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引換券

あらゆる耐性を無視し、一撃で標的を毒殺できる剣。サーペントブラッド。

俺はその最強剣の引き換えとして、邪神に生贄に捧げられてしまったのだ。



「決めた、お前を生贄とする。」

「は、なぜ俺が!」

辛く困難な道を越え、冥界への門まで来た俺たち5人のパーティーは死を司る神ハデスと対峙していた。

生贄の役割を俺に押し付けようとしたのはオルフェ。パーティーのリーダーで長身の男。


「残念だけど、あなたは最初からそのために仲間に加えられたの、諦めて」

そう言ったのは金髪のニンフの女性、エウリュディケ。オルフェの恋人である。


「他の皆も同じ意見か!?」

他のパーティーの2名も黙って頷く。


「人間に扱うには過ぎた力なのだお前は。物言わぬ剣の方が扱いやすい」

「よ、よくもお前ら・・・!!」

オルフェの冷たい声が響く。


殺し合いが始まろうとしたその時、俺の身体は巨大なハデスの手に捕まり、この世から消えた。

俺が最後に見たのは一本の銀色の剣がオルフェの手に収まった光景だった。


次の瞬間、俺は見慣れない土地にいた。

ここは奈落タルタロスに違いない。真っ黒な地表からは火が噴き出し、強烈な熱風が吹きすさんでいる。


獣の唸り声が近くから聞こえる。

魔獣ケルベロス、新手の訪問者である俺を歓迎しているようだ。


魔術、ハイドラの牙。

俺は蛇腹剣を生成し、一気に1匹の魔獣を切り裂く。身体が一瞬にして腐食し、骨だけの姿となり果てた。


俺は決意した。何があっても奴らに復讐する。

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