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頂点レベルの決戦 キョウカVSユウカ

遡ること数分前、京真はキャロルとナイトメアリーの戦いに加勢する気を伺っていたのだが、突然背後の扉が開いたのだ。

「す、すみません!エメラダ様を見かけませんでしたか!?」

息を切らしながら大広間に入ってきたのはなんとエメラダと一緒に避難したはずの付き人だった。

「あ、アンタ...エメラダはどうしたんだ!?」

そして驚くべきことを口にする。

「え...?私はずっと別室で待機してたのですが.....?」

(どういうことだ...まさかさっきエメラダを連れていったアイツは偽物!?)

最悪の事態を想定した京真は大広間を飛び出して、城の中を闇雲に探したところ、微かだがエメラダの声が聞こえた。

「い、いや.....助け.......誰かっ...」

(まずい、このままじゃ!)

もう考えてる暇なんてない、そう思った京真は目の前の扉を蹴破ったのだ。


「誰かと思ったら、先日殺り損ねたシスター・キョウカさんやないか」

長ドスを構える青髪の少女...性別は変わってるもののその佇まいは前世のライバル、水無月 優馬そのものだった。

「水無月.....私の友人を殺そうとしやがって...死ぬ準備出来てんだろうな」

それを聞いたユウカは飄々とした表情で嘲笑う。

「おー怖い怖いそのえげつない殺気も前世と変わらんなぁ、あと私の今の名前はユウカや、覚えとけ、御門」

そう言うとユウカはエメラダから離れ、京真に向けて長ドスを向けた、どうやらやる気のようだ。

「私の今の名前はキョウカだ、そっちも覚えとけ」

瞬間、キョウカは懐からいつもとは違ったナイフを抜き、凄まじい踏み込みを見せた。

「うぉっ相変わらずメッチャ速いなぁ、さすが最強の極道と呼ばれただけはある奴や!」

「オラァ!!腹の中身ぶちまけとけ!」

キョウカは小型のナイフを奴の腹目掛けて横に薙いだ。

それはユウカの着物を掠めたものの、肉を食むことは無かった。

「中々のスピードやけど.....そんな大振りじゃあ当たってやることは出来んなっ!」

そう言うと流れるように長ドスの斬り上げが襲ってくる。

「カウンターじゃボケっ!!」

その一閃をキョウカは咄嗟のサイドステップで躱そうとするも、右肩を浅く斬られてしまった。

「ぐぅっ!!痛ったいな、これでも食らっとけっ!!」

キョウカは空中でベレッタを抜き発砲。

「うおおお!それは予想外やぁっ!!」

ユウカも拳銃は想定してなかったのだろう、肩が銃弾を掠めていた。

「まさか、この世界でもチャカを使うなんてな、やはりアンタは面白いおと...女やな」

しかし直ぐに持ち直し、彼女もまた距離を詰めてくる、その速さはまさに怪物、一瞬の内に懐に入り込まれ鋭い袈裟斬りが振り下ろされた。

「こんなんで私を取れるかぁっ!!」

キョウカは咄嗟にナイフを突き出して、長ドスを受け止めた。

(なんて凄まじい力だ...こんなナイフじゃ直ぐに折れちまうっ!)

長ドスがナイフにギリギリと食い込む音がする。

「そんなおもちゃみたいなナイフ、叩き斬ってやるねん!」

このままだとナイフは真っ二つに割られ、待っているのは致命傷を受ける未来...なのでキョウカはここで小細工を使うことにした。

おもむろにキョウカは頬を膨らませる。


(なんや、こいついきなり頬をふくらませた...!?まずい何かが来る!)

「ちょっと危険なニオイがしたから避けとこか」

しかしユウカも歴戦の猛者、危険を素早く察知してキョウカから身を引く。

その瞬間、キョウカの口から含み針が飛んだのだが、彼女はその流れで一気にユウカとの間合いを侵略したのだ。

「バーカ、その針は避けられる前提だよ!」

「なんやとお!!??」

なんとキョウカは相手を自分から遠ざける目的で、わざと避けやすい針を用いたのだ。

「よっしゃ!貰ったァ!!」

そしてナイフを、ユウカの脇腹に突き立てた。

「ぐぁ.......あんま...調子に乗んなや...」


突然、ユウカの目の色が変わったような気がした。

その次の瞬間、太ももに焼け付くような痛みが走った、慌てて目を落とすとそこはユウカの靴から伸びる仕込み刀が深々と突き刺さっていたのだ。

「.....なん...だと...」

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