表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/11

第2話 最高到達階更新

ご無沙汰しております。

増税前ラッシュが終わった筈なのに仕事が忙しいまま、更には風邪をひきまして…

これから少しずつ時間を見て更新したいと思いますのでどうぞよろしくです。

第55階層


5メートル程もある巨大な鉄の巨人の前に立つ4人の姿があった。

前衛を勤めるのは狼のような毛皮に包まれた男。

既にヒビが走り今にも破壊されそうな大楯を前に突きだし叫ぶ!


「もう一度だ!やれ魔王!」

「だから魔王って呼ぶなー!!」


そう叫ぶ漆黒のローブにその身を包んだ2本の角のある美女!

上に掲げた両手から魔力が上がり上空に巨大な火の玉を生み出す。

その熱にやられないように4人の上に障壁を展開する魔王の肩に乗る女の小人。


「これで駄目なら引くぞ!」

「「「オウッ!」」」


一番後ろにいた槍を持った髪の長い青年が叫び一気に仲間の横を走り抜ける!

音を置き去りにする程の速度で、そのまま巨人に振り下ろされた巨大な剣と激突しその攻撃を相殺した!

ゴガァァァン!!!と響く激突音と共に赤い字で95300とダメージを表す数値が表示され、それを合図に魔王と呼ばれた美女が上に挙げた両手を振り下ろす!

そのまま相殺された剣で体勢を崩した鉄の巨人へ向けて火の玉が真っ直ぐに飛んでいき…


「熱反射!」


魔王の方の小人が叫んで4人の前に巨大な障壁が現れる!

次の瞬間、まるで火山が噴火したかのような大爆発が鉄の巨人を包み込んだ!

その爆発の余波が小人の障壁により反射され更なる熱が鉄の巨人を襲う!

熱で空間が歪むほどその爆発の威力は凄まじく、鉄の巨人はその体から何度も何度も5桁のダメージ表示を出現させながらその体を熱により融解されていき…

その体が光に包まれて弾けた!


「来るぞ皆俺の後ろに!『不倒不滅!』」


大楯を構えた狼の獣人の盾から巨大な盾が出現する!

それと共に目にも止まらない速度で消滅した鉄の居た場所から四人目掛け、小さな結晶が襲い掛かる!


「ぐぅおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


打ち返し弾、51階層以降の敵を倒すと必ず死ぬ瞬間にその場に居る者目掛けて反撃が襲い掛かるのだ!

その威力は実にラストアタックの2倍!

神の試練を順調に攻略していっていた人々の前進を確実に停止させた攻撃であった。

なによりも恐ろしいのは、この反撃で全滅すると敗北扱いになるのである。


「頼む!持ってくれ!」

「おいちゃん!負けないで!」

「俺達が最後の希望なんだ!頼む!!」

「おおおおおおおおぉぉぉぉおぉぉ!!!」


激突する速度が速すぎて音が繋がり何も聞こえなくなる中、何度も見た走馬灯を見る四人。

塔の攻略が始まってから500年が経過し、初期の攻略メンバーで生き残ってる自分達が敗北すれば…

何度も考えた事を考えながら3人は狼の獣人の背中を支える。

そして…


バガァァァン!!!!


粉砕する大盾!

小人の障壁も僅かに耐えたが貫通され打ち返し弾は狼の獣人の全身を襲う!

その体が貫かれ肉片に変わる瞬間…


「ガリッ!」


奥歯に仕込まれたカプセルを噛み砕き口内に霊薬エリクサーが溢れる!

一瞬にして復元した体、だが直ぐ次の瞬間には再びその体は穴だらけになり飛散する。

時間にして僅か0.5秒、だがその僅かな時間が命運を分けた!


「ゴフッ…生きてるな…まお…う…」

「あらた…」


あらたと呼ばれた青年の長い髪が魔王の前に垂れる。

その目は真っ白に染まり床には夥しい血溜まりが出来ていた。

彼の体は後ろ半分が無くなった状態で魔王の体を包んでいたのだ。


「よかっ…た…」

「うっぅぅぅぅ…」


その言葉を言い残しその体は崩れ落ちた。




この日、最高到達階層を55階に更新すると共に人類最強のパーティーは解散した。

そして、この日を境に40階以降へ到達できたメンバーは500年間現れなかった…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