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星図盤上のエデン   作者: 絶望の裏の対なる存在
1/12

1*界現視(かいげんし)の老人と少年・アス=ミライ

「お前ももう15歳になるのかのぅ?」


虹色の瞳の老人が僕に言う。


「ーーはい」


僕が応えると老人は雲一つない青空を仰ぎ見ながら呟いた。


「アス。お前もそろそろ『世界』を(つく)ってみてはどうじゃ?」


「はい」


もう一度さっきと同じ声音で僕は答えた。

そして老人は僕にはわからない言葉で詠唱を始めた。

するとその手のひらには透きとおった色の球体が現れ始める。


「アス。これが世界の元 (スフィア)じゃ。よく見るんじゃぞ」


人指し指でその球体を僕に示した。


「この澄んだ色を白に変えるか黒に染めるか、それはお前次第じゃての。この始まりの色をよ〜く見て、決して忘れずにするんじゃぞ」


僕は頷いて、その球体を老人から受け取った。


これが、世界を現し()る者『界現視(かいげんし)』の力。


1*プロローグーー界現視の老人と少年ーー

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