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最弱の勇者  作者: 赤羽 千菜
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〜勇者の誕生〜

 俺の名前は「あああああ」。親や友達には「あーくん」等の比較的呼びやすいあだ名で呼ばれている。

 今日は休日。ダラダラ過ごそう。そう考えていた俺に「ピロリン」と一つ通知が入る。

 俺は「スマホ」と呼ばれる端末のロックを解除して通知を見る。

 SNSアプリ、「LIME」に通知が1件入っていた。差出人の名前は「王」となっていた。


「おぉっ、王様から?ほんまかな?」


 そう、疑いつつもメッセージ画面を開く。


『ハロー!あああああ!「ダイジナ国」の王様だよ!えっと、君は今日から、いや、今から勇者として活動してもらうよ!!魔王を殺してくれたら、君には多額のアレと、多くのアレを分け与えるよっ!地図は写メ送っとくね!それじゃ!』


 というなんとも軽い文を王から頂いた。読み終わると同時に、その王から、この世界の地図の写真が送られた。


「なぁ、母さん!」


 俺は部屋で叫ぶ。


「俺、勇者しろって言われたんだけど!」


「え!?あっ……あぁ……そう……頑張ってね……」


 一瞬驚きながら俺の部屋のドアを勢い良く開け、すぐに苦笑いを作り、部屋を出ていった。


「あー……だりぃ……てかあれや!まず、王に連絡しなきゃやな〜」


 そうつぶやきながらSNSアプリ「Tritter」で『勇者に任命されためぅwww誰か助けてほしいめぅwww』ともつぶやき、LIMEを開く。


『ようようよう!俺の名前はあああああ。あーくんとかよんでくれ!てかお前さんよぉ!誰だYO!!人にモノを頼む態度とかって習わなかったのかYO!!てか、なんで俺だYO!!YEAH!お前自身で行けばいいだろうがYO!!俺にした理由を10文字以内で答えろYO!!因みに、どんな理由があろうとも断らせていただきます。こっちは生まれてから16年間。家から一歩も出た記憶すらないくらいの重度の引きこもり。ステータスを見るにLvは1HPも1その他諸々のステータスも1だ!こんなん断る理由しかないよな?あ?』


 そうやって送り、余韻に浸っていると直ぐに王から返信が来た。


『勇者の称号持ちだから。あああああ。これ「。」は一文字に含めるか?それとも「ら。」で一文字判定にしてくれるか?許さないなら書き直すが……』


『許しません☆ところでお前、俺が行くとしても、全ステ1の俺がそこらのスライムでも倒せるとでも?』


 そうやって送り終え、数秒後、部屋の外から轟音が鳴り響く。

 俺は「母」にLIMEを送る


『どうした?』


『今、なんだか、「魔王軍四天王の一人」と名乗る美少女に遭遇したわ。何故だが襲われて、今は交戦中よ!あなたは待ってなさi』


「きゃああああああ!」


 母さんの叫び声が聞こえた。

 俺の体中の至るところから汗がわき出てくる。

 俺はすぐさま、服をビシッとしたものに変えて、髪、メイクをも整え部屋、リビングを出て、玄関に辿り着いた。


「美少女に会える……人生初の外出だ……」


 ガチャっと、ドアを開けるとそこは焼け野原であった。

 いつも俺の部屋から見える大きな大きな岩の上には金色の髪をなびかせる猫耳の生えた美少女の獣人がいた。

 俺はその場に片膝をつき片脚を突き立てるように座り込み、手を目の前、頭の上辺りで組み、「アーメン……」と呟く。


「なぁ、あんたが勇者?」


 そう聞かれる。

 ポケットに入っているスマホからは「ピロリン」と何件も同時に来ているも、それを無視して顔を上げて俺は答える。


「好きです結婚してください」


 その場に聞こえる「ピロリン」の音で彼女の声はかき消されてしまったも、彼女は顔を赤らめ、俺に近寄り口づけを交した。

 彼女の美しい声で俺に届いた最後の言葉は「またね」であった。

 それを言い終わると同時に彼女の姿は消え、焼け野原に座り込むヒキニートと、寝っ転がる只のババァがいた。

 俺は彼女と出会えた余韻に浸りながら立ち上がる。


「ねぇ、本当にあんた勇者になるのね……」


 そう片手に俺のトーク画面を開き、全部違う文をありえない速度で打ち、送っている母に話しかけられた。

 俺は答える。


「うるせぇ!黙っとれ!今はあの子と出会えた余韻に浸っとるんじゃおんどれぃこのクソババァ!」

 思っきしギャグです。若者の好きなアプリを使っていたり、ノリが意味不明すぎてこっちの世界についていけない!などと言うことはバリバリある小説になっています。実質私がついて行けてません。

 いつか疲れたとき、これを読んで「なんだこれwww」と笑えるようなそんな作品を作りたい。そう思い、とりあえずで書いて見ました。

 こういうのはその場のノリで書けるという利点と共に、ストーリー性が少ししかないため、ノリでカバーしきれない。というアレがあります。

 あとがきも全てノリで書いてますので、語彙力の喪失が行われます。


『ピピピピピ。語彙力の欠損……』


 これより私のあとがきを終了する。礼。

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