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玉座と毒杯
玉座と毒杯
あれは私のものだ
いずれ全てがこの手に落ちてくる
なにもかも、私のものだ
であれば僅かばかり時を早めたとて
なんの障りもあるまいに
そうは思わぬか?
そなたであるから頼むのだ
さあこの杯を
父上に献上せよ
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これは……第一王子の台詞部分だろうか、前後の破損も多いが恐らくそうだろう。
相手の人物の特定には至らないが、それがどのような立場のものであったかで流れが変わってくるだろう。
長く仕えていた者か、断れない者か、断らせないように追い込んだ者か。
いずれにせよ、これだけでは判ずるに足りぬ。
だが、事が起こる前。ここから始まっていくとも言えるのでは。
玉座と毒杯
ボイコネ台詞お題(性別不問・ガチ演技)