※ 16・5-22 私の天使とミーナ (マァサ side) ※挿絵付き
挿絵なるものを作ってみました(´・ω・`)
この数日間 必死でした笑
付けたらお役に立てるかな?と頑張ってみましたが
よく考えたら絵心はありませんでした(今頃っ)
皆さんのイメージを確実に壊しにいっている破壊神が
作者です、許して下さいごめんなさい魔が差しました。
再びお邪魔いたしますすすーぺこり
お泊まり会で 夢心地な時間を過ごした次の日
私は 現実に引き戻された。
エルディン様に声をかけられ
ミーナの元へ 向かう事になった。
彼女を気にはしていたが
楽しいお泊まり会とは違って 緊張で身体が強張る。
ミーナは ボンバ商会の一味として捕縛されていた。
一味を捉えた時 ミーナの事情を知ることになったが
だからといって ボンバ達に加担した罪は無くならない。
被害者の私達にとって
平民が 貴族を陥れようとした罪だけでは無く…
ミーナの言葉のせいで
弟達は 自死を選んでいたかもしれない。
人攫いから逃げ切れなければ
弟達は 売られていたかもしれない。
エルヴァラ様に助けていただけなければ
弟達に 二度と会えなかったかもしれない。
そんな危険を孕む罪だった。
人攫いに加担したことも 弟達を裏切った事も
どれをとっても許し難い行為。
それは 変わらない。
…だけど
「平民であれば
未遂であっても重罪であり 死罪が順当だろう。」
改めてエルディン様から罰の内容を聞いて 胸が痛んだ。
罰を受けるべきだし 仕方の無い結果だけれど
…心が付いていかない。
公爵家の尋問では
人攫いの男達に 強制的に話を聞く事が出来たらしい。
だがミーナの方は 尋問に対して何の反応もなく
強制という名の 拷問にかけるべきかどうか
考えあぐねていたらしい。
そんな時 見張り番同士の会話に出てきた私と弟の名前に
微かにミーナが反応したと言う。
その事から 公爵様からエルディン様経由で
「何か話が聞けるようなら 君達に聞いてもらおうか」
と頼まれ 今に至る。
エルディン様は 初めはエルヴァラ様を巻き込まないように
私達が離れるまで待っていたらしいのだが
お泊まり後の朝食でも
私とエルヴァラ様はずっと一緒にいた為
諦めて 皆んなの前で話す事を選んだ。
ちなみに朝食時
エルヴァラ様の隣席が一席空いていたことで
弟達とレイル様の
ジャンケン大会という名の 争奪戦が行われていた。
結果ナイドが勝利し これ見よがしに
隣のエルヴァラ様と笑い合いながら
ときおり優越感に満ちた顔を レイル様に向け
彼を悔しがらせては 楽しそうに食事を取っていた。
悲嘆に肩を落とす レイル様の残念な美形ぶりは
面白くて残念で そして少しだけ可哀想で。
思えば
レイル様の 目も心も奪われるほどの美しさは
彼のユーモア溢れる残念ぶりで慣れてしまい
図々しくも 親しみを感じてしまっていた。
弟達も同じようで 初めに感じていたレイル様への
気後れや人見知りが消えていた。
レイル様の
エルヴァラ様に近づく為に 裏表なく必死になる姿や
面倒見が良く 自ら二人に声をかけてくれるところ
争う時は家格や年齢に関係なく 恋敵として
正々堂々と対等に向き合ってくれるところ
全部を通して 裏表なく情の深い人だと感じることが出来た
高位貴族特有の威圧感や 双子達への忌避感は無く
そんな彼に寄っていく二人の姿は
まるで兄にじゃれつく弟のようだった。
先程のナイドの姿も レイル様に対して
兄を慕い 揶揄うような姿だった。
レイル様はナイドの態度に怒らず ただただ悔しがり…
…
…ただ単に 悔しいだけだったのかもしれないが。
エルヴァラ様が絡むと途端に 残念にはなるが
彼は面倒見が良く 温かい人柄で優しい心の持ち主だと
私だけで無く弟達も感じ
朝食を終える頃には 兄の後を追うように
レイル様の後をついて行くようになっていた。
