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神聖ミカド組、帝都に出張

「うぅ.....お尻が痛い...」

レガリアスは昨日の出来事を思い出しながら顔を引き攣らせていた。

「レガリアスったらなにがあったのかしら?」

「さぁ...?思い切り、尻もちでも着いたんじゃねぇの」

京真は、自分はさも無関係だと言うように振舞っていた。

(まあ原因は俺だが.....)

その時、中堅組員のハイルが定期の報告に来た。

「姐さん、失礼しますっ!今月のシノギについてです!」

「ご苦労さま、今月の上がりはどのくらいだった?」

シノギで稼いだお金を京真が尋ねると、ハイルは爛々とした目をした。

「今月は大収穫ですよ!旧竜人族の隠れ里で行ってる武器の量産については概ね順調.....そしてルイスガル商店街のケツモチについては最近はTトラブルの呼び出しが少ないため、稼ぎは低迷してますが外大陸からの貿易品がとんでもなく利益を出してます。全部で金貨十万枚ですね!」

この前、メラヴード山岳地帯で行商人が行方不明になった末に死亡した件もあった為、運搬ルートを一新した所、ルイスガルに大量の貿易品が流れ、それが飛ぶように売れたのだ。

「やりましたねっ!これで私も働かなくても生きてけま.......」

隣から、京真の鋭い眼光と殺気に押され、レガリアスはつい言葉を紡ぐのをやめた。


次の瞬間、勢いよく教会の扉が音を立てて開く。

「キョウマ、大変だよ!帝国の使者を名乗る人が教会の前にっ!」

そこに飛び込んできたのは、血相を変えたルシーラだった。


慌てて外に出てみるとそこには、二人の騎士を傍らに控えさせた、一人の男が立っていた。

「シスター・キョウカ殿ですね、この度は帝都で開かれる皇帝主催パーティの招待状をお持ちしました。」

そして彼から放たれた言葉に、一同は度肝を抜かれた。



数日後、四人はウォーバルド帝国の帝都を訪れていた。

あの招待状によると、今回神聖ミカド組が呼ばれた理由は皇帝直々の推薦らしい、最初は罠かと疑ったが以前の事を考えると裏切りの可能性は低いとして、京真達は参加を決意したのだ。


「やっぱり帝国の中心都市となると人の量は尋常じゃないな...」

ゆっくりとした馬車に揺られ半日、遂に京真たちは帝都に降り立ったのだ。

「おおお、凄い人ですね〜ルイスガルと比べると天と地の差があります」

レガリアスは初めて訪れる帝都に興味津々な用で目を動かしてる。

「ルシーラ、キョロキョロし過ぎでみっともないよ」

ルシーラに注意されるレガリアスだったが、それでも好奇心を抑えきれずにいるのは彼女の様子からも明らかだった。


「それにしても.....この格好には中々慣れないな」

そう言う京真は自らの服装に目を通す。

今日はいつものシスター服ではなく、黒のドレスを身に纏っていた。

他の三人も色は違えど、同様の格好だ。

「お姉様っ、そのドレス凄い似合ってますわ!」

キャロルは目を輝かせながら京真を見ている。

「ほんとに似合ってますよねぇ、こことかも」

そう言ってレガリアスはおもむろに京真のお尻の部分をスーッと指でなぞった。

「ひゃん!.......レガリアス...テメェ...」

つい反射的に太もものホルスターからベレッタを抜きそうになるも、ルシーラに止められる。

「ちょ...キョウマ、こんな人が多いところでダメだよ...」

彼女に窘められ、ハッと我に返った。

「あ、ああ...すまない」


「それよりお姉様、時間は大丈夫ですの?あと30分で始まっちゃいますわ」

その言葉を聞いて、京真は時刻を確認する。

かなりギリギリの時間だった。

「ヤバっ!急がないと!」

京真の声を聞いて一斉に走り出す一行なのだった。



その姿を建物の上から見下ろす一人の人物が居た。

「あれくらいじゃ殺せないか、さすが最強の極道さんや、なぁ?御門」

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