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英雄に安寧の日々はない  作者: ハンス
第2話 リアノルド事件
20/30

その5 ベイズバースト

 奏子と友愛たちは体育館にいた。

 体育館と言っても一般的な体育館とは違う。それは通称“アリーナ”と呼ばれている、巨大な空間が幾つも存在しているからである。この“アリーナ”は、「能力者同士の模擬戦闘(マック・コンバット)を行うための空間」である。

 15年戦争後、模擬戦闘と言えども自粛されるべきと世間では言われていたが、相次ぐ連合のテロ、治安維持力を確保するために自然に黙認されるようになってきた。そして、治安維持力がライセンス取得試験に関係するので、現在の能力者を専門に教育する機関シビラル・スクールではアリーナの常設は常識となっている。

 数十メートル四方の巨大な無機質なこの空間は、耐衝撃性実験など様々な試験をくぐり抜けてきた『フィアノニウム』と呼ばれるかなり強固な特殊材質で周囲を固めており、その表面に『紫紺石ラクナチウム』というエネルギー量子の動きを阻害させる物質を塗っている。そのため高レベル能力者の力をぶつけられたとしても、皹が入ることするはそうそうない。

 「あ、あのさ…奏子ちゃん…本当に大丈夫なんだよね?」

 「うん、絶対に大丈夫だよ。」

 「本当の本当に…大丈夫なんだよね?」

 「だから大丈夫だって。」

 悠斗と梨乃の準備を待っている奏子たちは先に手続きなどを終わらせると、小晴は奏子に何度も聞いていた。その他の役員たちも、本当なのか、ただの蛮勇なのか、と騒いでいた。

 通常、いや常識的に考えて、レベル2がレベル6に勝つことはまずあり得ない。それはレベル6の圧倒的な“火力”に嬲られて、一方的にレベル2は負けてしまうからである。過去にも抽象(アブストラクト)系のレベル2は数人いたが、それでもレベル6の弾幕に近づくことすらできずにいた。

 それほどレベル差は大きいのである。

 「会長、お待たせしました。」

 役員たちが待っている第4アリーナで待っていると、戦闘用体操服(コスチューム)に着替えた梨乃が現れた。制服とは対照的に白を基調としているコスチュームは、体の線が出やすいレオタードにツールを入れておくためのジェケットという構成になっている。かなり激しい運動を考えられたこのコスチュームには、ナノテクノロジーによって生地に耐刃・耐衝撃性が追加されており、すべてのシビラル・スクールで採用されている。

 「…彼は?」

 「まだ来ていませんね。」

 「それはそれは…、逃げたんじゃないでしょうね?天野さん?」

 友愛の回答に梨乃は嬉々として奏子を横目で見つめた。

 「…ふう。」

 奏子はどうしたのものかと溜息を吐いた。

 「今なら天野さんが()()()すれば…、許してあげないことはないのですが?」

 この牧野(まきの)梨乃(りの)は外資系大企業の理事長の令嬢で、鳳家一族に数えられなくとも、安定して高レベル能力者を排出している名家の一つである。鳳家一族がいない奏子と同じ2回生だが、総合成績の首席の座を奏子が守っているため、この牧野梨乃はよく奏子を目の敵のように接してきているのである。

 (今さっき頭に血がのぼっていたといえ、こういう展開は望んでいなかったんだけど…。まぁ、しょうがないかな。)

 「天野さん、聞いて―——。」

 「———わり、遅くなった。」

 ようやく悠斗はツールの待機モードと思われる銀色の腕輪を両腕に付けているが、梨乃とは違い制服のまま現れた。

 「なっ…!?」

 「———悠斗さん、一体どういうつもりですか?」

 「なんだい?会長さん。」

 悠斗の態度に怒りを覚えた数人は悠斗に飛びかかろうとしたが、友愛が手をゆっくりと上げ、止めさせる。

 「ですから…、なぜコスチュームを着用しないのですか?それとも、例え2回生のコンバット・セクションでは首席だとしても貴方には勝てないと仰っているのですか?」

 「…入学して数日の新入生に学院専用のコスチュームを持っているとでも?」

 役員たちは思い出したと声を上げる。

 「…では、この模擬戦は―——。」

 「いんや、会長さん。やろうぜ。」

 「…えっ?」

 「確かに、姉さんと鍔ぜり合うくらいの能力者ならコスチュームを着なくていいな。…っさ、俺も予定が入ってんだ。さっさとやろう。」

 悠斗は模擬戦闘の通常ルール通り、スタート時の距離をとるために、友愛の返答を聞かず誰もいない場所に向かって歩き出す。梨乃は舌打ちをすると、同様に悠斗とは違った方向に歩き出す。

