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中学生の時の友達

 あの時は本当に助けてもらったのに、恩を仇で返す様な事をしてごめんなさい。


 貴方と最初に会ったのは確か中学二年生の時だったね。一学期の初め、友人が全くいなかった私に貴方から声をかけてくれたね。


 貴方のおかげで、男子からのイジメも収まった。それだけではなくて貴方は自分の友人や仲間を私に紹介してくれた。話し相手の全くいなかった私には嬉しい事だった。


 今思えば私は貴方にもっと感謝して貴方を大事にするべきだったと後悔している。


 貴方と一緒に会話するのは楽しかったし、安心したけれど、私は貴方の趣味や貴方の好きな物や好きな人を尊重しなかった。私は私の趣味ばかりを大事にしていた。それでも貴方は辛抱強く接していた。


 休み時間に一緒に便所に行こうと貴方から誘われた時、私は何度も嫌がった。貴方は仕方ないと割り切ってくれた。もっと私が貴方の気遣いに気づければ良かったね。


 貴方が別の人と喧嘩した時、私は全く仲裁に入れなかったし、何も出来なかった。友人として私は何も役に立てなかったね。


 貴方に好きな人が出来ても全く支えられなかった。ちょっとした恋敵に怒っていた貴方に何も言えなかった。貴方は彼女が美人か醜いか私に問い詰めたよね。私は上手く答えられなかった。


 貴方が大事な人を失った時も私は何も出来なかった。せめてもっと寄り添えれば良かったと今にして思う。別の友人が必死で貴方を励ましてくれた。


 私の母が貴方を心配していたけれど、私は何も出来なかった。


 それだけではなくて私は貴方をぞんざいに扱ってきた。貴方の意思や趣味を理解して尊重する姿勢が全くなかった。今、本当に酷い人間だと我ながらに思う。

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