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年上の女の子

作者: ゆう

朝のベットに年上の女性が寝ている。


彼女を見ながらホテルのソファに座る。

窓から日差しが入ってくる。

部屋に入る前にコンビニで買ってきた缶コーヒーを飲む。


昨夜のことを思い浮かべ何があったかを思い返す。


布団の中に入ってから随分長い間しゃべり続けたな。

何を話したんだろうか、僕たちは。

全然覚えていない。

よく喋る人だなと思ったけど、話している間に照れ隠しだと気づいた。

だから観察してみることにしたんだけど、

まさか朝方まで喋り続けるとは思わなかった。


だから僕から言ったんだった。


「ねぇ、そろそろキスがしたいんだけど?」


そしたら急に黙っちゃって頬を赤らめるんだもんな。


そんなことをぼんやりと思い返す。


そうしていると彼女が目を覚ました。


「まさかそうやってずっと寝顔を見てたの?もう恥ずかしいじゃない」


そうやって布団を口元まで上げて照れている。


「色々教えてくれてありがとう」僕が言う。


「また、そうやって年上扱いする」


「いや、女の子はいつまでも女の子なんだなって教えてくれてありがとうって意味なんだけど」



彼女がまた照れてくすくすと笑い続けている。


早朝の部屋の景色としては最高に思えた。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 楽しそうですね。
2019/11/10 10:49 退会済み
管理
[良い点] 明確にオチというか、作品の目的が整理されている点。 [一言] 短編というのは、切り込む際にどこまで踏み込むか。というのが問われますね。良い踏み込みの作品だと思います。
[良い点] 甘いピロートーク感。 [気になる点] 女の子はいつまでも女の子。これを書くなら、アバウトな感じでも実年齢の表記や、それを読み取れる容姿などの描写が必要ではないでしょうか。 [一言] よく喋…
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