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怪物たちの源流。そして自称俺の母

奈落タルタロス、俺は当てもなくさまよっていた。

歩き続けていると大きな岩山が見えてきた。


この土地のことを少しは掴めるかと思い、登ろうと近づいてみると助けを求める声が聞こえた。

「岩山の下敷きになっているんじゃ、妾を助けてくれ」

岩盤に小さな切れ目が入っており、声はそこから聞こえてきた。


話し相手がいなくて退屈してきたところだが、ここは奈落。罠が仕掛けられていても不思議ではない。


魔術、ハイドラの爆炎波。


俺は、蛇王ハイドラの力を魔術として扱うことができるのだ、これはその内の一つ。

地面が割れ、一匹の大蛇が現れる。

深紅の口腔から爆炎が辺り一面に無差別に放たれた。岩をも溶かす熱。


岩山の牢屋が赤く変色し、弾ける。

「妾を殺す気か! いや、今ので一回死んだが。なんにせよ、ご苦労であった」

煙の中から現れたのは怪物の姿をした幼い少女だった。


黒の艶やかな髪と妖艶な笑み。

背中からはカラスを連想させる翼が生え、先端が蛇の頭の細く緑色の尻尾が尻から伸びている。


「妾の名はエキドナ。怪物たちの源流であり、母。素晴らしい力だ。お主を今から息子としてやる」


いきなり電波を吐いてきたこの女。

話が通じるのか不安だ。

メインヒロインなのか!?

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