二話 出会い
なんか一話投稿してから一週間が立ってしまいましたね。次は早めに投稿しようかなと思っています。
しかし最近外が寒くなってきて自転車こぐときもう大変です。
なんだかんだで自己紹介が始まり出席番号の1番、2番とどんどん自分の名前、趣味、どこの部活に入りたいかのなどを述べている。
俺は何を言うか迷ってるなか自分の番が回ってきた、人は第一印象が大事というしココで失敗はしたくないと思いながら教室の教卓の前にやってきてひと呼吸してから自分の自己紹介をした。
「えぇと桝田優厳、趣味はパソコンいじり、部活はまだ決めてない、よろちっ・・・よろしく」
噛んだ、またしても噛んだ、俺は緊張すると噛む体質なのかもしれん、それに前の席の谷川ってやつは笑いを堪えているのか下を見ながら体がプルプルしていて苦しそうだ。
そして趣味も変なこと言ってしまったかな、なんだよパソコンいじりって、まるで陰キャラじゃないか、否定はしないが。
嗚呼、終わった、高校生デビューは密かに終わった、いやまだまだ終わらない!
そんな事を考えているうちに後ろから2番目の女子が自己紹介をする番だ、大体こういうのは自分が終わってしまったあと、他の人のスピーチをちゃんと聞いてしまうものだ。
「私の名前は四村鏡子です。趣味は映画鑑賞、部活は文芸部に入ろうと思っています。」
顔は整っていて髪も長い方で白いワンピースが似合うような白肌で言葉もしっかりしている、いかにも日本の美人みたいな子だ、こういう子ってモテたりするのだろうか。
それにしても四村って人、こちらを見てきては微笑むような気が、まさか俺のモテ期到来か!?
いや、考え過ぎだな、DTの妄想は恐ろしいものだな。
なんだかんだで自己紹介は終わり、ホームルームも終わり帰ろうとした時、俺は四村に話しかけられた。
「こんにちは、唐突だけど私の事覚えてる?」
「え、えっとどこかでお会いしましたっけ?」
「ふふ、敬語じゃなくてタメ口でいいわ、その様子だとわからないみたいね、本当に来ちゃったんだわ。」
「は、はぁ」
「あっなんでもないわ、それよりこれからもよろしくね。」
「よ、よろしく」
彼女は去っていったけどいったい何なんだろう、実は外側は真面目な子だけど中身は電波とかか、まぁ俺をどっかの誰かと間違えたんだろう、でも来てしまったとはどういう意味だろうか。
「おい、今の子とどういう関係だよ!」
谷川がニヤニヤ話しかけて来た。
「なんでもないよ」
「ほほーん、そうかいそうかい」
「うん」
なにか一つ誤解されてるような気もするが、まぁいいか。