第17章〜魔法の後は〜
キノンから出て、由紀さんと山岡さんと三人でお茶をしていると、私のスマホにrinがきた。
『真由ちゃん、今日は朝から来てくれて本当にありがとう!もしよかったらこの後僕と一緒に打ち上げしない??』
その文章の後に「のもうぜ!」というコメント入りの可愛いスタンプも送られてきた。
断る理由も無いし…。いいかな。たまには。
『うん!いいよ!あんまりお酒飲めないけど、一緒に楽しも!』
それだけ打ってスマホを鞄にしまうと、由紀さんと山岡さんのスマホにも通知がきた。
「あ、もしかしたら…。みんなで打ち上げ、ですかね?」
「…でしたね!」
由紀さんはスマホの画面を私に向けると、クスリと笑った。
それからおよそ一時間後。
少し離れた場所にある、口コミでレビューの高い焼肉屋さんにて。
星夜くんはカッシーさんと専属のスタッフさんを一人連れてやってきた。
「お待たせ!じゃあ早速呑もっか!カンパーイ!」
「「カンパーイ!」」
…あ、やばい…。さっきの公演の時の胸の高鳴りが今になってまた出てきた…。…そうか…今まで実感してなかったけど、私こんなすごい人と関係持ってるんだ…。…てか、よく見てみたらコーラだ…。
「…ん?真由ちゃん、なんかもう赤いけどどうしたの?」
「あ…い、いや…なんか…その…」
「なになにー?もしかして今日の僕のマジックショー見て益々好きになっちゃった?」
「!?」
「ふふふっ、可愛い」
「星夜さん、なんだかいつもより幸せそうですね」
「当たり前じゃーん!いつもは男ばかりでむさ苦しい感じだけど、今日は花が二つもあるんだよ!そりゃあ幸せだよー!」
あ、そんな考え方星夜くんでもあるんだ。というより普段からも打ち上げってやってるんだ。なんだか楽しそうだな。
「そう言えば宮澤さん、スプーン曲げの時少し気になったのですが…」
「うん?」
「あれって、よくマジシャンの方がやってるやり方と違いますよね?」
「ふふふ、流石。プロは目の付け所が違いますねぇ〜…。でも、やり方はお教えできませんよ?壁に耳あり障子に目あり。ですから。特にこの場はなんか妙に文字を読み取るような視線を感じるので」
「なるほど、承知ました。それだけ教えて頂けれるだけで、十分勉強になりました。宮澤さんのスプーン曲げ…。また見れる日を楽しみにしてますね…!」
それから暫く食事は続き、今日の公演についての話題や世間話などが繰り広げられた。
「そういえば…一つ気になってたんだけど…」
「何〜?」
「どうして、クレッセント『ムーン』なの?クレッセントだけで三日月って意味があるならムーンいらなくない?」
「あった方がカッコいいじゃん?それにあっても同じ意味らしいし」
えっ、そんな理由…!?
「それより、どうして僕がこの名前にしたのか…気にならない?」
「あ、うん。気になる」
確かに。名前知った時は「へえ。『月』って着くのかー」くらいには思ったけど、それ以上もそれ以下もなかったからなぁ。でも今は…あんな凄いの見せられちゃったら…気になる。
「僕がこの名前を選んだ理由…それはね。僕はこれからもずっと、一人じゃ満ちることはないから。僕の欠けてる部分は時が経つにつれて、僕を応援してくれてるクレッズのみんなや、カッシーやスタッフさんのみんなが、太陽のような温かい笑顔で支えながら補ってくれる。みんなとはそんな関係でいたいから、この名前をつけたんだ。僕一人じゃ、僕が目指すようなお月様にはなれないの。だから、僕はそんな応援してくれるみんなの為に、一生懸命この世界で夜空を照らすお月様みたいに、みんなの心に光を届け続けるのが僕の役割なんだ」
「そんな理由があったんだ…」
「うん。だからクレッセント・ムーンの時の僕のほっぺにもお月様が描いてあったんだけどね」
「なるほど…」
その言葉と共に、頭の中で今日のクレさんのマジックショーの回想が流れる。
やばい…!折角治ったドキドキがまた復活してきた…!本当なんだよね…!?今、目の前にいる人が…星夜くんが…クレさん…なんだよね…!?
