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ルイスガル建立記念祭

皇帝襲撃の一件から一ヶ月、キョウカ達は相も変わらず、ルイスガルでのシノギに精を出していた。


「はぁ.....予想外だ...どうしてこうなった.....」

キョウカはとある理由で、頭を抱えていた。

「え?どうしたんですか?そんなに悩んで」

レガリアスはそんな彼女の姿を見て、心配そうな表情をした。

「.....なんでこんなに組員が増えてるんだよ.......ほんの数日空けただけなのに...」


実はキョウカ達が帝都に行っている間に、ハイルなどの中堅組員が町のチンピラや浮浪者を片っ端からスカウトしまくっていたらしく、神聖ミカド組の構成員が急増していたのだ。

「おめでたい事だけど、このままだとこの教会じゃ収まりきらないよ.....」

ルシーラも先のことを憂いてるらしく、渋い顔を浮かべている。

ちなみにルシーラは、先の戦いで敵の刺客、ナイトメアリーに背中を斬り裂かれるという重症を負ったが、懸命な治療が功を奏して、なんとか後遺症も残らずに済むらしい。


(...これは第二事務所くらいは考えたほうがいいかもな、エメラダとの取引のお陰で潤沢な資金もある事だし)

そんなことを考えていると、キャロルが外回りから帰ってきた所だった。

「お姉様〜、ルイスガル管理組合の方がお目見えですわ」

そして一人の男性を連れてきたのだ。

「どうも、シスター・キョウカ殿、ルイスガル管理組合のアムルと申します、今回は折り入ってお願いがございまして.....」

「いいですよ、話を聞きましょう」

キョウカは来客用の笑顔を作り、彼を応接室に通した。

それから三十分、対話を行ったのだが彼の頼みとは、一週間後に行われる三十回目のルイスガル建立記念祭にて、警備と運営補助の委託を頼みたいというものだった。

もちろんこの手のイベントはいいシノギになるのでキョウカは二つ返事でOKを出したのだ。


このルイスガル建立記念祭は様々な店の出店や町の中心にあるコロシアムで行われる記念武術大会などがある、コロシアムには皇帝を初め、各国の要人も訪れるという盛況っぷりだという、そのため毎年警備は厳重に行われるのだが先日の事もあるのだろう、少しでも戦力が強い警備を配置したいということで神聖ミカド組に白羽の矢が立ったと言うわけだ。


というわけでキョウカは組員全員を集めて、事の経緯を説明した。


「そして、なんとウチも特別枠として出店することになった!何かやりたいことがある奴は手を挙げてくれ」

そして真っ先に手を挙げた者が居た。

「はいっ!!」

それはレガリアスだった、途端に嫌な予感がして、キョウカの顔が歪んだような表情になる。

「ええと...レガリアス...?何がやりたいの?」

レガリアスは鼻を鳴らしながら得意げに説明を始めた。

「いや、ウチのリーダーは凄い美少女じゃないですか?それを上手く利用したパフォーマンスとかどうですかね?名付けて(シスター・キョウカのドキドキ着せ替えショー!!)なんていいじゃないですか?もし賛成する人がいましたら手をあげてください〜!」

「「「はーい!!」」」

ほぼ全員が賛成という結果だった。

(やっぱりか.....アイツめ...)


「わ、私はそんなのやらないからなっ!」

必死に逃れようとするキョウカだったが、醜悪な笑みをしたレガリアスに止められてしまう。

「ふふふ.....ダメですよ、みんなが賛成したんだから.....では着せ替えの練習をしましょうか」

途端にレガリアスに引っ張られていくキョウカ。

(なっ、アイツこんなに力が強かったのか...ビクともしねぇ.....)

「い、いやだぁぁぁ.....キャロル助けてぇ...」

「普段は清楚な美少女シスターがメイド服に水着、その他諸々...ああ楽しみだなあ」

レガリアスとはいつもと完全に雰囲気が違い、恍惚な表情を浮かべていた。


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