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エピローグ
人間たちに、動物たちが叛逆!?
だが、ようすが違う!?
日本の首相やアメリカの大統領に、指導者格が直談判!?
要求を聞くと、斜め下!?
なんで!?
人間同士の諍いかと思いきや、意外に動物にまで波及していた大問題!
どうして、そうなったの!?
ワケわからん!
日本・皇居・・・
「天皇陛下におかれましては、わたくしのような異国のサルに謁見いただき、恐悦至極にございまする。」
中華風の服を着て、頭に金属製の輪をつけたサルが、うやうやしく礼を尽くす。
「いや?
君らが、苦労したのも、我々人間に非があるワケだしね。
後は、内閣にご相談なさい。」
「はい。
現首相の騎士田という男は、アホだと聞きますが、話くらいは聞いてくれるかと期待します。」
「くれぐれも、実力行使に及ばんでください。
我が国は民主主義ですゆえに。」
「御意に。」
サルは、頭を下げてから、皇居を辞した。
サルの指導者は、門の前に立っていたサルたちと合流。
「斉天大聖様。
首尾は?」
「うむ。
お許しは得られた。
あとは、アホ首相に直談判のみだ。
だが、実力行使は、私が良いと言うまでするでない。」
「はい。」