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案の定というか、なんというか、くーちゃんは教室に居なかった。あいつさ、本当によわっちぃんだよな。電話番号を知っておいてよかったな。あいつが来ないなら来ないで、わたしもさっさと帰っちゃえばいい話だし、じっと耐えるようにして、教室の真ん中で、わざわざ机に突っ伏している必要もないだろ。
どうせさ、電話になんか出てくれないものと思っていた。わたしだって、初めてペアレントを消した次の日はそんな感じだったから、何にもする気になれなくって、ぼーっとしていたら、日は落ちていて、でもただふさぎ込んでいることさえも許されなくって、そのうちに、わたしたちは無理やり家の外に連れ出されちまうんだよな。
だから、くーちゃんとは、どうせ今夜には会うことになるんだ。明日も明後日も、まぁ、ペアレントに喰われちまう前までは、ずっとね。
「なんのよう、日浦?」
だって。電話口からは思いがけず、呑気そうな返事が返ってくる。少なくとも、スマートフォンに手を伸ばすくらいの元気は残ってるみたいだ。でもさ、いくら何でもその言い方はないんじゃないかな? 昨夜誘ったのは、くーちゃんからだったくせに。
「お前、学校来てんのかよ。教室にはいないみたいだけど」
「えっと、とくとーの5階。この前の場所に居るよ」
平気で言う。わたしは数秒待ったけど、くーちゃんがそれ以上に、喋る気もないことが分かったから、ため息をつく。
「今から行く」
「べつに構わないけど。暇なの?」
くーちゃんは、こいつ、明らかに喧嘩売ってるよな。なぁ、わざわざわたしはこの馬鹿みたいに暑い日に、お前に会いに来たんだよ。
でもまぁ、それは逆に良かったのかもしれないな。
昨日の約束通りに、くーちゃんをぶん殴った時、ちっとも罪悪感をおぼえなかったからさ。
正確には、蹴っ飛ばしたんだけど、細かいことはどうだっていいだろ。
くーちゃんは、特棟の5階の廊下で眠っていたんだ。この階は突き当りが行き止まりになっているみたいで、くーちゃんは一番奥のその壁に、ぐったりとまるで死体にでもなっちゃったみたいに背もたれていた。
「よぉ、何してんだ?」
「眠くてさ、昨日はぜんぜん寝れなかったから」
へぇ、ってわたしはあごを上げて、それから、手ごろな位置にあって、しかも無警戒なくーちゃんの身体を、その肩を、思い切り蹴飛ばしてやったんだ。
くーちゃんって軽いから、呆気なく吹っ飛んじゃうんだ。この馬鹿は、悲鳴も上げず、ただ黙っていて、廊下に横たわって、無表情で、うつろな目をしていた。
「どうだ?目は覚めたか」
わたしが聞くと、くーちゃんは「痛い」ってただ文句だけを言って、質問には答えなかった。へぇ、まだ足りないんだ。ってわたしは一瞬ぶっそうなことを考えたけど、流石にやめてあげることにして、隣に座る。廊下は真っ白で、埃臭くって、わたしたち以外には誰もいなくって、なんかさ、わざわざ昼間にまで、こんな風に他の誰とも共有できないような場所に来る必要はないよな。べつに嫌だっていうわけじゃないんだけどさ。世界に二人きりみたいな感じはちょっと寂しいじゃん。それでも、一人きりよりかはずっとましなんだけどね。
「殴るって約束だったろ」
くーちゃんは廊下に寝転んだままじっとしていて、答えない。もうほんとうに子供と変わらないよね。拗ねて、ぐずって、ねぇ、そんな風にしても、誰も助けてあげられないんだよ。悪いけど、わたしにだって、無理なんだよ。
「おい、何時まで寝てるんだよ」
わたしが言うと、くーちゃんはようやく億劫そうに、上半身をのそのそ起こして、それから、後ろ髪を何度か掻いた。