「あ、すみません。ちょっと私お手洗い行ってきます〜」
私が心の内でテンパっていると、由紀さんは突然立ち上がり部屋を出ようとした。
「「真由さんっ、来てっ!」」
私の隣を通った途端、小声で声をかけられて、驚いて由紀さんの顔を見る。
「えっ?」
「「ちょっ…!気づかれないように!早くっ!」」
「じゃ、じゃあ私も行ってきます〜」
そう言い残して部屋を出て襖を閉めると、すぐに由紀さんに手を掴まれた。
「ねぇっ…!真由さん…!私…どうしようっ!!ずっとドキドキしっぱなしで…少し目が合うだけでも、もう心臓が爆発しそうなぐらいヤバいの…!!ねぇ…どうすればいい…?」
それを恋と言う。
「えーと…質問に質問で返すのは道理にかなってないかもしれないんですけど…。私、この後いつか由紀さんに恨まれたりしませんか?」
「え?なんで?」
「だって…その…言いづらいんですけど…私と彼の関係が関係なので…」
「あー…なるほどねぇ。…うん。大丈夫だよ。心配しないで。あくまで私は宮澤さんの仕事仲間だから…。追いかけるだけ…」
じゃあそれは今から私が見せる動画を見せても同じことが言えるだろうか?
「由紀さん、これでも同じセリフ吐けます?」
そう言って、私は今日のシャボン玉マジックのシーンを由紀さんに見せた。
「ぁぁぁ〜っ!クレさぁっん!!」
「ダメじゃん」
その時。
スッ
「二人とも、ここで何してるの?」
「「!?」」
シャボン玉見た直後に本物が登場した!しかも呑んでないはずなのになぜか火照ってる!
「えっ…と、いや、丁度今お手洗いから戻ってきたところで…」
そう答えるも、星夜くんは疑いの眼差しを向ける。まるで「全部聞いてたぞ?」とでも言わんばかりの…。…聞かれてまずい話はしてないっちゃしてない。強いて言うなら、由紀さんが星夜くんにゾッコンになったって話ぐらい。
「…まぁ、戻ってきたなら戻ってきたで、早く食べよっ!周り男ばっかなんだから、早くしないと食べられちゃうよ?」
そう言うと、私たちの頭をわしゃわしゃと撫でた。
「わっ!」
「!!」
…聞いてたな。絶対。
それから少しの間打ち上げは続き、一時間程でお開きとなった。
山岡さんは結構日本酒呑んでた割にはシャンとしてる…。強いのかな。
カッシーさんはと言うと…。想像通り酔っ払ってるけど。
「じゃあ、山岡さんと私は新幹線で帰るので!ここで失礼しますね。皆さんは何で帰るんですか?」
「僕は車。どうせ途中だろうし、真由ちゃん家まで送ってくよ。あと、カッシーと野田っちも一緒」
「えへへぇ〜…。女の子も一緒ぉ〜?最高じゃぁ〜ん…。色々できるねぇ〜…」
「…あの…私…遠慮しとく。私も新幹線で帰るね…それじゃ」
お財布からお金を出して、襖に手を掛けると…。
「ま、待って…!じょ、冗談だよ…!さっきのカッシーのは…冗談だから…。ねっ?一緒に帰ろ…?」
半信半疑になりながらも、カッシーさんの方を見てみると、とろんとした目でこちらを見ていた。やりそう、とも言えないし、やらなさそう、とも言えない。
「そ、それにさ。なんかあったら野田っちが多分守ってくれるしさ?ね?」
「あ、はい!勿論です!」
そして私たちは現地解散し、トラスト・アクアグループと、クレッセント・ムーングループに別れた。別れ際、少し寂しそうに由紀さんが手を振っていたのが私の心を少し締め付けた。
