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SCHOOL  作者: HANTA
1章
4/6

戦争

詳しい説明は次の時間にと残して咲希ちゃんは教室を出て行った。

はて戦争?

ああ前奏ね歌の始まる前に伴奏楽器で演奏される部分を指す前奏のことですかな?

周りから「おっしゃぁぁぁ‼︎」「やってやるぜぇぇぇ‼︎」「暴れるぞぉぉぉ‼︎」「殺殺殺殺殺‼︎」なんて聞こえてくる何だろうか?暴れたり殺したりする前奏?そんなデンジャーな前奏って一体?なんて思考を繰り広げていると馬鹿二人がやってきて

「おい火野なにを考えているか知らんが戦争ってのは戦い争うと書く方の戦争だぞ?」

うぁぁぁぁぁ‼︎やっぱりそっちだったのかぁぁぁぁぁ‼︎何と無くそうだと思ってたけど一応学びの庭である学園で戦争するなんて思いたくなかったんだよぉぉぉぉ‼︎

「せ、戦争ってなんだ?」

聞いてみるてかどんなものか分からないと次の時間の話聞いてもなんじゃそれ?って感じになりそうだしな

「戦争ってのは、軍事力を用いて様々な政治目的を達成しようとする行為、または用いた結果生じる国家間の対立状態である。一般に、国家もしくはそれに準ずる集団が、自衛や利益の確保を目的に武力を行使し、戦闘を起こす事。戦争は太古から続く人類の営みの側面であり、最も原....」

「うるさいうるさいそっちの戦争じゃなくてこの学園であるっていう戦争だよ」

誰が国単位での話をしろと言ったよ

「それならそうと早く言え馬鹿」

馬鹿に馬鹿って言われた。とても心外だぜ全くとりあえず一発殴っとこ

「ぐふぅぅぅ‼︎」

結構いいのが入ったなテリネめ白目剥いてやがる。

「戦争っていうのは、クラス間で行われる戦闘。能力の制御やMSたちのストレス発散のための定期行事」

おお女神流石です。

しれっと白目で床に転がっているテリネの上に立っているところなんて最高‼︎美少女で無表情で食いしん坊それにS気質とかどんだけハイスペックなんですか貴女は?

もう一生御使いしますよマジで。

なんて考えながら舐めるように女神を見つめていたら

「気持ち悪い」

テレちゃって女神マジかわ

「火野とりあえずそのゲスい笑みをどうにかしろ有栖川めっちゃくちゃ引いてるぞ」

はっ‼︎

いかんいかん女神好きすぎていつの間にか内側からこみ上げてくる思いが顔に出てしまったようだな。

自重せねば.....

「そこのテリネいい加減に起きたらどうだ女神に踏まれてうらやま…ゲフンゲフン」

「ダメダメだなお前」

なぬ⁉︎テリネならまだしも脳筋歩に呆れた顔されただと⁉︎屈辱だ‼︎

「あ‼︎空から儚げな女の子が落ちてきてるぞ‼︎見事キャッチ出来た人とラブコメ開始パターンのやつじゃないか⁉︎」

窓から身を乗り出し叫んでみる。

「何⁉︎」「空から降ってくる系ヒロイン⁉︎」「シー◯ーーー‼︎」「飛行石だぁぁぁ‼︎」

歩を引っ掛けるつもりが他の馬鹿共が釣れたようだ。どんだけ女の子に飢えてるんだこいつら.....

とりあえず当初の目的である歩の後ろに回り込みます。目的を見失ったらダメだよね。

「ゲフ‼︎」

よしこれで静かになったな。

次の授業まで寝ることにしようか

「どこだ⁉︎」「見つからねえよ‼︎」「シー◯ーーー‼︎」「飛行石だぁぁぁ‼︎」

まだやってんのかあいつら薄れ行く意識の中で愉快に騒ぐ馬鹿共を見つめながら微かに笑みを浮かべて眠りについた。




「さて授業を始める」

何だこれ?

