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アプリで転移って最強じゃない!? ─アプリを使ったら転移できちゃったので、異世界の学園に遊びに行っちゃいます!─  作者: まりんあくあ
第六章 えーっ! あたしの魔力って思念波だったのー!?

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5 花火の計画を立てよう!

しーちゃんは花火に参加できるのでしょうか?

「ちょっと、実行委員会ってどういうこと? それに花火って夜だよね? 無理だよ、夜にここへ来るのは」

「そうなのですか? おかしいですね? 学園長は大丈夫って言ってましたよ?」

「学園長さんが『大丈夫』って言ってるならきっと大丈夫なんじゃない? しーちゃん」

「えー、そうなのかなぁ……ん?」


 そこであたしは気がついた。


 ── ちょっとまって。そっか、こことあたしたちの世界って時間関係なくない? 前にもこっちでちょっと長くいたけど、元の世界では予定ぴったりの時間に戻れたよね? ってことはこっちが夜の時間にあたしたちが来ることもできるってことじゃん! なるほどー。


 あたしはポンと手をたたいた。


「そっか。うん、たぶん大丈夫だね! れーちゃんと一緒に来たらいいんだよね?」

「そうなのです。花火はたくさんの人でした方が面白いのですよ。ですから早速計画を立てるのです! 実はですね、学園に来る前に花火は買ってきてあるのです」

「え、そうなの?」

「はいなのです。美桜にぬかりはありませんよ」


 そう言って胸を張る美桜ちゃん。


「ふふ、美桜ちゃんみんなで花火をするの、すっごく楽しみにしてたんだって」

「そうなんだ。ね、ね、どんな花火があるの?」

「いろいろ買ってきたのですよ。花火ねずみの追いかけっこは外せないのです」

「花火ねずみってねずみ花火のこと? 花火に火を付けたらクルクル回りながら追いかけてくるやつだよね。どこに行くかわからないから面白いよね!」

「あれはスリルがあるのです。あぶないからソフィーちゃんは少し離れたところから見るのですよ。しっぽの先からものすごい火花が出るのですから」


 ── ん? しっぽの先からものすごい火花? 


「ねえ美桜ちゃん。ねずみ花火ってこう丸い輪っかになってて、そのしっぽの部分に火を付けるんだよね? それを投げたら追いかけてくる……」

「何を言っているのです? ねずみ花火は箱型にねずみが描いてあって、しっぽの先が火を付ける場所になっているのですよ。標的に向けて一気に発射するのです!」


 ── 想像してたのと全然違ったよ!


「素早く逃げないと花火に当たってしまうのです。毎年一布お兄ちゃんを標的に、隙を見て点火しているのですが、最近はお兄ちゃんも避けるようになってきたのでタイミングが難しいのです。なかなか勝てないのです」

「……美桜ちゃん。こっちの世界の花火、くわしく教えてくれない? あたしの世界の花火とは違うみたいだよ」


 あたしがちょっと引き気味に言うと、美桜ちゃんがにっこり笑って言った。


「もちろんなのです。玲士お兄ちゃんが開発した特別性のものもあるのですよ。どんなものかと言うとですね……」


 そこから美桜ちゃんの説明を聞いたあたしは、ビックリしたり、同じようなものがあったりで、花火大会がすごく待ち遠しくなっちゃった。


「ね、ね、やっぱり最後はさ、」

「「線香(閃光)花火」だよね!(なのです!)」


 次の日、あたしの家でれーちゃんと夏休みの課題をしているところにソフィーちゃんから連絡があった。


「しーちゃん、花火の用意ができたよ」

「わかった。じゃあ今から行くね」

「しーちゃん、花火って今から?」

 

 不思議そうな顔で聞くれーちゃんに、ニヤリと笑って言った。


「そうだよ。だって、あっちは異世界なんだから時間関係なく行けちゃうんだな、これが」

「え? じゃあ向こうは夜なんだね。うう、夜の学校ってちょっとこわくない?」

「大丈夫だよ。だってみんないるんだからさ。さっ、それじゃあいっくよー」

「あ、待って。しーちゃん、靴忘れてるよ!」


 あたしがスマホを操作しようとしたら、あわててれーちゃんに止められた。


 ── しまった、忘れてたよ!


 こっそりと玄関に靴を取りに行き、それから二階の部屋へ戻ると母さんに見つからないように小さな声で唱えた。


「ディメンションズゲート、オープン」

しーちゃんの予想を超えるなんだかとんでもない花火もありそうです。2週間後をお楽しみに。


それでは、またお会いしましょう。

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