車に乗り込むと、座席は星夜くんと私が後部座席、野田っちさんが運転席、カッシーさんが助手席に座った。
「じゃあ出発しますので。シートベルト締めてくださいね」
「はーい」
車が出発すると、酔いなのかそれとも緊張なのかはわからないけどだんだん火照ってきた。
「真由ちゃん?なんだか赤いけど大丈夫?お水あるけど、いる?」
「あ、だ、大丈夫…」
「そう?あとさ…」
「な、何?」
「膝枕、させてくれない?僕の膝で寝てる真由ちゃん、見てみたい」
「えっ!?」
わ、わざと…?私が今恥ずかしがってるの分かっててやってるのかな…。
「何も恥ずかしがることないじゃん!ほらほら、遠慮しないで〜!」
そう言うと、星夜くんは私を膝の上に寝かせた。抵抗はしたものの…酔いが身体中に回ってたこともあり、抵抗らしい抵抗はできてなかった。
「んー、幸せぇ〜…今までの公演日の中で今日が一番の幸せな日だよ〜!」
いやいや…仮に星夜くんは幸せだったとしても私の方は凄くこれ恥ずかしいんだからね!?だって…。昨日の今日ならぬ、今日の今日であんなすっごいの見て…それで「かっこいいな…!」ってなった人から…これされてるんだよ!?あり得ないでしょっ!!
「あ、眠かったら寝ちゃってもいいからね?」
寝れる訳ないでしょうがっ!!さっきから心臓バクバクだよ!
そう思っていると…。
「ねーむれ〜、ねーむれ〜。あーあー、ねーむぅれ〜」
子守唄!?しかも撫でてきた!絶対寝かせようとしてるじゃん!あ、でもやばい…そろそろ限界かも…気張り過ぎて本当に眠くなってきちゃった…。
やばい…眠い…全部音が遠く聞こえる…。
……そして気がついた頃には私は家にいた。
「あ、あれ?家…?星夜くんは…?」
フラフラしながらも自室からリビングへと向かうと、理玖都がいた。
「あ、お姉ちゃん起きた?宮澤さん、トラストで絡んでもらったぶりだったけど、やっぱいい人だったね」
「え?星夜くん?」
「うん。ここまでお姉ちゃん運んできてくれたんだよ。お姉ちゃん、すごい気持ちよさそうに寝てた」
「えっ!?ウソ…!てか、今何時!?」
「え?十二時だけど…」
良かった…。じゃあまだ星夜くん移動中か…。rinしたら気付くかな。
「そっか、じゃあ家着いてからはそこまで経ってないって感じかな」
「え?何言ってんの?昼だよ??」
「えええええええええええ!?」
うっそ、私そんな寝てたの!?昨日移動し始めたのが八時ぐらいだったから…。十六時間も寝てた…!
「ねえ、お姉ちゃん。そんなことよりさ。昨日宮澤さんと何があったの?あの人、すごいご機嫌だったけど」
「あ、うん。多分それは私のこと膝枕できたから…。それでテンションが上がってたってだけじゃないかな…」
「へぇ?お姉ちゃんを膝枕するだけで…?…よくわかんない人だねぇ〜」
「ほんと…」
嫌な予感がしないでもないけど…。
「あ、それとお姉ちゃん。宮澤さんから伝言で『起きたら僕にrinして』って」
「あ、わかった!ありがとう!」
『星夜くん!遅くなってごめん(><)今起きた!昨日は迷惑かけちゃってごめんねっ!』
私がメッセージを送信すると、すぐに既読がついた。
もしかして星夜くんrinの画面開いてたのかな?