目が覚めて授業が始まったのはいいだがなんだこれは?さっきまで元気に騒いでいた馬鹿共が拘束されて吊るされていた。みんなボロボロになっている可哀想に何があったんだ?

「咲希ちゃんこれはなんでしょうか?」

聞くの怖いな〜なんて思いながらも聞いてみるよ俺マジ勇者だな。

「ん?ああそいつら授業が始まっているのにも関わらず窓から身を乗り出して空から降ってくるヒロインがどうとか騒いでうるさかったのでな黙らせた。」

「…さいですか」

あいつらずっとやってやがったのか呆れを通り越して尊敬するよ。

「シー....タ」

まだ息のある者がいたのか‼︎

こうしてはいられないすぐに救助を‼︎

振り返り立ち上がろうとした瞬間。

咲希ちゃんの腕が霞んだように見えた。パン‼︎そんな音が聞こえた気がする.....

「一体何が⁉︎」

音のした方つまりさっきまで息をしていた奴の方を見ると眉間のあたりに白い点が付いてその周りを白い粉がまっていた。

「まさかチョークを投げたのか⁉︎

粉に変わるほどの威力で投げるってあんたどこの家庭教師だよ⁉︎マフィアのボスを育てに来た殺し屋かよ⁉︎てかやめろ‼︎作者がパクリで怒られんだろうが‼︎」

本当にふざけんなよリボーンされちまうだろうが‼︎(作者が)

「ごちゃごちゃやかましいぞ‼︎」

咲希ちゃんの腕が再度霞み

「ぶべら‼︎」

眉間に鈍い衝撃が走り

そこで意識は消えた




「……い」

遠いところから声が聞こえてくる

「ね……ぇ」

うるさいな今死んだポチが川のむこうで俺を呼んでるんだよ

「おき…て」

全くなんなんだよ

「ねえってば」

目が……覚めた‼︎

「め、女神様‼︎」

目の前に眠そうな半目の女神様がいつも通りの無表情で俺の顔を覗き込んでいた。なんて幸せなことでしょう‼︎

「戦争の内容が発表される」

女神に夢中で気付かなかったが今いるのは体育館のようだ。壇上でよぼよぼの爺さんがマイク片手に叫んでいる

「ガキ共決戦の時だぞい‼︎」

「「「うおおおおお‼︎」」」

「今回の戦争の内容を発表するぞい‼︎」

「「「いえああああ‼︎」」」

「テンション高いなあの爺さん高血圧でぶっ倒れんじゃないのか?」

「あれ学園長学園の名物」

「あれが学園長…」

なんだろうか?国を脅かすほどの化け物の収容施設のトップがあんな爺さんでいいのかと複雑な気持ちになった。

「咲希ちゃん先生【例のアレ】をここに」

例のアレって一体?

「はい学園長ここに」

【例のアレ】はそのまんま【例のアレ】だった。例のアレって下手くそな字で書かれているだけの箱。

「よっしゃー‼︎引いちゃうぞガキ共儂引いちゃうぞ‼︎」

うっぜえええこの爺

「本当にいいのか?儂引いちゃっていいのか?」

「「「分かったからさっさと引けクソジジイ‼︎」」」

みんな気持ちは一緒だね。

「が、学園長に向かってクソジジイってガキ共覚悟は出来てるんじゃろうな?

…まあそれはいいとして本当に引くぞい。」

前置き長いよ爺さんそのくせ切り替えは早いけど...やっと箱の上に空いてる穴に手を入れてゴソゴソしだした。

「え〜どれがいいかの〜?お?これにしようかの?運命を感じるわい」

なんて気持ち悪いことを言って箱から引き抜かれた手に何か書かれた玉が握られていた。

「今回の戦争の内容は…缶蹴りじゃ‼︎」



長らくお待たせしました。

いや本当に長らくです。すいません本当。

こんなダメダメな物を読んでくれてる人に感謝を。

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