表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢はいつ覚めますか?  作者: 笛吹蒼
6/6

父の心情

私はカイルディーン・ヴァニラス。

ヴィストール王国近衞騎士団団長だ。

辺境伯爵の私が近衞騎士団長と言うのはこの国が完全に実力者の国だからである。

この国は王家や貴族は血統性だが実力者があるものしか継がない。

男であろうと女であろうと実力次第でのし上がる国。

農民でも才があれば宰相になれる。

今の宰相も元は農民だった。


さて、私には美しくも愛らしく儚げでありながらも芯の強い愛しい妻がいる。

妻のティアも私も魔力が強いので中々子供が出来にくいんだが最近可愛い娘が出来た。

ヴァニラスの一族初の娘である。

其れが中々愛妻に似て愛くるしい娘は300年ぶりに産まれた私達の宝だ。

良くても100年の間が空く事が多く、高魔力持ちの多い貴族達には致し方がない事だがなぁ。

子供は国の宝だ。

だが、貴族には中々難しい問題で皆必死だ、養子は血縁者でなくてはならないからなぁ。


まぁ、私達は間も空いたが世継ぎに問題はない、シャンもイールも優秀だ。

愛する息子達は私に似てしまったなぁ、顔立ちもだが、性格の方がかなり。

興味の無い者には全く相手にせずにいるから困り者だ、部下から言わせれば私程ではないらしいが。

しかし失礼な部下だ!私には最愛の妻と娘がいるから問題ない。


まぁ、シャンもいい歳なんだけどなぁ、少し目つきが鋭いが顔も良い体格も良い少し日焼けした肌だが地位も名誉ありる美丈夫だ。

真面目な性格のせいか浮ついた話が1つもないから更に心配だ。

その割に暇があればイールの鍛錬に付き合い、妹のティナに下位魔法を見せているから家族想いの良い長男だ。

引く手数多だろうになぁと思う。

早く孫みたい。

私はシャンの歳の頃に妻と出会いお互いに惹かれあって結婚したんだが、まだいないらしい。


私は一人っ子だったから兄妹に憧れていたせいかなぁ。

シャンの幼い頃熱く語ったせいかも知れない。

シャンとイールも少しばかり歳が離れているせいかも知れない。


イールは騎士学校を卒業しだばかりなのでまだ見習いだが優秀だ。

シャンに相手をしてもらっているお陰か中々に筋良い。

髪は後ろに束ねおり、端正な顔立ちでつり目だが良い男だと思う。

交友関係は広いんだがこちらも浮ついた話が1つもない。

そしてよくティナの髪を梳いたり、結んでやったりしてる面倒見のいい兄になってくれた。

昔はシャンの後ろに張り付いて駄々をこねていたとは思えないぐらいだ。


早く孫みたい!

いっそ哀れな程に浮ついた話がない息子達だがラティアナの事に関しては完全に一致している。

でも娘はやりたくない!嫁になんぞやるくらいなら戦を起こしてやる!


そう、娘のラティアナ通称ティナの愛くるしい姿は妻にそっくりだ。

産まれた時はえらく心配したが今は元気になった、本当に安心した。

ティナはまだ幼いながらも美しく可愛らしい顔立ちは将来有望だろう。

そして、まるで世界がティナに祝福を与えた様に輝やかしいリジュ。

さらに神の寵愛を受けた黒髪、それだけでも付加価値として縁談が舞い込む。

婚約者としてどうですか?じゃねぇよ!やらんわ!

まだ幼くても婚約は貴族の間によくある話だが嫌だ。



急募!娘を嫁にやらなくて済む良い方法はないだろうか?

大体の寿命

高魔力持ちは1500〜2000年

中魔力持ちは700〜1200年

普通魔力持ちは300〜500年

低魔力持ちは150〜200年

魔力なしは70〜80年

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