マルタの町
ラスター王国の城から西に歩く。途中で毒の沼地などがあったが、魔物も出ないので楽勝で次の目的地にたどり着いた。
お次は、マルタの町。ラスター王国から、西に行くとマルタの町。
たいてい、スタート地点の王国と、次に向かう王国との中間に、一つ町がある。そんな感じだ。
30年前、当時私は30歳、デスティンは20歳。だから今は、私は60歳、デスティンは生きていれば50歳になっているはず。
マルタの町で、記憶をたどる。
このあたりには、アイアンアントや、大ねずみなどの魔物が出た。それから、グリーンワームや、一角うさぎなどの魔物も出た。
魔王を倒した後は、魔物もいなくなり、これらの魔物も見かけなくなった。
モネや、シュンは、当時はまだ生まれていなかった。当時を知らない世代。
町の住人に話を聞いた。
「うちの弟は、ジョバンニ王国の兵士だったんだけど、ジョバンニ王国が魔物に襲われて、守備隊が全滅したって話を聞いたんだよ。
うちの弟も、もしかしたらその守備隊にいたんじゃないかって・・・。」
その、ジョバンニ王国にも、いずれ向かうことになる。30年後の今では、見違えるほど復興しているという。
マルタの町は、相変わらず、この町は変わっていないな。
全く関係の無い話になるが、シスター剣士のモネの得意技は、『急所突き』。
どんなに相手のHPがあろうと、一撃で敵の息の根を止められるという必殺技だ。
腕力では劣る、力の無いシスターが編み出した、究極の必殺技ともいえる。
おまけに、モネが、彼女がいるだけで、
味方全員のステータス爆上がりという。
しかし、そこで魔物の気配らしきものを感じた。魔王がいないのに、なぜ?
やはり、魔王軍などに所属しない、自分たちで好きなように行動するように、魔物たちもなっているのか?
いや、まさかな。あの魔王が復活してくることなど、一度倒されたら、100年は復活してこないはず。
とりあえず、次なる目的地に旅立つことにした。お次は・・・。