「悪いけど、話したいこともなくなっちゃった。一人にしてくれないかな」
だってさ。勝手だよね。わたしも、くーちゃんと同じ境遇で、くーちゃんよりずっと長くこんな風に過ごしてたんだけどね。くーちゃんだけが傷ついてるわけじゃないんだけどね。
「なぁ、お前さ。わたしも大概だけど、昔から成長してないよな。上手くいかないことがあると、すぐふさぎ込んで、そんな風だから、二年前、わたしはお前の誘いを断ったんだ。ちょっとでも事情を話したら、どうせすぐ、今みたいな顔し始めるに決まってるって思ったんだ」
「うるさいなぁ、だったら放っておけばいいだろ」
って、くーちゃんは言うけど、わたしは無視して、まだそこに座っていた。
一言も喋らないで、ぜんぜん意味もなく。という訳でもないんだよね。
期待しているんだ。そのうちに、くーちゃんが呑気な事いいだして、わたしが肩の力を抜くような、そんな展開をさ。まぁ、ありえないって分かっている。流石にね。だから代わりにわたしが適当なことを言ってみたりする。
「この前に言ってた。動物園、今なら行ってやってもいいけど」
くーちゃんは答えない。ぼんやりとうつろにどこかを見ている。
「なぁ、お前、今夜にでも喰われちまうかもしれないだろ。消える前にさ。好きなことやれよ。なぁ、なんでも付き合ってやるから」
そう言ってあげたのに、くーちゃんはため息なんかついちゃって、それから、天井を見上げて、なんだか、よく分からないことを言い始めてしまった。
「ぼくたちはもう幸せにはなれないのかな。ねぇ、ぼくはともかく、日浦はさ。勿体ないだろ。日浦みたいに不器用なやつがさ。幸せになれない世界なんて、ぼくは嫌いだ」
ほんとさ。くーちゃん、わたしの話聞いてる? 動物園行きたくないの?どっち?よくわかんないことを言ってさ。もう、頭の中はぐちゃぐちゃなんだろうな。支離滅裂だし、だいたい、勿体ないってさ。むしろ適切だと思うな。このひねくれた性格じゃあ、こんな風に頭にねずみを飼っているようじゃ、どのみち幸せになんか、なれないに決まっていたんだから。
「ねぇ、神さまっていないのかな。いたとしても、助けてはくれないのかな。ひょっとして人間が多すぎて、ぼくたちにはいちいち構ってくれないのかな。例えばさ、地球の人口がいまの十分の一とかだったら、ぼくたちはこんな風にはならなくって、神さまはちゃんと導いてくれたのかな」
だって、よくわかんないね。わたしはくーちゃんの頬をこぶしでぺしりって殴ってあげて、それでもぜんぜん反応がなくって、こりゃあ駄目だなって、なにしたって無駄だなって思って、しょうがないから、立ちあがった。
「まぁ、あんま考えすぎるなよ。ほんとうに嫌になったら、わたしたちはただ身体をさしだせばいいんだ。ペアレントに喰われるとき、悲鳴を上げた人間をわたしは見たことがない。だからたぶん痛くもないんだと思う。それでぜんぶお終いだ」
そんなせりふが、建前だってことは、自分がいちばんよく分かっている。だって苦しいままいまだに、消えていないのはわたしなんだし。未練がましく諦めきれていないんだよね。それでさ、困ったことに、わたしはただ一人で喋っているだけだって言うのに、なに格好つけてるんだって、ねずみが頭の中で騒ぎ始めているんだ。
「じゃあね、日浦」
そうやって、立ちあがったわたしに、くーちゃんがぜんぜん惜しそうでもなく手を振る。まるで追い払うようにさ。けっこう気に障る。ああもう、勘弁してほしいな。
深呼吸して、逃げるように背中を向けるけど、とてもじゃないけど、持ってくれそうになかった。ねずみがさ。暴れているんだ。どうしようもなくさ。
