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VERTEX  作者: 銀乃矢
第3章 ル・マン編
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第4話「渡仏」

フランス、サルト県ル・マン市。


「ついに来たぞ!ル・マン!」高々と拳を突き上げる。

日本から飛行機に乗り、14時間。


「ヒロキー、何やってんだ、置いてくぞ〜」

「あ、それは困ります」



監督の後をついていくと、ピット裏のパドックにたどり着いた。


すげぇ。世界最高峰であり、伝統のレースなだけある。

パドックを歩く人の数も尋常じゃない。


人混みをかき分け、SPES(スペス)racingのピットへとたどり着く。



ピットガレージに入ると、都内のホテルで展示されていた2台のLMP2カー(オレカ・07)が整備されていた。


「やっぱ、ピットで見るのは違いますね。かっこよさが。」

「そうだな。」


「それで、まずは今日のフリー走行…と行きたかったんだが、外を見てくれ。」

監督が外を指差す。


気づけばとんでもない豪雨になっており、今にもピットガレージに水が入ってきそうだ。

ただ、車両はジャッキアップされているので浸水の心配はない。



このあと、国際自動車連盟(FIA)からはフリー走行はキャンセルとの通達が来た。

つまり、SPES racingのメンバーは俺を含めた数人は本戦が初走行になるのだ。


憧れの聖地でのレース。

少し、不安も感じる。

一体どんなレースが待っているのだろうか。

それは明後日の午後3時に振られるチェッカーフラッグを受けるまでは分からない。

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