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000 プロローグ

頑張る……かもよ?

 2056年 4月9日


 日本の47都道府県のどこかしらに〈迷宮(ダンジョン)〉と呼ばれるものが出現した。

 中には未確認生命体が生息していて、倒すと一瞬にして体が消え去り『ドロップ品』と呼ばれるものを稀に落とす。未確認生命体モンスターは一定の数にまで倒されると、時間をかけ数が戻る。そう無限に。

 さらに極稀に『宝箱』が出現する事があり、中からは地球には存在しない成分で構成された鉱石、ダイヤモンドやルビーなどの宝石、武器や防具類、果てには『スキルオーブ』と呼ばれるものまで発見された。


 《スキル》とは、迷宮内でのみ使える特殊な能力の事で、例えば《剣術の心得》というスキルがあれば剣を扱うのが《スキル》がないのとあるのとでは、雲泥の差がある。

 さらに、《魔法》と呼ばれるものもある。無から有を生み出し無になる。そんな摩訶不思議なものだ。


 この謎現象に当然世界が注目した。各国は〈ダンジョン〉から生み出される利益や《スキル》などを求めて、日本に口撃した。



 その結果、『迷宮条約』と呼ばれるものがつくられた。


 1.迷宮で得た未知の成分を含むものは日本に保有権がある。


 2.迷宮から産出される品物は日本に優先権があり、その後オークション形式で各国が入手できる。


 3.迷宮には日本国籍を持つもののみが入る事ができる。


 この3つが特に重要な項目で、日本は迷宮による自給率確保を強気に発したため、各国がそれは困ると日本有利な条約にサインしたのである。





 それから3年が経過し、ようやく一般市民の迷宮立ち入りが法律で許可された。これに決して安くない登録費を払い、安くない武器や防具などを購入し多くの若者を中心に〈探索者〉と呼ばれる人たちが生まれた。




 さらに7年、〈迷宮〉が日本に誕生してから計10年が経った日に各都道府県にさらに4つのダンジョンができた。

 これにより〈探索者〉は低い地位の仕事とされていたが確固たる地位を獲得した仕事として認められた。


 当然、〈迷宮〉が増えたということは、〈迷宮〉からの産出物も増えるということで一時期〈探索者〉が物を持ち帰っても安く買い取られるという時期があった。

 それにより〈探索者〉が減り、それを止めようとした国が『迷宮条約』の改正を行なった。

 それにより〈迷宮〉産のものは一種のブランド品となり、世界中に輸出された。


 これにより供給過多だったのが、逆に足りないほどになってしまった。

 それにより〈探索者〉が増え、日本は世界一の輸出国となり世界の頂点といっても良いほどの国へと成長した。


 日本が得意な技術で、地球に存在しない鉱石やモンスターの材料などを使い新たなものを開発し、更に日本の独走状態になった。



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