表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/17

お姫さまの憂鬱


お姫さまの憂鬱



さあ、今日も愛らしく仕上げて頂戴


化粧を施し髪を結い、ドレスを選んで宝石を散りばめる

そうして皆が望むお人形の出来上がり

貴女の腕にはいつも感謝していてよ?


ふふ、人は己の望むものを見るものよ

本当は

二目ふためと見れぬ醜女しこめかもしれない

とんだあばずれかもしれない

もしかしたら男かもしれない

だのに

作られた真実だとも気付かない


ほんと、バカばっかりで助かるわ


あら、へんな顔

気を付けなさいな、鏡越しに丸見えよ?


いつも誰かが視ていてよ

城の中で気を抜かない、それが長生きの秘訣なの


ああ、ありがとう

今日の仕事も上々だこと


さて、二の兄上の背中を押しに行きましょう

一の兄上の御代みよなんてものになったら

わたくしの気楽な人形暮らしが壊れてしまう

あのかたホントに見たいものしか見ないんですもの


それにね


わたくし

バカは嫌いなの



**********


第二王子を兄と呼んでいるのだから、第一王女は第三子ということか。話しかけている相手は侍女か。

人形と称されるほど意思がないようには見受けられないように思う。実際にはそこまで影の薄い姫というわけでもなかったのだろうか。

結構イイ性格をしているのでは………?






お姫さまの憂鬱

ボイコネ台詞お題(性別不問・ガチ演技)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