん!
このままじゃずっと背中にくっつかれたままだよ!
絶対離れないよこの子!
いやー困るなー。
でもしょうがないよねー。
降りたくないんだったらこのままでもいいよねー。
このままボクのハーレムも完成してしまうのかなー?
「じゃ、レン先輩!待ってますからね!」
と言いながらすんなり背中から降りて部活に向かう茉莉花ちゃんなのでしたー。
………さて。
ボクは今、泣いていい?
場所は移りまして部活棟に来てます。
説明をし忘れていたので軽く説明しますが、部活に力を入れている高校なので、当たり前のように部活棟なるものが存在します。
こちらは3階建ての旧校舎を再利用した棟になっていまして、教室を各々の部活動に適した部室に改装しています。
人数の多い部活は教室と教室を隔てている壁をくり貫いてつなげていたりします。
ボク達の部活は人数が少ないので一室ですが、ちゃんと改装されているので綺麗な部室になってます。
それで派遣部は部活棟の3階で一番奥の部屋になります。
ほとんど毎日活動内容が違うので少し楽しみだって言うことは、ここだけの秘密です。
今日はどんなことをするのかな。
いつもドアの前でワクワクを鎮めてから入室します。
では落ち着きましたので、行きますか。
スライド式の扉を開けて、いざ部活動ですよ!
ガラガラーーーー
ドンッ。
「いちっ!」
「……………」
「お、おのれ連太郎!ウチがちっこいからってワザとドアの前に待機していたウチを無視して進もうとしたな!許さんぞ!」
「あらあら、部長ったら。茉莉花ちゃん達がもうすぐ連太郎くんが来るって言ってからずっとソワソワしてドアの前にいたのに。相変わらず可愛らしいですね。ふふふ」
「う、ウチはそんなことしてない!断じてだ!変なこと言うな蓮華!」
「やぁやぁ連君!今日も一緒にいい汗を流そうじゃないか!タハハハハ!」
「連太郎……………ん。光がいっぱい。良かった」
「お、来たか連太郎君。早速だが連太郎君も一局どうだい?」
「やっほーレン先輩!さっきぶりです!」
「改めて、こんにちは連先輩」
「でも部長、ツンデレキャラクターで行くのであれば金髪ツインテールが王道ですよ?」
「別にウチはツンデレなんかじゃない!銀髪で悪いか!でも………ツインテールだぞ?」
「さりげなく自分がツインテールキャラであることをアピールするのを忘れないとは…あざといですね部長」
「蓮華はもうしゃべるなー!あんまりウチをいじめるなよぉ…グスン」
「あり?なんで部長泣いてるんですか?」
「茉莉花、あんまり突っ込まないの」
「なんで泣きそうなんですかー?部長ぅー?」
「うるせぇジャスミン!茶葉にでもなっていやがれ!」
「んだとヘタレ幼女ぉ!茉莉花はジャスミンじゃないっていっつも言ってるだろうが!」
「ウチはヘタレじゃねー!タフだ!」
「幼女は否定しないんだー。やーいやーい銀髪幼女ぉー」
「ウチは幼女でもないやい!3年生だぞ!ぶちょーだぞ!偉いんだぞ!」
「あーはいはい。分かりました分かりましたよ。このアメあげるから静かにしてようか」
「ほんとか!?」
「あらあら。部長ったら簡単に懐柔されちゃって」
「アメちゃん、まうーい」
「ぷっ!!ほんと部長って単純…ってイタッ!」
「茉莉花!あんまり部長で遊ばないの!」
「むぅ………ここで手を抜けば左辺の白石が危ういか」
「……………黒石も余裕が無い」
「三子局とは言え、ここまで打てるのであれば…どうだ淵野辺菫、棋士を目指してみないか?」
「………そこは、光が…いっぱい?」
「光は分からんが、石はいっぱいだぞ」
「なら………いや」
「そうか…実に残念だ」
「ん………」
「アタシはとりあえず走ってくるね!」
……………こ、心の声を挟む隙間もない。
纏まりもないし…自由すぎるよね。
蕾の奴なんか走りに行っちゃったし…どうするんだ今日の部活は。
「ん?そう言えば美咲の奴はどこ行ったんだ?」
「蕾先輩なら走りに行っちゃいましたよ?」
「つぼみん先輩は自由だからねー」
「また茉莉花は…蕾先輩に変なあだ名つけないの」
「そうか………んっアメちゃん無くなった。あっそうだ!連太郎!」
お?やっと本日の活動内容発表の時間か?
流石に纏めるところは纏める。
ここまで自由すぎたからね…。
すると何故か皆がボクに注目している。
なんだ?なぜかいやな予感しかしないぞ?今日は何もしていないはずだ!
落ち着け、落ち着くんだ。
ボクは何も後ろめたいことをしてないんだから胸を張らなければ。
そうだ!恐れることなんて何も無い!
来るなら来い!
覚悟は出来ている!
迎撃の用意はないが、完了はした!
てか何でこんな状況になってるかさっぱりだ!
早く空気を纏めて部活を始めましょうよ!
皆さん!
そしてーーーーー
皆『派遣部には変人しかいないって?』
ま、ま、纏まったーーーーー!
てかあの電波は皆だったと言う落ちか………。
皆さん………
じゅうぶん、変人じゃないですか。
「あ、ジャスミン。アメちゃんもっとくれ」
「ざけんな銀ロリ」
「ウチを宅配の寿司みたいな言い方をするなっ!」
先生…部活がしたいです。
次回は長文で書き上げる予定ですので、しばらくお待ちください。
おそらく次回から連太郎の周辺が騒がしく、巻き込まれに巻き込まれます!
楽しみにお待ち下せぇ!