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無題  作者: 紅桔梗
8/18

教室での雑談2

閑話です。

少し短いかもしれません(^^;

 夕方と夜が入り混じる午後6時。

 今日も一つの教室から怒号が聞こえる………………………………………………………………………………………



「もう嫌だああああああああ!!!

 なにこれ!? なんなのこれ!!? 嫌がらせ!? やってもやっても終わらねぇよぉぉぉぉ」


「口より手ぇ動かせ! 頭を働かせろ!

 これは、嫌がらせなんかじゃない! お前のためのものだ! 受け入れろ!」


「なんでかつてないほどの笑顔なのかっ!!?」


「いや、なんか、お前が泣きそうな顔で補習プリントやってんの見てると、こう、……楽しいな。」


「うわぁ。俺の親友は変態だわぁ……。キモイ。」


「まて。そんな全力でドン引きするな。真の変態にそんな目されると、さすがの僕も哀しくなってくる。」


「はぁ? 変態じゃねぇよ。シスコン紳士だ!」


「……シスコンは認めるのか。」


「認めざるを得ない! 俺は妹を愛してる!!」


「ごめん。やっぱり僕よりお前の方が変態だと思うんだが……。

 そんなことより手が止まってるぞ! ていっ!」


「痛ぁ!? 教科書の角で叩くなよ! これ以上バカになったらどうする?! 責任取れよ!?」


「丁重にお断りさせていただきます。

 ほら、いいのか? さっさとやらないとお前の愛しの妹様が寝てしまうぞ?」


「流石に6時には寝ないと思うぞ?」


「……さて、問題です。

 お前が一日の補習ノルマを終えるのに何時間かかるでしょうか?」


「……………4時間?」


「正解。

 そして、今は6時。小学生の就寝時間は大体10時です。

 ………のんびりしてるとどうなる?」


「俺の妹が寝てしまう!!!!」


「分かったらさっさと終わらせろ!!!」


「いえっさー!!」




――――彼らの夏休み(補習地獄)はまだまだ続く。


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