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短編集  作者: Teacup(紅茶)
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とあるアパートの下

「あぁ、どうしたっていうんだ。こいつはもうどうにもならない。」

そんなことを呟きたくなるようなこんな夜。

俺が何をしたっていうんだ。なぜ、なぜこうなった。

目の前になぜか割られた花瓶。その横に頭をかち割られた女。

この女は俺の友人だ。もう意味が分からない。


始まりは......そう。20分前だ。こいつからメールをもらって、こいつの住んでるアパートに向かった。

そしてこいつの家に来た瞬間、空から舞い降りた花瓶が彼女の頭にストライクだ。

なんでこうなった。もちろんアパートを見上げても人がいない。

どうしよう。とりあえず警察に言うか。それとも救急車?

かばんを漁りながら考える。ゴソゴソ、ゴソゴソゴソ。そんな音は出ないけど。

おっと、携帯電話をもっていない。家に忘れたみたいだ。

ここから家には10分かかるし、ここを離れるわけにはいかない。

こんなときここを誰かが通りがかれば、いや、通りがかられたら、俺が何かしたみたいじゃないか。

悩みに悩んだ。大切な、いや大切だった友人をここにおいてどうにか行動をするわけにもいかない。

かといって誰かに見られてしまえば俺が殺人犯みたいだ。


そうやってかれこれ10分うんうんとこうして頭をうならせていた。

そんなとき現れた救世主が君だ。そこのレディー。僕の代わりに警察、いや救急車?葬儀屋?

なんでもいい。呼んできてくれ。お願いだ。一生のお願い。

お返しはこのあとしっかりしよう。寿司でも焼肉でも連れて行ってやろう

ん?レディー、何か言いたそうだね。何だい、行ってごらん?


「......とりあえずその手に持った花瓶の口を地面にたたきつけてから言い訳をおっしゃったらどうですか。」


Oh、レディー。その通りだ。俺が悪かった。ここは見逃してくれ。

そういって俺は闇夜に走り去った。

1000字以内で面白いもんか蹴って言われたので書いてみました。

アメリカン風に、落ちもジョークっぽく。

それでもなんか滑った感じ。でも自分では満足しています。

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