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第7章 理力

キャラが軽くなってきましたが気にしないでください。

「次は理力のテストをしよう。」

 今僕逹は近くにあった建物に入っている。教卓のようなものから机が大量に置かれている部屋で、見るからに塾か学校かといった部屋だ。僕の嫌いな場所でもある。

「理力のテストって?」

「記憶力、理解力なんかをまとめて理力って呼んでるのさ。」

 僕の嫌いなものというわけだ。

「今回のテストは本当にわかりやすいぞ。なんせこのプリントをやってもらうだけだ。」

 サイアクに僕の嫌いなものということだ。

 そう思って始めてみたけれど、不思議や不思議、なんとすらすらと解けてしまったのである。しかもとても難しい問題ばかりだったと思う。少なくとも学校では教えてくれそうもないことばかり。

「すごい。あの光はこんなことまで高めていたんだ。」

 これなら毎日塾に通う必要なんてない。

「すごいのはそれだけじゃない……」

 それってどういうこと?




「俺は何人か光の能力を得た人間を見てきた……何人か同じテストをやったが……こんなにまでさまざまな種類の適性を示したやつはいなかった……お前すげぇ……光の力もとんでもないがお前自身光の力を引き出す力があるんだ……お前……すげぇ……」

 なんだかよくわからないけど、とんでもないことのようだ。すごい?この、僕が?なんの取り柄もないこの?




「まあこれだけじゃあ終わらない。これはただ単にお前の持っている力がすごいと分かったにすぎないからな。問題はこの力をどういう風に使うか、ということだ。」

「どういう風に使うかっていうのはどうやって覚える?君が教えてくれるの?」

「なぁに簡単なことだ。」

 なんとなく嫌な予感がする……




「特訓すればいいのさ。具体的にいうと、今日やったもの全部、できれば毎日でもするのがいい。」

 どうやら嫌な予感は当たってしまったようだ。そういえば最近予感がよく当たるな……第六感とか高まっているのかもしれない。回避する能力とかあればいいのに……

「と、いっても理力の方は鍛えてもあまり高まったりはしないけどな。そのかわり体力やら筋力やらは鍛えれば鍛えるほど高まる。特訓すれば手加減なんかも覚えられるし、いろいろといいこともあるぞ。」

 なんか嬉しそうだな……

 というわけで僕は組織に対抗するために特訓をすることになった。

修行不足か……

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