 「ね、ねぇ本当に―——。」

 「だから大丈夫って言ってるでしょ?小晴。」

 「で、でも!!悠斗くんがもし大怪我したら―——。」

 「その時は私と友愛先輩が責任持つよ。———ですよね?友愛先輩。」

 「———なぜ私が?」

 「おや、持ってくれないんですか?()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 ニコッと微笑む奏子に友愛は片眉を上げた。つまり奏子は“もし責任を取らないのであれば、それ相応の対応をする。”と揶揄しているのである。

 (やはり“伊達に学年首席ではない”…、ということですか。)

 「…そうですね、模擬戦の内容になりますが。」

 友愛は密かに他の役員とは違い、奏子の扱いにくさを思い知った。


  ◇◆◇◆◇


 審判役となった翔太郎がルールを説明する。

 「制限時間は20分間です。

  コンテストのルールに準拠し、ツールの使用と、相手の体に直接触れる攻撃を許可します。

  勝敗は、『ベイズが一定値以上の放出があり、リストバンドから警告音が鳴る』、『両者、もしくは一方が軽傷を受ける』、『これ以上の戦闘は不可能と審判が判断する』の3点で決します。

  また禁止事項は、『開始前の能力使用』、『死に至らす可能性があり、後遺症・障害が残る攻撃』、『武器の使用』の3点です。注意してください。

  ———よろしいですね?」

 双方は頷き、開始線に付く。


 「では…、———始めっ!!」


 先に攻撃を始めたのは梨乃だった。

 「私の能力《操作系(オペレーション)》【加速(アクセレート)】、特と味わいなさい!!」

 待機モードの指輪型のツールに梨乃はベイズを流す。

 (———ほぉ…。)

 ポケットに手を入れたまま相手の出方を見ていた悠斗は、抽象(アブストラクト)系の能力に密かに驚いた。

 抽象(アブストラクト)系の能力とは、その名の通り、抽象的な物体を扱う能力である。【操作】や【妨害】が当たり、同レベルの能力とは一線を画す。例えば、【飛行】と【操作】ではその汎用性の違いが遙かに大きいことが分かるだろう。【飛行】は単に自身を空中に飛ばす能力であるのに、【操作】は周囲にあるものにスカラーを付随させる。つまり、より抽象的な能力であればあるほど、その能力者の強さが変化するのである。

 梨乃はツールから直径10センチ・長さ2メートルほどの重厚なガトリング砲を展開した。

 「…げっ。」

 悠斗は一瞬顔をしかめたが、ガトリング砲は爆音を鳴らしながら毎秒70発の【加速】されたゴム弾が悠斗を襲う。

 「アハハ!!———さぁ、逃げ惑いなさい!!」

 【加速】されたゴム弾のせいでアリーナの床が抉られ、塵となり、煙が悠斗の周囲に立ち込める。それが狙いだった梨乃はその煙幕にさらにゴム弾を放ち続ける。

 「うわぁ…、さすが大金持ち。あれだけ弾使うなんて、どんだけお金が余ってんだろ。」

 奏子は再びに見るその光景に静かに溜息を吐く。

 最新式のHツール「HG-220R」。通称“コーギー”は奏子の言うとおり、ブルジョワな能力者のみが使うことができるツールである。複雑な構造をしている本体、そして湯水の如く使われる弾丸。容易に中流階級の能力者が手出しすることのできないほどの維持費がかかることが分かるだろう。

 「でもま、確かにピッタリなのはよく分かるけど…。」

 無能力者フォロワー用のガトリング砲では、数百グラムの弾丸が1/7秒間で1000m/sにまで加速されるため、約30kN(キロニュートン)となり、能力者と言えども受けきれる反動を超過している。そのためこのコーギーは“放つ”ことに専念しており、反動は殆ど無い。これだけの威力を誇っているのは偏に梨乃の【加速】があるからである。