ねぇ、それぐらい、いいじゃんか。くーちゃんはもうダメダメで、なんかふさぎ込んじゃってて、だったら、わたしぐらいは、ちゃんとしてなきゃいけないでしょ。
でもさ。これまでに、わたしが思い通りにねずみを制御できた試しなんて、ありはしないんだよね。そんなことが出来るなら、たぶん、ペアレントに襲われるようにもなってないんだろう。今のままで生きていていいって、人格を挿げ替える必要なんてないって、誰かが、たぶん神さまとかが、許してくれたんだろう。
しばらくは無理やりに歩けたわたしは、廊下の真ん中で立ち止まってしまっている。顔面の筋肉が、痙攣を初めて、それから、ぴくりって左眉が動いて、頭を押さえたのは、一応はわたしの意思で。
そうして意識は身体から浮き上がっていく。
「〝ああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
絶叫。あーあって、空中に意識を浮かび上がらせたわたしは、わたしの身体を眺める。身体があんな風に勝手に暴れちゃうことを、夏の日に、アイスクリームが溶けてしまうことのように、仕方のないこととして、当たり前のこととして、受け入れているけど、そんなのってわたしだけだし、そりゃあ、まともじゃないよな。
くーちゃんがわたしを見ていた。なんだ、元気になってんじゃん。もうほんとうに嫌になるよね。こんな状況でも、わたしが絶叫したら、さっきまで、寝ぼけたような、うつろな目をしていたのに、とたんに瞳の奥をきらきらさせているんだ。
ぱりんってガラスが一枚割れた。
割ったのは、わたしの拳。もう一枚割って、廊下に飛び散った赤い液体は切ってしまった拳から流れた血で。「あああああああああ」って叫んで、声帯を引きちぎろうとしているに違いないわたしは、思ったより早く意識を取り戻して、気が付いた時には、意識が身体に舞い戻った時には、相変わらずひどい頭痛だった。
身体は重くって、たった二本の足で体重を支えるのは、すごくしんどくって、ずるずると内またにへたりこんで、わたしは項垂れる。
くーちゃんが近づいてきて、その足取りは、どこか引きずる様だった。それでも、目だけは異様な光を灯しているんだよね。あれは、正直きしょく悪い。なんだか蜘蛛の巣に捕らわれた羽虫にでもなってしまった気分だった。わたしはきっといつか、食べられるんだろうな。頭からぱっくりとさ。
「血が出てる」
「知ってる」
「ここから逃げたほうがいい。教師ってけっこう面倒だから、二回目は、流石に誤魔化しも効かないかも」
「分かってる」
ハンカチをポケットから取り出して、わたしは、拳をそれで抑えて、血を吸ったこのハンカチは、汚いから、帰り道にでも捨ててしまおうって、心に決めて、無理やりに立ちあがって、くーちゃんが差し出している腕は存在していないものと考えて、知らんぷりして、それから、くーちゃんを見る。
「なぁ、くーちゃん。こんな風にいつまでも衝動を抑えきれないんだよ。こんなわたしはさっさと消えちまった方がいいだろ?」
口を歪めて、答えの分かり切った卑怯な質問をするんだ。
「日浦は今のままがいい」
くーちゃんは、そりゃあ、そう答えるよね。聞くまでもなくって、それでもわたしは、きっとそんな風に言って欲しかったんだ。でもさ。わたしが絶叫するたびに、目をきらきらさせるようなやつ。地球中どこを探しても、きっと今より人間の数が倍に増えたって、たぶん、くーちゃんぐらいしか、いないと思うよ。
「そんな訳ないだろ。馬鹿」
わたしは肩をすくめて、それから、首を何度か回して。
