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第二部

変態勇者と聖なる秘宝 第二部


ドラゴンを倒したカイトは、秘宝の力に戸惑いながらも、魔王の城を目指して旅を続けていた。道中、彼は次々と変態スキルを習得していく。

* スキル名:股間の守護者(グレート・シークレットゾーン・プロテクター)

効果: 敵の股間を攻撃すると、100%の確率で敵を悶絶させ、一定時間行動不能にする。

* スキル名:絶対服従のサディスト(ドMキラー)

効果: 敵が「やめて…もっと…!」と言い始めたら、その敵はもう終わり。

* スキル名:聖なる金玉ホーリー・ゴールデンボール

効果: 触れた相手に神聖な光を放ち、敵の金玉を爆破する。


「なんだこのスキルは…」

カイトは自分のステータス画面を見て頭を抱えた。このままでは、彼は変態勇者として歴史に名を刻んでしまう。

そんな彼の前に、一人の美少女が現れた。

「勇者様!お助けください!」

彼女は聖女エリナと名乗り、魔王軍に囚われた仲間を救ってほしいと懇願してきた。

「わかった!任せてくれ!」

カイトは快く引き受けた。聖女の力は、彼の変態スキルを浄化してくれるかもしれない、と淡い期待を抱きながら。

聖女エリナと共に、魔王軍のアジトに乗り込んだカイト。しかし、そこに待ち受けていたのは、魔王軍四天王の一人、「股間の魔術師」だった。

「ふははは!勇者よ、貴様の秘宝の力、見せてもらおうか!」

股間の魔術師は、腰に手を当てて不敵な笑みを浮かべた。

「お前も股間を操るのか…!」

カイトは身構えた。股間の魔術師は、指を弾いた。すると、彼の周りにいた魔物たちが、一斉に股間を押さえながらうずくまり始めた。

「こ、これは…!」

カイトは驚愕した。股間の魔術師の魔力は、魔物たちの股間を強制的に硬直させていたのだ。

「フフフ、我の魔力は、貴様の秘宝の力を上回る。さあ、どうする?」

「くそっ!」

カイトは歯を食いしばった。しかし、聖なる秘宝は彼の期待を裏切らない。彼の頭に、スキルが閃いた。

* スキル名:聖なる金玉ホーリー・ゴールデンボール

* 効果: 触れた相手に神聖な光を放ち、敵の金玉を爆破する。

「な、なんだと!私の金玉が…!」

股間の魔術師は、自分の股間が爆発するのを感じて絶叫した。

「馬鹿な!この俺が…変態勇者に…!」

股間の魔術師は、その場で泡を吹いて倒れた。聖女エリナは、その光景を見て、顔を赤らめて震えていた。

「勇者様、まさか、その秘宝は…」

聖女の視線が、カイトの持つ秘宝に注がれる。カイトは、もはや逃げ場がないことを悟った。

「そうだよ!これが聖なる秘宝の力だ!」

カイトは観念したように叫んだ。

「でも、これしか、俺には…!」

すると、聖女エリナは、静かにカイトに近づき、そっと手を握った。

「大丈夫です、勇者様。私も…変態ですから」

「え?」

カイトは呆然とした。聖女は、彼の手に持った秘宝をそっと撫でた。

「この秘宝は、変態の心に寄り添う、聖なる変態の秘宝。あなただけではないのですよ…」

そう言って、聖女は微笑んだ。その微笑みは、彼の変態性を、いや、彼の可能性を、無限に広げていくのだった。

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