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第6章 適性

キャラが本格的に決まりませんが気にしないでください。

「それでは今から適性テストを行う。準備はいいか?」

「おぉ~」

 僕たちは今、あの洞窟から遠く離れたところにいる。とにかく遠いところだ。

 不思議な光を受けたことによって僕に目覚めた力というものがなんなのかがわかっていなかった。だからその力を見るために適性テストをしようということになった。

「適性テストを行うためにいくつか必要な事がある。まずあまり大きな音をたてないということだ。これだけ離れていれば大丈夫だろうが、気付かれないためにできるだけ大きな音をたてるのは避けるべきだ。限界はあるがな。」

 それについてはわかる。街は本当に静かで物音一つしない。こんな場所で音をたてればかなり目立ってしまうだろう。

 それにしてもここはどこだろう。かなり遠くに移動している。

「次にどんなテストでも文句を言わないことだ。人外のものをテストするんだから人間の常識ではとらえないことだな。」

 それもそうだ。不思議な光を浴びた人間は人外の力を得るということなら、人間にするようなテストでは生ぬるいということだろう。

「あとは常に周囲に気を配ること。いつ組織のやつらが来てるかわからないからな。ま、注意することはこのくらいだ。さっそくテストを始めよう。」





「まずは基本的な体力のテストだ。光の力の中では体力の割合が大きい場合が多い。方法は簡単だ。この街の端っこから端っこまで走る。」

 なかなか広い割合だ。今まで走ったことない距離。

「俺は向こうで待ってるからな。じゃあ今からスタートだ。」

 そう言うと彼は走っていってしまった。もう見えなくなっている。早く走らなきゃ。

 僕も走りはじめた。




 思ったよりも簡単に走るというテストはわった。まあ僕の力じゃないんだけど。

「なかなかにいいタイムだな。体力はあるようだ。次のテストだ。」




「次は腕力のテストだ。だんだん重くなっていくからどこまで持てるかを調べる。」

 僕は一番左にあった物に挑戦する。結構重そうだったけど、案外簡単に持ち上げることができた。

 一つ右の物に挑戦する。ちょっと重たかったがまだ持ち上げることができた。もう一つ右の物に挑戦する。ちょっと厳しくなってきた。

「もういいぞ。まあまあの力はあるようだ。」




「反射のテストをしよう。お前が目隠しをして俺がどこかの方向から音をたてて物を投げる。お前はそれをよけるなり受け止めるなりしてくれ。」

 結構危険じゃないか?




 しかし問答無用だった。目隠しをした僕にいろいろな方向から物が投げられてくる。最初の一発目をいきなりくらってしまい、とても痛かったので、以降集中してよけている。やっぱりかなり厳しい。

「終了だ。集中さえしていればかなり反射もいいぞ。」

 今のは本当に反射のテストだったんだろうか?




「体のテストをするぞ。」

「体のテストって何を……」

「簡単だ。ビルの屋上から落ちて、体がどのくらい丈夫かを調べるんだ。」

「……」




 提案はすぐ実行に移された。近くにあったビルに登り、いきなり背中を押されてしまった。

「ーーーーー!!!!!」

 幸い怪我はなかった。

「すごいぞ!!」

 もうどうでもよくなってきた。

ちょっとひどいかな。

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