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タナシスとの毒接吻
魔術による女巨人タナシスを覆う武装は空の色をした青色。
銀色にきらめく髪は銀河のようにたなびく。
その姿は天から遣わされる使いのごとく、神々しい。
魔術の力により、増幅された彼女の力は部分変化したヒュドラの力と拮抗し始める。
この形態での肉体勝負では勝ち目はないが、やりようはある。
身長差を乗り越えて俺はタナシスの唇に接吻した。
見開かれる彼女の瞳。
「貴様・・・!」
顔をずらし、悪態をつくタナシス。
すぐに事態を理解したようだ。
彼女には経口で麻痺毒を送り込んだ。
加減しているため、すぐに立ち直るだろうが、
身体が震え、まっすぐ立つことが難しいことが目に見えて分かる。
勝負はあっけなく決まった。
物凄いアマゾネスの女たちの周囲の視線。
タナシスは羞恥に震えて、こちらから目をそらし、その場から逃げ去った。
何だ、その目は勝負だぞ・・・。