「エイクラのおっさんがお前に会いたがっててさ。連れてこいって頼まれてるんだ。もう授業に出る理由なんてないだろ。知ってるか? あのおっさん、喫茶店のマスターやっててさ」
わたしは、くーちゃんを見る。
「なぁ、一緒に来いよ」
そう言うとくーちゃんは、いいよ、ってばつが悪そうに頷いたんだ。
わたしが死にそうな顔してるから、仕方なくって感じでさ。
ねぇ、念願のデートでしょ?もうちょっと嬉しそうにしたらって、そう思うけど、無理な注文かな。そういう気分じゃないのは、わたしだって一緒なんだし。
あのおっさんの喫茶店は相変わらずおんぼろで、それでも降り注ぐ太陽の光は容赦なくって、あんな小さな建物はそのうち溶け出して、勝手に崩壊するんじゃないかって思うけど、まぁ、わたしが存在しているうちぐらいは、絶対に大丈夫だろうから、こんなしょうもない考えを思い巡らすのはもうやめよう。
喫茶るすに着いてすぐ、くーちゃんは、なにここ、ってまた呑気なことを言い始めてて、まぁ気持ちは分かるけど。この街には、異質な喫茶店だもん。そりゃあ、カトリーナの趣味に合わせたら、そうなるだろ。なぁ、くーちゃんからも言ってやりなよ。カトリーナが好きそうなものばかり集めた喫茶店をわざわざ立ち上げちゃうのは、愛情表現にしても、ちょっと重いんじゃないって。
おっさんは、相変わらず客が来ても、接客の一つもしないから、いらっしゃいませも言わないから、なんかもうわたしがウエイトレスみたいなもので、むかつくけど、くーちゃんに座る場所を、あっち、って教えてあげる。
エイクラの一番前のカウンター席。くーちゃんが座ったところの隣にわたしも腰を下ろす。しばらく待っていると、またいつもみたいに、コーヒーと便箋が添えられる。
“くーちゃんへ、きついことさせて、ごめんなさい。明日も明後日も、顔が見えたらうれしいです。好きなもの頼んで、元気をつけてください カトリーナ”
くーちゃんは、頭を掻いて、ちらりとわたしを横目に見て、知らねぇよって、わたしはそっぽを向いて、
「じゃあ、サンドイッチ」
くーちゃんはそう言った。戸惑いながらも、素直に好意は受け取ってしまうのが、くーちゃんっぽいところだ。この数日で、騙され続けてるんだから、そろそろ警戒心を獲得したって、おかしくないと思うんだけど。アホウドリみたい、呑気すぎて絶滅しちゃった鳥。たぶんそいつらとくーちゃんは仲良くなれると思う。
「どうだ、この生活には慣れそうか? くーちゃん」
そう言ったエイクラの言葉がこそばゆくって、わたしは頬杖をついて、左側、何にもない空間を眺めている。わたし以外の誰かが、くーちゃん、と口にするのは、なんか気恥ずかしい。客観的に、子供っぽいあだ名だって、そんな風に思う。それから、あの妙に舌足らずな感じは、わたしの口真似なんだろうかって、嫌でも考えてしまう。
「慣れませんよ。僕はカトリーナみたいに頭がおかしいわけでもないから」
機嫌悪いなぁ、くーちゃん。
エイクラはどうせ無表情なんだろう。くーちゃんが言ってることが下らないからとか、そういう理由でもなくて、ただ単に、エイクラは笑ったことも、怒ったことも、泣いたこともないんだ。だから、いつも通り、今日だけが例外だなんて、そんなはずないって、それだけのことだった。
「まぁ、そうだろうな。五年続けた俺ですら、未だに慣れない。カトリーナだって、あいつも、べつに好きで続けているわけでもないだろう」
「へぇ、エイクラさんは5年も人殺しを?」
「魂を消失させて、その身体には、代わりの魂が入る。人ひとりの中身を完全に別ものに変える行為。そんな風に回りくどい表現のほうが、俺の好みだが、まぁ、ともかく、見ての通り続けている」