レイル様は そんな二人を笑いながら受け入れ
そばで過ごせるように動いてくれていた。
レイル様と ヨルドとナイドの楽しそうな笑い声を聞いて
私はこの出会いにも 深く感謝していた。
後ろから付いてくる三人を思いながら
エルヴァラ様と共に 地下へ向かう階段を下りていると
前方から
「本当はエヴァには
地下牢は見せたくなかったんだよなー… 」
と先頭を進むエルディン様の呟きが 聞こえてきた。
階段をゆっくりと下りていくと
徐々に 独特な匂いが上がってくる。
そんな環境の中 幾つかある牢の一つにミーナがいた。
様子を見ると寝ているのか 横たわったままだった。
そばに置いてある食事や水に 一切手が付けられていない。
話を聞くと 連れてこられてから
無反応で何も口にせず 脱力したままだった。
まるで衰弱死を待っているようだ
と見張り番は話す。
尋問の際 ミーナに弟達や毒の話をしたが無反応だった。
だが 私と弟達の名前には 僅かに反応したそうだ。
そのため強制的に話を聞く前に 見張り番から公爵様
その後エルディン様に伝えられ 彼から
ミーナに会ってみないか、と打診され 私は頷いた。
飲まず食わずで意識を失っているミーナ。
声をかけたが 返事も反応もない。
牢を開けてもらい 周りが見守るなか自ら入っていく。
顔を覗き込むと
水も拒否し続けたため潤いを失い 唇は割れている。
意識を取り戻させたい。
だけど声をかけても身体を揺らしても 意識を戻さない。
なので ゆっくり上半身を支え起こし
水を含ませたガーゼで 強制的に唇を濡らしていく。
人の持つ生存本能なのか
意識を取り戻していない様子だが
唇が動き 水分を吸い取る。
何度か同じ動作を繰り返し
喉の嚥下を確認後 ミーナの様子を見ていると
ゆっくりと眼が開き 唇が動き
…私を生かさないで…
私は その言葉の返事はせず
「貴女はもしかして お母様を助けてくれたの?
もしそうなら ありがとう。」
ミーナの意識を戻したくて
真実はわからないが 核心を突く一言を口にする。
「貴女 私を許さないって 言ったじゃない…
お礼なんて… 」
水が足りていないのか 声が掠れてよく聞こえない。
「私も死ななくちゃ…
私だけが生きているなんて おかしいもの…
…
二人に救われた命で…
私も 二人を…
助けたかったな… 」
私の腕に抱えられたまま ミーナは涙を一つ溢していた。
「付けられた魔道具で自死を… 選べないの… 」
力なく笑みを作るミーナ。
私は 取り付けられているブレスレットに目をやってから
気になっている事を聞く。
「貴方は お母様が毒殺される事を知っていたの?
貴女がお母様を助けたのでしょう? ねぇ ミーナ 」
ーーーここから先は 挿絵があります…(´・ω・`)ーーー
(少しでもお役に立ちたくて 描いたのですが実際は?…)
イメージを壊されそうな予感のある方は
このままUターンを!!!
仕方ないなー 見てあげようかなぁー まったくもぉぉー…
と 心臓が強く
慈愛たっぷりの方は どうぞこのままこちらへ〜
エヴァのイメージはコレでした、この頃は小悪魔的天使?
テディベアのような フワモコな髪の毛を…なでなで
真面目で一途なお姉さんです、今 頑張ってますねー!
お母様似なので この頃は中性的です、これからは…?
美形である彼を描き始めて
なぜ絵心のない自分が描いてしまったんだと 凹みました笑
…思わず挑戦してしまったんです…
皆様の中にある 100%美形なレイルとエディを
ぜひそのまま 育てていただけたらと思います!
(いやほんとマジです!)
何となく楽しんでいただけている方の
イメージのきっかけになればーと思い作ってみました。
お目汚し 大変失礼致しましたーーー!!m(_ _)m
本日もお読みいただき
ありがとうございましたちつてと(´・ω・`)♡わをん