4. え? 魔法?
小説を書ける人って凄いですよねー…
あ、もちろん自分以外の話ですよよよー!
(´・ω・`)ホント
自分に 何が起こっているんだろう。
( 宿泊費は実質0円! …って違うぅ〜そうじゃ無いぃ〜〜)
心の中で 頭を抱える。
冷や汗をかきながら
心配してもらったお礼と 心配をかけてしまった謝罪を
三人に伝え 退出してもらった。
そして…
豪華絢爛ホテルと間違えた自室に こもっている。
もっと詳しく言えば
ベッドの中央に布団で巣穴を作って 丸くなっていた。
専属侍女のマァサには 少しの間、離れて貰っている。
ほんと、何が 起こっているんだろうか。
わたしは 玲奈で、私は エルヴァラで。
え、、、 こわいこわい怖い怖い… 吐きそう。
布団の巣穴に 蹲りながら
溢れる涙と鼻水をハンカチで拭き 浄化魔法をかける。
なんでこの世界には ティッシュボックスが無いのよ!
不便だわー!!
と 悪態を吐きながら
拭いては 浄化。 拭いては 浄化。
心の不安を流す様に
鼻水と涙を ダバダバと垂れ流す。
わたしは この方法で思いの外 スッキリと復活できる。
なかなかにお得な わたし、である。
…もしや 単純?
巣穴で
自分で自分を慰める様に丸くなり
ハンカチで擦ったせいでヒリヒリする
目や鼻周りを撫でながら…
ハッと 気付く。
わたし、何をやっていた?
自分の手を じっと見る。
当たり前のように 浄化魔法をかけていた。
わたしは… 私は… 魔法が使える!!
私に限らず 世界には 魔法がある。
その力には 大なり小なりの差があるが 生物であれば
皆等しく 魔力を宿し その恩恵を受けられる。
あれ…? わたしの… 玲奈の世界は?
魔法は無かった。
代わりに 科学があった。 それに伴う技術があった。
玲奈の世界は、夢の中だったと わたしは気づいている。
ただ…
夢の中でも 現実だった、と本能は伝えてくる。
そして わたしは… ここに居る。
なぜ?
理解不能な現象に、恐怖はある。
だけど 一通り泣いたせいだろうか。
不思議な事が 自分に起きたんだ…
と 受け入れ始めている。
エルヴァラであり、玲奈でもある。
エルヴァラの知識も 気持ちも、わたしの中にある。
そして、記憶も…
数刻前に見た 学園の中庭での光景を思い出し
巣穴の布団を ギュッと強く 握りしめた。
今日も!!
読んでいただけて 嬉しいですすすー(´・ω・`)♡でへ