16・5-34 私の天使と異質な空間2 (マァサ side)
本日もお邪魔いたしますすー(´・ω・`)
短めですーぺこり
私達は 蜘蛛の糸に絡め取られたような
大きな力の中に囚われた感覚を 共有した。
村に入ってすぐの 視線の主探しのあと
公爵様も異常を感じ
態勢を立て直す為に一度 荷馬車に戻る事にした。
そのため私達は 村の外に向かって進んだ。
だが…
何度 村の外に出ようと足を進めても
私達は 村の中に戻ってきてしまう。
ここは 何かが違う。
全員がそれを感じた。
自分達の魔力とは異なる力を 肌で感じる異質な空間。
その異質な空間から与えられる 強い圧力。
この空間から出る事も叶わず
じわじわと 何かが削り取られていく。
もう 人攫いの調査だとか 貴族との繋がりだとか
そんな次元の話では無い事を 皆が理解していた。
エルヴァラ様は 顔を強張らせながら
レイル様と手を繋ぎ 足を進めている。
私は二人を視野に入れ
「レイル様 エルヴァラ様を頼みますね」と
心の中で呟き 進もうとした。
だが 自分の足が固まったまま 震えている事に気づいた。
足元が竦み 動かなくなっていた。
気持ちは進もうとしているのに 恐怖のせいか身体が震え
足元だけでなく 身体も竦み固まっている。
このままでは 皆んなに迷惑をかけてしまう。
動かない身体に情けなさを感じ
目尻に涙を溜めながら 焦っていると
「失礼します」と ルイが横から声をかけ
横抱きで 教会へと連れていってくれた。
私は驚いた。
恥ずかしい気持も混ざり 慌てて周りを見ると
レイル様は エルヴァラ様を
一人の護衛が ミーナを横抱きで抱え 進んでいた。
私だけでなく二人も足が竦み 動けなくなっていた。
数人の護衛達が先頭になり 外れた扉を避けながら
朽ちた教会の中へと進んでいった。
その後ろを公爵様と
公爵様を守るように残りの護衛達が進み
その後ろを 私達がついていった。
私達がこの異質な空間から出るには
ここに溢れる この異様な力を解かなければならない。
何があるかわからない緊張感の中
私達は 足を忍ばせながら
ゆっくりと入っていった。
朽ちた教会の中は暗かった。
私は暗がりに驚き 視線を割れたガラス窓へと向けた。
窓の外は明るいのに 教会の中は仄暗く
祭壇のある中央部分は 闇夜のように深く暗い。
私達の 目の前に広がっている異質な空間は
異様な力を纏い ずっと感じていた圧力は
ここから送られてきたのだと 理解できた。
私を抱えたルイや他の護衛達 公爵様やレイル様は
剣を構えながら
中央にある一点から目を逸らさず 睨み続けていた。
「 … 貴様は誰だ… 」
いっときの静寂を破り 低く重い声で公爵様が
その一点へと問いかける。
その言葉に反応するかのように 暗闇の中央から
ゆらりと 一人の人物が姿を現した。
「!」
その人物を見て 息を呑んだのは公爵様だった。
「なぜ 貴方がここに?」
お読みいただき
ありがとうございましたたックル(´・ω・`)♡ごふっ(吐血
(実は 今作っている辺りが消えまして…
それで前回は心が折れていましたーすみません!
緊張感のある良い場面!
ノリに乗って書きまくり 数日分を書き進めたところで
あれ?消えた…という もう無理!同じのなんて書けない、と凹みましたー
実は さっきも書き直したら消えたので短くて…ははは
いやーほんとすみません! ちょっと頭の中壊れてますが
数日かけて復活したいと思いますー!
もしよろしければ
引き続き楽しんでいただけると嬉しいです♡ぺこりー
なんてこったーーーて感じですーー!あは♡
※冬には…冬には復活したいなぁ…て…(´・ω・`)ぴぇん…