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第1章 迷い

文章が下手なのは無視してください。

 僕はあまり勉強が得意ではない。だから毎日が塾通いだ(毎日塾に通うような人はそうそういないかもしれない)。だいたいいつも夜遅くに帰ることになる。

 いつものように塾に通い、いつものように夜遅くまで居残りして、いつもと同じ道を、いつもと同じように歩いていた。

 ある意味ではとても平和な、そして平凡な日常の中、僕はいつもと違うものを見つけた。

 それはいつも通る公園の中。

 昼間はたくさんの人がいてにぎやかだろうが夜はひっそりとしている。それもいつもと同じ。

 そのいつもと同じはずの公園の草むら。そこから光が出ている。

 僕は好奇心を抑えきれずその草むらを調べに行った。


 それは光の塊だった。

 光の塊なんて自然界にあるわけがない。

 そんなことを思いながらそれを見ていると突然それは宙に浮きそしてそのまま僕の体の中へと入っていってしまった。

 いったい何だっていうんだ。

 分からない。分からないことは考えても仕方ない。

 僕はとりあえず今のことを無理矢理頭から追い出し、そして宿題のことを思い出して急いで家へと向かった。

 恐怖から逃げるように……

 



 翌日

 僕はいつものように学校へと向かっていた。

 頭の中には昨日の恐怖がまだ残っていた。消えるはずはないが忘れたふりをした。

 公園の近くを通ろうとしたとき、また日常ではないものを見つけた。見つけてしまった。

 怪しい格好をした人たちが目の前に立ちふさがった。

 その人たちは全身黒い服を着ていて目には片眼鏡のようなものをつけている。

 その中の一人が叫ぶ。

 「見つけたぞ!ここに一人!」

 その声と同時に黒い服を着た人たちが僕を捕まえようとした。僕はあっさりと捕まってしまった。

 そしてそのまま僕は連れて行かれてしまった。




 僕は寂れた工場まで連れてこられた。

 そのまま僕は車のようなものに乗せられた。僕に抵抗はできなかった。

 その車は外から見ればさほど大きくは見えなかったが10人近く乗ってまだ余裕のあるほど広さがある。

 その車は全員が乗り込むとすぐに発進した。

 発進と同時に目の前に黒い穴ができ、その車はその中へと入っていった。

 黒い穴の中、そこには何もなかった。

 ただ闇がその世界を満たしていた。

 その中をライトもつけず車は走り続けた。 




 何時間走っただろうか。

 突然目の前に今度は光の穴が現れた。車はその中へ入っていく。

 車は建物の中で停められた。

 そこは駐車場のようなところで、僕が乗ってきたのと同じような車が何台か停められている。

 僕はそのまま車の外へと連れ出され建物の外へと向かう。

 外に出た。そこは不思議な世界だった。

 普通の家があった。生き物がいた。しかしそれらには色がなかった。灰色だけだった。

 そしてそれらは動かなかった。街自体が死んだようだ。

 そんな中一つの建物に向かっていた。




 そのときだった。

 急に突風が吹いた。

 その場にいた黒い服の人たちは全員倒れてしまった。

 「こっちへ来るんだ。」どこかから声がする。

 「はやく、急ぐんだ。」

 僕はわけの分からないまま声のした方向へと向かって走った。

 

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