「そんな風に無感情に無表情にですか?」
「そうでもないが、俺は顔に出ないだけだ。だが、どうせ俺がやらなくとも、倒す側でも倒される側でも、誰かしら消えるのだから、あまり気に病む必要もないのかもしれないな」
くーちゃんは、コーヒーをすすった。わたしはもう、机に突っ伏している。それは、しょうもないやり取りだったし、ねずみが暴れないようにするには、こんな風にしているのが一番だから。
「その5年間は、楽しかったですか?」
「まさか、夜は寝たいさ」
「ですよね」
だからさ。くーちゃんに、合理的に、算盤をはじいたみたいに、どうせ誰か一人は毎晩消えちゃうんだよって、教えても、納得するわけないんだよ。楽しくないって、ただそれだけで、もういいやって思っちゃうんだ。わがままで、軟弱なくせに、たぶんちょっとだけ優しいやつなんだよ。そうしてそんな馬鹿は、ひょっとして、普通に生きたところで、幸せにはなれないのかもしれないって、わたしは思い始めている。くーちゃんはきっといつまでも子供なんだろう。正しくって、純粋で、汚さや、打算を知らないままでいる。
ほんとうに壊滅的によわっちぃんだよな。弱い人間はさ、幸せになんてなれっこないに決まっているんだよ。
くーちゃんはもう喋らなかった。わたしは、どうしよかなって、迷っている。放っておいたらさ、くーちゃんはたぶん、一週間も経たないうちに消えちゃうんだろうな。
でも、傍にいて、助けてあげるのも、きっと迷惑で、だったらさ、わたしもいい加減諦めてもいいのかもしれないって、このどうしようもない人格を捨ててもいい頃かなって、そう思っていた。だって、今のわたしはくーちゃん以外には誰にも必要とされなかった人格で、そのくーちゃんは消えちゃうって言うんだからさ。要らないだろ、わたしなんかさ。
「しかし、まぁ、あと何年かかるかな」
エイクラのおっさんが、小さく呟く。独り言に反応する余裕なんて、わたしにも、くーちゃんにもあるはずがなくって、ふたりともだんまりだ。
「いい加減俺も飽き飽きはしてきているが、しかし、カトリーナへの借りを返してから、気持ちよく消えたいものだ」
ってそんな話は、わたしは聞いたことがなかったんだ。だから、ちゃんと聞き耳を立てていて、でも、やめとけば良かったって、すぐに後悔した。
「男として、惚れた女から受けた借りぐらいは返さねばな。俺は最初の夜に、命を救われたんだ。なぁ、くーちゃん。お前はどう思う」
そんな風にさ、こっ恥ずかしいこと言い始めるだなんて思わないでしょ。このおっさん、鉄合金みたいな表情しておいて、やっぱり愛に生きちゃってるんだなぁって、そんな風に今回ばかりは傍観もしていられなさそうだったし。
「・・・さぁ、だけど。気持ちは分かるような気がします」
「分かるか?」
「確かに、命二回分も恩があって、飲み物だけで踏み倒したら、死にきれないかも」
くーちゃんが深刻そうに言ってるから。あのね、昨夜のは、わたし何にもしてないよ。てゆうかさ。わたしが近くにいるのに、恥ずかしくないのかな。くーちゃんはさ。ねぇ、もうほとんど名指しじゃんか。わたしはこうやって、聞こえない風にしていればいいのかな。それとも、ううん、やめておく、エイクラのおっさんは言うまでもなく、カトリーナと仲良しだからさ。ここで喋ったことはぜんぶカトリーナに伝わるって、考えたほうがいいからさ。
でも。カトリーナが台本を書いたのか、それとも、おっさんが考えたのか、知らないけど。そういうやり口は、くーちゃんには効果的だろうね。
くーちゃんって、少なくとも、自分のためには生きていないだろうからさ。