『真由ちゃん!おはよ〜!全然迷惑なんかじゃなかったよ!僕の方から寝かせたんだし。それでさ、今日って空いてる?』
今日…?特に予定は…無いな。でも会うと多分また心臓が…。もう少し心の準備期間を…。
『あ〜…ごめん。ちょっと用事が…』
『どうしても…かな?公演のことで教えておかなきゃいけないことができたんだけど…』
うっ…。そうだった。仕事でのパートナーって関係もあるんだった…。断れないや…。
『どうしても、じゃないよ。弟との約束だからまた今度にすればいいし。じゃあどこ集合?』
『えっとね、それなら僕迎えに行くよ!真由ちゃん寝起きなら準備時間かかるだろうし。それまでに済ませておいて』
『わかった!』
そう言えば…なんで星夜くん、私のお家ここだってわかったんだろう…。
「お姉ちゃん!早くお風呂入ってきな!メイクもしっぱなしでしょ?肌荒れちゃうよ!」
「あ、はーい!」
うん、理玖都の言う通りだ。今はぼーっと考え事なんかしてないで早く準備しないと!
それから私は急いでお風呂に入り、パパッと身支度を整えた。女子にしては短い、三十分。多分「恋はどんな苦難も乗り越える」って、こう言うことなのだろう。
苦難じゃないけど。
「…あれ?…お姉ちゃん?それ…どうしたの?」
「え?」
理玖都に言われて見てみると、前のキスマークの所が薄くなっていたのが元に戻っていた。
「…!?なんで…っ!?」
「…宮澤さん…?」
「…うん。多分…。でもいつの間に…。昨日は私たち以外にも人がいたのに…」
「どんな車だった?」
「ぼんやりとしか覚えてないんだけど…。普通の車じゃなかったかな…。ロケバス?みたいな…」
「ビンゴ!」
ビンゴ…?なんかわかったのかな…。
「多分その車は、送迎車だよ。あの人はピンだから俺の予想からして、一番少ない人数の三人から六人乗りのやつ。最初は一番前の座席に座ったんだろうけど、お姉ちゃんが寝ちゃってからは死角になる奥の席に移動したのかもね」
な、なるほど…。
「ただああいう送迎車の場合、運転席って後部座席よりも高い位置にあるから、奥に行きすぎると見えちゃうってこともあるし、二列目ぐらいなのかな」
「そこで私が…これを付けられたってこと…?」
「そゆこと」
…。よくもまぁあの場所でこんなことできたなぁ…。シートも言うほど広くなかったのに…。と言うより、これやられちゃった後に会いに行っても大丈夫なのかな…。
「ねぇ…理玖都…。この後星夜くんに打ち合わせがあるから迎えに行くって言われたんだけど…本当に会って大丈夫かな…」
「んー…どうだろう…。…そんなに心配なら、俺ついて行こっか?」
「えっ!?流石にそれは大丈夫だよ…!星夜くんも気にするだろうし…」
「違うよ、後をつけるって意味で。俺バイクあるし。なんならrin繋いどいてなんかあったら突入するって感じでもいいけど」
なんかのサスペンスドラマみたい。でも流石にそれは考えすぎな気がするし…。
「んー…。大丈夫。気持ちだけ受け取っとく。ありがとね、理玖都」
「…うん。気をつけてね、お姉ちゃん」
理玖都の儚げな表情にどこか引っ掛かったものの、そのまま私は自室で昨日の動画を見はじめた。やっぱりクレさんの作り上げる魔法はどれもこれも魅了されてしまう。
その時。部屋のインターホンが鳴った。
「はぁーい!」
荷物を持って急いで玄関のドアを開けると、そこには星夜くんが立っていた。
なんだか不思議な感じ。いつもの見慣れた景色に普段は絶対に来ないであろう人がここにいるって言うあり得ない現状。
「おはよ!じゃあ、行こっか!」
「う、うん!それじゃあ理玖都、行ってくるねー!」
「んー、行ってらっしゃーい」
家を出ると早速星夜くんの車に乗って出発した。
「ねぇ、少し気になったんだけど…どうして私のお家の場所、わかったの?」
「手帳。書いてあったから。それ見て行ったの」
あー、なるほど…。…てことは鞄、漁ったってことか…!…でも仕方ないのかな…。送ってくれたんだし、文句言う筋合いはないよなぁ。
「因みに今どこ向かってるの?」
「僕のお家。昨日は二人っきりになれなかったから…。今日は二人っきりで楽しも!」
「え?待って。『公演のことで教えたいことがある』って言ってたのは…」
「ごめん、それ嘘。だってそうでも言わないと真由ちゃん僕と会ってくれなかったじゃない?まぁ、前みたいに襲ったりはしないから安心して。…多分ね」
「多分!?」
は、ハメられたー!!多分って何!?絶対じゃないの?えっ、つい最近そんな話来たばかりだよっ!?もうそんな内容お腹いっぱいだよ??そっち系の小説に分類してないよっ?蒼夏さん困っちゃうよ!?
