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圧倒的ご都合主義からの始まり

チートでなんでもかんでもできて無理を通して現実にしちゃうようなお話を読みたかったので書きました。

文章の作法とか王国の仕組みとか貴族のあれこれとか何も調べずに書いているので深く突っ込まずお読みいただけると幸いです。

二十(ピー)歳独身、山田花子(仮名)――神様がうっかり落とした槍に脳天から貫かれて死亡。現在、見知らぬ場所でメタボな中年のおっさんに土下座をされています。


はい、整理しましょう。

この目の前で土下座をしているおっさんは神様だそうです。

まだ天寿を全うしていない私を自分の過失で殺してしまったことで他の神様から白い目を向けられているようで、なんとか汚名返上すべく私への罪滅ぼしのために何かさせてくださいと現在土下(どげ)り倒してます。

つまりこの状況は私が自称神様のおっさんに何かを願わない限り変わらないというわけです。


具体的に何ができるのかと問いかければ「なんでもします」とのこと。

それって私が死ぬ直前まで巻き戻して槍が落下する事象をなかったことにすればこんなことにはならなかったのでは、と思ったものの「過失があったという経歴が残ってしまうんです」と需要のない涙目で語られた。


やりたいこと、やりたいことってなんだ。

急に言われても困るし悩む。

かといってこのまま元の生活に戻るのは嫌だ。

元の世界に戻ればまた人と関わりの少ない毎日、鬱々とした会社勤めの日々しか待っていない。


段々と考えるのも面倒になってきて半ば投げやりに「人間だけでなく色んな種族がいて魔法があってファンタジーな異世界でチートをください」とライトノベルよろしくとばかりに言ってしまった。

いやでも何のしがらみも感じずに人生を過ごしたいと思うわけですよ。

投げやりではあるものの、割と本心でもあるわけで。


そう口に出すとあっという間に景色が変わって――気が付けば目の前には草原と、一軒家と、その向こうには白い建物が建ち並ぶ綺麗な街並みが広がっていた。


空を見上げれば太陽が眩しく輝いており、飛行機と似つかわしくない大きな黒い影が羽ばたいているのが見える。その翼は蝙蝠のような形をしており、角と耳の生えたごつごつした頭、長い首に長い尻尾、太い四肢、強靭そうな爪を持った――そう、所謂ドラゴンと呼ばれるであろう生き物だ。


あまりにも壮大な景色に唖然としていると、ひらりひらりとメモ用紙のようなものが落ちてきた。

反射的に手に取ってそのメモ用紙のようなものを確認する。


"ようこそ異世界へ。ここにはドラゴンもエルフも獣人も王国も魔法もなんでもあります。チートを授けたので願えばなんでもできます。お願いしますどうかこれで許してください。 神様より"


と、いうことらしい。

特に何も考えず行き当たりばったりで書いているのでタイトル詐欺になってたら後々修正を加えたいと思います。

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