 煙幕ができ数十秒経つと、煙幕の中から気絶している悠斗を確認するため、梨乃は満足気に打つのをやめた。

 「…いない!?」

 ほんの数秒で煙幕は晴れたが、そこには悠斗の姿はなかった。

 「———久々にすげぇ弾幕見たよ、ビックリした。」

 その場にいた殆どが悠斗の声に驚いた。

 「にしても…あんなふうにしても大丈夫なわけ?」

 「うん、アリーナは全壊しない限りはいいんだよ。」

 「へぇ、流石は金持ち学校。違うね。」

 扉付近から現れた悠斗はゆっくりと奏子と言葉を交わしながら、改めて梨乃の正面に立つ。

 「さてと、再開しますか。嬢ちゃん。」

 真剣な眼差しに変化した梨乃はコーギーをしまい、別のツールにベイズを通しサブマシンガンを二丁展開し、即座にトリガーを引く。

 悠斗は超人的な早さでアリーナを駆け、ゴム弾の嵐を避けていく。

 驚きの声をあげる役員たち。どうしても当てられない梨乃。呆れる奏子。表情に全く変化が見られない悠斗。

 カチンカチンっと、サブマシンガンから鳴った。

 軽快なステップを踏んでいた悠斗は“弾切れ”を見逃さず、体中から()()()()()()()()、一気に距離を縮める。

 「———っな!?」

 今度はハンドガンを展開した梨乃だったが、目と鼻の先にまで一瞬にして近づいていた悠斗には余りにも遅かった。悠斗は右手でハンドガンを叩き落としながら、左手で梨乃の顔を殴ろうとする。

 「———っく!!」

 しかし何とか避けきった梨乃は距離を取りながら尻餅をついたが、悠斗の強襲に逃げ切ったことに安堵の笑みを浮かべた。

 「ふぅ…。」

 その場にいた者は、てっきり追撃するものだと思っていたが、悠斗は梨乃に背を向け「終わった終わった」と役員たちの方へ歩いていった。

 「ちょ、ちょっとあなたっ!!何終わったと―——」

 梨乃は立ち上がろうとしたが、大きく顔から転ける。

 「———えっ?どうして…」

 梨乃は再度立ち上がろうとしたが、またもや大きく今度は体ごと倒れる。

 「あ、あなた!!牧野さんに一体何を!?」

 余りにも予想外なことが起きすぎて、とある役員は声を荒げるが、悠斗は興味はないと生あくびをする。

 「ほら、審判さん。さっさとして。」

 「…勝者、天野悠斗。」

 翔太郎も訳が分からないと怪訝な顔をしながら、梨乃の続行は不可能と判断し、言い渡す。

 「…悠斗さん。お聞かせ願いますか?」

 「なんだい?会長さん。」

 結局使うことがなかった待機状態中のツールを外しながら、悠斗はどうでも良さげに返答する。

 「一体彼女に何をしたんですか?そしてあなたの能力は【飛行】のはず…、あの異常な身体能力と銀色の光は?」

 「…はぁ、あのさ。会長さん。そんなこと言うとでも思ったか?スキルについて堂々と聞くなんざ、マナー違反だってこと分かってるだろ?」

 「それは…。」

 「———だが、お前がやったことが違反行為に当たる可能性がある。そのため、風紀委員長として解答を求める。」

 「おいおい。明らかに詭弁だろ、それ。」

 御子柴の言ったことに呆れたと悠斗は溜息を吐く。

 そもそも能力者同士の戦いは、基本相手に自分の能力を特定させないのが定石である。相手に能力を知られれば容易に対策を練られるからである。しかし友愛は詭弁と分かりながらも恥を偲んで聞いている。それほど悠斗がしたことが分からないのである。

 「———悠斗、あれくらいの教えてもいいんじゃないの?」

 「まぁ…、それもそうか。」

 もう一度大きな溜息を吐き、ゆっくりと口をひらく。

 「ベイズシフト…、もしくは練功術か?とにかくベイズを操作するのは今まで教わっただろ?」

 「ええ、まぁ…。それが?」

 「身体能力と銀色の光は、それの応用だ。」

 「なっ!?」

 「身体能力はエネルギー量子を活性化させたから。銀色の光は、大量のベイズ…いや大量のエネルギー量子が同時に体から発したために起きたから。」

 「“同時に体から発した”…?」

 「で、ですが、それでもレベル2のベイズの量を超えることはできないんじゃないんですか?」

 「確かに普通の能力者だったらそうだろうな。だが一旦体内に入れたエネルギー量子を完全には体内に留まらせることが、俺はできるんだよ。」

 「「なっ!?」」

  能力者ならば脳から発せられるベイズによる物理波によって、誰しも体内にエネルギー量子は存在している。いや、“()()”していると言った方が正しいだろう。エネルギー量子は常に体内に存在しており、そしてその保有しているエネルギー量子を能力者は使用し“力”を発するのである。だが、エネルギー量子は体内から常に漏れているのである。

 しかし、悠斗はその()()()()()ができるのである。

 「本当に…できるのですか?」

 「ああ。できるんだよ。」

 「———確かに、そうみたいですね。」

 驚愕していた他の役員たちとは違い、奈々子だけは唯一納得していた。

 「悠斗さんの体内にあるエネルギー量子は、全く体外へ移動しておりません。体の周りは…、まるで。まるで無能力者フォロワーのようです。」

 「う、碓氷さん、どうしてそのようなことが…?」

 「私の能力は《分析(アナライズ)》の【観測】です。あらゆる事を観測することができる能力なんですが…、エネルギー量子が悠斗さんの毛の一本まで行き届いています。」

 奈々子の視界には空中のエネルギー量子が赤、それ以外が青の明暗によって表示されており、今まで様々な能力者を見てきたが、ここまで綺麗なものは見たことはなかった。青の単色写真のように見える中、周囲の生徒とは違って悠斗だけは鮮やかな赤に満たされていた。