「大丈夫だって。少なくともあの時みたいにはならないって断言するから。流石に僕も子供じゃないんだしさ。おんなじことばかり繰り返さないよ」
なら首の付け根のキスマークはどう説明する。
「…そう」
それから少し経って、私たちは星夜くんのアパートへと到着した。
「じゃ、上がって〜」
「…お邪魔しまーす…」
あー…不安しかないなぁ。やっぱり理玖都についてきてもらえばよかった…。
「真由ちゃん、こっちきて」
「あ、う、うん」
「これから僕が言うこと正直に答えてね?」
「うん」
何聞いてくるんだろう…。
「真由ちゃんは僕のこと好き?」
「え?もちろん。好きに決まってるじゃん!」
「理玖都くんのことは?」
「え、そりゃあ…家族なんだから大切な存在だよ?」
「そっか。その場合…僕が一緒に住もうって言ったら真由ちゃんは僕と一緒に住んでくれる?」
「えっ!?」
「僕…昨日初めて真由ちゃんの弟さんに会って確信した。真由ちゃん。僕じゃ君の弟さんには敵わない…。今のままじゃ、絶対いつか飽きられちゃう…。だからお願い。僕の側にいて…」
…ん?ちょっと待って、意味がよくわからん…。「敵わない」って、何が?
「あの…雰囲気ぶち壊しちゃうようで悪いんだけどさ…『敵わない』って、何が?」
「男として…色々だよ…。男としての魅力も…声も…センスも…。それに、向こうは真由ちゃんのことを知り尽くしてる…もう…お手上げだぁぁぁ!!」
……この人、頭悪いのかな。
「あの、ごめんね。また水さすようなんだけどさ…。私たち、姉弟だから。まず、男、女とかって言う目で見てないから。見たとしても、モデルにする時ぐらいだから」
「…え?そうなの?」
「当たり前じゃん」
「…良かったぁぁぁぁ!!」
そう言うと星夜くんは私の腰のあたりに抱きついてきた。
「…そういうことだから、ごめんね。同棲は流石に付き合ってもないし…。まだ無理かな。弟とも話してから決めたいし」
「うん、わかった…。でもその代わり、お泊まり会とかはたまにはやろ?一人寂しいから…」
「たまに、ね。金、土とか次が祝日で休みの日だけだからね?」
「本当!?ありがとー!」
そして私たちはベッドに寝転びながら、今までの色んな思い出話をしたりした。
今回もお読み頂き、誠にありがとうございました!
前回投稿してからかなり経ってしまいました…。内容的にはいかがだったでしょうか。
最近中々書く手が思うように進まず…。中々頭の中の二人の世界が広がらず…。ちょっと危機的状況です……。
次回、いつになるかわからないです…。
ですが、裏物語はこの本編を中心に書いていて進められるということで、裏物語をこれから一気に書き進めていくかもしれないです。その時は読んで頂けると嬉しいです…。
それでは改めて、最後までお読み頂きありがとうございました!