表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「古書店街の魔女」 エピソード64 「源氏物語について語る紫式部の手紙」   作者: 田丸 彬禰


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/13

源氏物語について語る紫式部の手紙 ⑨

 すべての項目を肯定しながら、最後に言いかけた言葉を遮られてバッサリと斬り捨てられた自らの意見。

 少しだけ不満気な後輩蒐書官はその表情を隠すことなく口を開く。

「ということは、藤見坂さんは見当がついているのですか?」

 それに対して、藤見坂はあっさりとこう答える。

「まあ、そうなる」


 実をいえば、彼は後輩には知らされていない情報を主の代理人である男から事前に聞かされていた。

 当然そこには後輩の言う矛盾を解き明かす要素も含まれている。

 だが、彼は後輩にそれを伝えていない。

 もちろんそれは彼が教育係として担当している鷲江の成長のため。

 蒐書官は特別な例外を除きベテランと若手がペアを組むのはこのようにして経験を積ませるという理由があるのだ。


 藤見坂は後輩蒐書官をじっとりとした目で眺め、それからもう一度口を開ける。

「では、問おう。どのような条件のときにそれが成立すると思う?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