 それはまるで―——。

 (ほぉ…レベル6の【観測】か、あんまり敵にしたくないな。)

 悠斗は内心一目を置いた。エネルギー量子をそこまで【観測】できるのならば、潜伏していたり、無能力者フォロワーと偽ってそこにいたとしてもすぐに看破できるのである。しかも明暗によってエネルギー量子の量を【観測】できるのである。情報戦ではこれ以上の逸材はないだろう。

 「もしかして…今さっき私を立ち上がれなくしたのも―——。」

 「いんやそれは違う。ありゃ顎を掠らせて脳を揺らしたんだよ。そうなったら三半規管が狂って一時的に立ち上がれなくなるからな。」

 「…悠斗くんって本当に強かったんだね。」

 小晴を含め、悠斗の飛び抜けた戦闘力に全員只々驚いていた。

 「まぁな。」

 「しかし…それほどの戦闘力と技術を持ち合わせていながら、なぜDクラス(落ちこぼれ)に?」

 「友愛先輩。レベル認定のシステムを忘れたんですか?」

 「た、確かにレベルは“1分間辺りの脳からのベイズ放出量”で決められていますが…。その技術を見せれば―——。」

 「…なぁ、この【ベイズバースト】は固有技術(ユニークスキル)じゃねぇぞ?」

 「えっ!?」

 「これは飽くまでも、エネルギー量子の操作技術である《ベイズシフト》の延長線だ。ある一定レベルの能力者なら誰でも出来るよ。」

 「それは…それは例えば、“精鋭”とかもですか?」

 友愛の言葉に一同は息を飲んだ。

 “精鋭”は以前にも記述した通り、15年戦争を生き抜いた能力者を指す。その能力者は現代の能力者とは一線を画しており、同レベルの能力者で比較するのであれば、『1人の“精鋭”に対し、少なくとも5人以上の能力者が同等である。』と言われるほどの戦闘力の差があると言われている。数年前に狂化したとある“精鋭”が、取り押さえに来た協会の能力者十数人を圧倒し、結局は別の“精鋭”が取り押さるという事件が起きることもあった。

 「ああ、確かにいたな。“精鋭”の中にも。」

 「えっ?じゃあ悠斗くんは“精鋭”なの?」

 「違うよ、小晴先輩。そもそもレベル2の俺が生き残れるわけないだろ?あんな空間で。」

 「確かにそうですが…。」

 15年戦争ではまず弱いものから死んでいき、そして末期になるとレベルの高さに関わらず低レベル高レベル入り乱れての乱戦になっていった。ならばいくらベイズシフトが得意だとしても、最終的には低レベルが高レベルに勝てるはずがないのである。

 「ちなみに会長さんあるのかい?」

 「な、何をですか?」

 「だから“精鋭”と()ったこと。そうでもなきゃ出てこねぇだろ、今。」

 「———あります。」

 悠斗は特に驚くこともなく、だろうなという顔をした。

 「そうかい。強かったか?」

 「…ええ。私は手も足も出ず、まるで…そうまるで。そこの梨乃さんのように、圧倒的な“力”を見せつけられました。」

 友愛の話に役員たちは吃驚の声を上げた。

 友愛は最高学年の3回生で学年一位かつ、昨年行われた学内コンテストで優勝している。つまり、現在この神永学院において“最強”の座に就いているは友愛なのである。その友愛が全く手も足も出なかった事実は、役員たちにとって大きな衝撃だった。

 「だろうな、俺の知り合いの“精鋭”も異常に強かったしな。」

 「あなたもあるんですか?」

 「まぁな。そいつからベイズバーストを教えてもらったんだよ。『お前には目がある、仕込んでやろう。』ってな。———んで、俺がレベル5の能力者を鎮圧したことに疑問をもつやつはいるか?()()()()な。」

 悠斗の言葉に歯を食いしばりながらも、とりあえず先ほど奏子を問いただした役員たちは首肯した。


 もう少し書きたかったなぁ…


 ご意見・ご感想・誤字脱字報告、お待ちしてます。


 《修正》2011/10/19 「銀色の閃光を放ち」→「体中から銀色の閃光を発し」

     2011/10/20 御子柴の発言を修正。

     2011/12/05 ポリフェノールさんの報告により、誤字を修正。

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