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巨人霊 ジャイアントスペクター

奈落の第二層コキュートス。

スケルトンソルジャーによる偵察は途中で失敗し、俺たちは直接潜入することに決めた。

長い毛に覆われた猿人ロングヘアーエイプや白い翼を持つ仮面を被った悪魔スノーデビルが途中襲い掛かってきたが

ここまで苦戦することは無かった。

問題は向かう先の塔の目の前にたたずむ巨人霊ジャイアントスペクターだった。


エキドナから聞くところによるとイレースによって絶命した生き物は霊となり、しもべとなるらしい。

「暖かい食べ物、みーつけた」

巨人の霊はにたにたと笑う。知性は退化しているようで、簡単な言葉しか分からないようだ。


俺はハイドラの牙を抜き、切りつける。

毒のしぶきがジャイアントスペクターの身体を通り抜ける。こいつは痛がる素振りも見せない。

「霊体には効果なしか」

ジャイアントスペクターは巨大な腕を振りかぶり、こちらに一撃を見舞う。

一瞬手の平が実体化し、強烈な張り手が俺の脳を揺さぶる。

額から血が流れだす。

ヒュドラの血はそれ自体が強力な治癒の力を持つ霊薬だ。

傷口から滲みだした血は広がり、数秒でこちらの傷を治すが、いささか分が悪い。

「エキドナ、一旦退くぞ」

「せっかくここまで来たのにのう」

残念そうにエキドナがこぼす。


力押しでは通用しない敵のようだ。

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