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第15章 過去

一人称と三人称が著しく変化しますが、これは作者のレベルが低いからです。

気にせず読み進めてください。

 全力疾走といっても限界はある。速さは無限ではないのだ。それでも追いつかれないよう精一杯走る。

 五つ目の門についた。ここはいままでと違い、構成員でいっぱいということはない。一階層奥への接点に四人の構成員がいるだけだ。

 でも、その四人は・・・・・・




「ここは勢いだけの突破は無理だ。戦う必要がある。一度止まれ。」

 彼がそういってきた。僕達は走るのをやめる。

 正面奥には四人の構成員、そして左右の通路からはたくさんの足音が聞こえる。

「俺は奥のあの四人と戦う。お前はその間邪魔にならないように(・・・・・・・・・・)してろ。」

「分かった。邪魔はさせない(・・・・・・・)から。」

 とはいったものの、辛い仕事になりそうだ。

 僕はここでこのまま待機。彼は奥に進んでいった。




 一人の青年と、四人の男(ほかの構成員と同じく、この四人も黒いローブとフードで外見からの判断はできない。それでも断定できるのは、ただ単に知っているから(・・・・・・・)である。)が向かい合う。

 お互いに、動こうとはしない。

 沈黙が続く。

 口火を切ったのは青年の方だった。

「久し振りだな。」

 男達から反応はない。

 構わず青年は続ける。

「いつまでこんなことを続けるつもりだ。意味がないことは分かっているだろう。」

「意味ならあるさ。我々は力を手に入れたんだ。この力を手に入れたんだ。これはすばらしいことじゃないか。」

 構成員のうち一人が答える。はっきりとした口振り。自分の言葉を信じて、疑っていないのだ。

「本気でそう思うんだな。」

「今更意見を変える気はないさ。」

「なら俺は手加減しねえ。」

後ろから爆発音がする。戦いが始まったのだ。

 ここまで一緒に来た仲間が自分の言葉を取り違えているような気がしたが、彼は気にしない。

「こっちも始めようぜ。」

 青年は四人に向かって駆けた。




 あの四人に対して、恐らく僕は歯が立たないだろう。無理矢理突破するというのも不可能に近い。通るためには完全に倒すしかない。

 しかし前にばかり集中していては後ろからやられてしまう。後ろにだって構成員は集まってきているのだ。

 だから僕はここで戦う。彼があの四人を倒すまでの間、一人もここを通させやしない。

 何か彼が変なことを言っていたような気がするが、恐らく気のせいだろう。

 突破の時に武器はあまり意味がなかった。しかし、ある地点を守るためなら、武器は大活躍する。

 守るならば、武器で壁を作ってしまえばいい。

 僕は両手に持った手榴弾を左右の通路その両方に投げた。




 青年は四人に向けてつっこむ。

 彼は四人の動きを熟知している。

 四人も彼の動きを熟知している。

 はずだった。

 彼は右手の構成員向けて鋭い突きを繰り出す。

 その構成員は両腕を組んでガードする。

 青年の顔に笑みが浮かぶ。

 そして、

 構成員は勢いよく壁にたたきつけられていた。ガードごと持って行かれてしまったのだ。普通の人間ならば、まず助からないだろう。

「まず一人。」




両側にぶち込んでやった手榴弾は意外なほど効果があった。

 すぐそこまで来ていた構成員達の足音が一斉に止まった。

 恐らくは予想外だったのだろう。

「崩しやすいやつら。」

 こちらの攻撃はこれで終わりではない。

 僕は自動拳銃を立ち上る白煙に向ける。

 実はもっと強力な武器も持っていたんだけど、それはなるべく取っておきたい。というわけでこれからの戦いでは恐らく使わないだろうという自動拳銃から使い切ってしまおうと彼から受け取ったのだ。

 僕はためらいなく両側の白煙に向けて発砲。

一日でユニークアクセス40人、これはすごい数値(だと思います)。

呼んでくれた皆さん、ありがとうございます・・・・・・・・・・・・・・・・・・これおもしろいですか?

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