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状況説明

『えっ...!?死神!?陽華姉が!?マジで!?えっ〜!』


と、まだ朦朧とした桜次郎が頭をフル回転させて陽華の言葉の意味を考えた。目の前で妙な決めポーズをした陽華はスルーしたままだった為、陽華から


『さくちゃん...このポーズ、決めポーズなのよ...。せめて何か言ってよ...。私バカみたいじゃない...。』


と徐々に消え入りそうな声で桜次郎にツッコミを入れていたのだが、桜次郎はそれどころではなく、陽華が死神だった事、自分が魔族だった事、本当の父親が別にいてその父親が大魔王だった事など、桜次郎はただでさえ朦朧とした頭なのに一気にぶっ飛んだ情報を聞いた為に、余計に混乱しブツブツと陽華にも聞こえない声で呟いていた。


陽華はそんな桜次郎を見て


『さくちゃんしっかりしてっ!』


と言いながら、桜次郎の頬をおもいっきり平手打ちした。

平手打ちされ頬に赤く手形の付いた桜次郎は


『痛っ!...って、陽華姉何すんだよ〜っ!』


と頬をさすりながら叫んだ。目にほんの少し涙を貯めながら。

そんな桜次郎にお構いなしに陽華は桜次郎に話しかけた。


『さくちゃん、状況は理解出来たかな?』

と、ちょっとズレた質問を桜次郎にした。(陽華は少し天然さんだったようだ...。)


すると桜次郎は、


『えっ!?この状況で?』


と思いつつも、陽華との長い付き合いで陽華の天然さを理解していたのでそこはスルーし、


『う〜ん...状況はわかったけれど、まだ理解はしきれてないよ。とりあえず言える事は一気に色々起きすぎ、って事かな〜。』


とまだ、頭をフル回転させながら桜次郎は陽華に答えた。

すると陽華はため息をつきながら


『そうよね。そんなもんよね。色々起きすぎて整理がつかないよね?まあ、仕方ないか...。でもまだまだ、さくちゃんには伝えなきゃいけない事が沢山あるのに...。』


と呟くと腕にはめた時計を何気無くみた。しかし、見てから陽華は思い出したように苦笑いをするのだった。

そんな陽華を見て桜次郎は


『陽華姉どうしたの?そんな苦笑いして...。』


と陽華に聞くと陽華は


『えっ?あっ...うん...。話していてつい何時もの癖で時計を見ちゃったんだけれど、そー言えばこの空間には時間の概念が無かった事を忘れていたのよ。つい何時もの学校の授業の癖でね...。』


と陽華はまた苦笑いをしながら答えた。

桜次郎は話を聞きながら授業中に説明が終わる度に時計で時間を確認する陽華を思い出していた。


『陽華姉、授業中に説明が終わる度に時計を確認するもんね?』


と陽華に言うと陽華は


『そうね。私時間を配分するのが苦手だから説明でどれだけ時間がかかってるか見ながらじゃないと出来ないの。だから、授業が中途半端になりそうな事もたまに...って、さくちゃん何言わせるの。』


と、自分から言ったのになぜか怒られる桜次郎であり、心の中では

「なんて理不尽な」

と思いつつも言葉には出さなかった。そして更に

「やっぱり陽華姉は天然さんだな〜」

と思う桜次郎だった。

新話投稿までにかなり時間があいてしまいましたが、今まで読んでくれていた方々はお久しぶりです。


そして新たに読み始めてくれた方々には始めまして。


この度は読んで頂きましてありがとうございます。


期待して待っていてくださった方々には遅くなってしまい本当に申し訳ないです。


これからはもう少し早く投稿出来るよう努力します。

またなんとか完結出来るようにしたいです。


結局話もあまり進んでない気も...(きっと気のせいです。


感想や意見などありましたら作者も励みにしたいです。これからもどうぞよろしくお願いします。

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