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傷つ木

 人生に疲れ、傷ついた身体と心を引きずりながらも何とか耐えている主人公。いざ終わりにすると決めた時のために、と死に場所を探しに行った公園で、大きな木に話しかけられる。
 名前を呼ぶことで心の傷を代わりに受ける、というその木によって幸せを得た主人公。お礼をしなければと思い立ち、あの木のある公園へ向かう。
 そこには落雷に焼かれ動物に枝を齧られ、全ての葉を落とした無残なあの木の姿があった。名前を呼ぶだけで傷つかないで済む、と簡単に考え、木を傷つけ続けた罪の深さを目の当たりにする。
 償いきれぬと思った主人公は、その木の葉や枝の残骸を持ち帰り、庭に苗木と共に埋め直す。今度は自分があの木の声にならない叫びを聞く番だ、と木を見守るためだけに生きていく。木は何のために自分が死んでまで主人公を助けたのか。
公園の木
2020/06/03 12:00
僕の名前を呼んでみて
2020/06/05 12:00
贖罪
2020/06/08 12:00
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