リアルとフィクションの狭間で
特になにってわけではないんですが、タイトルだけ気取ってみました。
先日実話怪談を聞いていまして「十三階段の家」なんてやってたわけです。
都内ではめちゃくちゃ珍しい~自分はそこの一軒しか知らない。なんて語ってるんですが、本当? 昔建築関係かオカルト関係かのエッセイを読んでいて階段を十三段にするのは設計上都合がいいからとかなんとかっていうのを読んだ記憶があるんですよね。で、なぜそんなニッチな? ことを覚えていたかといいますと、我が家の階段が十三段だからなんですよね。建て直して父に指摘された当初は怖かったですが、ちょろりとなんかあるようなないような~くらいだし、体験者は母だし。そのエッセイを読んで落ち着いたものです。
だとすると絞首刑の刑場に登る階段が十三段って、都合がいいからに過ぎないのかも。
もともと日本に十三って数字に関する悪い謂れってあったっけ? と調べてみましたら、陰陽道的に悪い説がありました。素数なので収まりが悪いとかなんかとかっていうのもありましたね。が、逆に良い説もありまして。その中のひとつに日本だなーって思ったのがあるのですが、十三を「とみ」イコール「富」と関連付けたりね。
まぁ十三を悪い数字に感じるのは獣の数字の666とかユダが十三番目の弟子(ほんとは十二番目の弟子)だとか、ホッケーマスク被ったサイコパスがごく一部の湖周辺で暴れる日だとかーーーってキリスト教絡みだよね。サイコパスはキリスト教とは関係ないだろうけど。キリスト教だってごくごく異端に近いかもしれない宗派ではユダとキリストはなかがよくてキリストの教えのために自分が悪を演じるから~なんてキリストに言ったとか誓ったとかって言うのもあるらしいですし。なんかのドキュメンタリーで見た記憶がうっすら。
数字は数字なので好きな数字は好きでいいと思うしね。
リアルとフィクションの狭間~っていうのは、かなり前のことです。二十年くらいは余裕で前だな。篠田真由美さんって作家さんの「東日流妖異変」っていう吸血鬼ものの伝奇アクションを読んでいたのですが。これがキリストが壮絶な美形設定で、十字架に架けられた彼の血を飲んだ悪霊が彼の姿形と力を得て他の悪霊や諸々から逃れて日本の鎌倉かどこかで引きこもりの作家をしているってものなんですけどね。これを読んでいたタイミングで、キリストのものらしき頭蓋骨が見つかって? 復顔してみましたってニュースが流れたことがあったのですよね。 以降その話題の続報は知らないので真偽はわかりませんですが。美貌のキリストそっくりの吸血鬼の話を読んでいるのに復顔された顔がちらついてちらついて集中できなくて困ったものでした。
わかってるんですよ。リアルとフィクションの違いくらい。ただあれはバッドタイミング過ぎたんですよ。
母が我が家で体験したオカルト。書いたかどうか記憶にないので。
父が死んだ後、母は二階で寝ていたんですが、ある時を境に下の祖母が寝てる仏間で寝るようになりまして、あれーと思って聞いてみましたら、夜中に寝てる足元をジャリジャリと砂利石を踏んで歩く気配が通り抜けていったそう。それで移動したとか。あとは祖母が死んで仏間で一人寝ていると仏壇がガタガタ騒がしくて眠れないのがなんか月か続いたらしいのとか。これらはわたしは一切知らないんですけどね。階段が絡むかどうかもなぞ。まぁ位置的に無理矢理こじつけると、旦那寺さんから伸ばした線の直線上かもしれない。ただ結ぶ先がなぞ。
そういえば。話は変わって。十月一卜月かけてはじめてのセーター完成しました! 直線編みのセーターなので初心者でも根気さえあればどうにかこうにか。イヤもうあちこち失敗してますが自分が着るぶんには問題ない。今は無謀にもラグランセーターに挑戦中です。既に針を変えるとき号数間違えて編んでますよ。困ったもんです。
困ったといえばいつになったら話を書けるようになるんだろう。これですね。