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天界を追放

「貴様を天界から追放する❗️」それは、ある日突然言われた事だった。


私の名前はフーカ。世界の管理を行う上位神の一神、風神のフーカだ。私に与えられた主な仕事は別世界で死んだ人間をこちらの世界に転生させ、魔王達を討伐させる事だ。だが私はその仕事をかれこれ2000年以上サボっている。


何故そんな事をしているかって?そりゃ面倒くさいからだ。私は、働くのが嫌いだ。だから働かない。それだけだ。と言い切ってもいいのだが実は私が仕事をしないのはもう一つ理由がある。


それは、人間じゃどうあがいても魔王達には勝てないからだ。だから無駄な仕事をする必要がない。というのも大きな理由だ。まぁ仕事しない1番の理由は、


漫画やゲーム、アニメに小説がとても面白いからだ。これは別世界の人間が作り出した文化なのだがこれが非常に面白い。最近はこればっかりの為、過去最高に私は堕落している。前までは食べていた食事も食べさせてもらっているし、服も着替えさせて貰っている。こんな時自分が上位神で良かったと思ってしまう。なんせ私の世話をしてくれる者は沢山いるのだ。やっぱり権力があるって素晴らしい❗️そう思っていた。しかしそんな日々は突然と終わりを迎えた。


ある日私がいつものようにゲームをしていると、いきなり私の部屋を開けてくる奴がいた。いきなりの事だった為、


「誰?私今忙しいんだけど?」と少し機嫌が悪くなり、後ろを振り向くとそこには、


私と同じ上位神の火神のフレイが立っていた。


なんでフレイ?と私は疑問に思いながらも、「何なのフレイ?私今ゲームしてて忙しいから、要件は…」と私が話しているのにフレイは私の話を遮り、


「フーカ❗️貴様を天界から追放する❗️」と言われてしまうのだった。


突然そんな事を言われて驚いたが、私は特に気にせずにゲームを続けようとしたその時、私のゲームは全て燃やされ灰に変わった。そして、


「俺は追放するといったんだ。聞いていなかったのか?」とフレイに言われ、ムカついた私はフレイを殴り飛ばし、


「分かった分かった。じゃあ天界から出て行ってあげる。」と宣言した。


私がそう言うと、「お前それ本気で言ってんのか?」とフレイを殴り飛ばした方から足音と共に、声が聞こえので、


「まぁー本気かなー。もうフレイにはうんざりしてたし、それに今、私ルール破っちゃったからどっちにしろ追放になるんじゃないかな?違ったけ?ガイア?」と私は上位神の一神、土神ガイアに聞くのだった。すると、


「ルール?……あーもしかしてアレの事言ってんのか?上位神同士で争うわないと先輩には歯向かわない。これの事か?」とに言われたので、


「いや違う違う。それ誰も守ってないし、ほらあれ。そこのバカが父親の権力を使って勝手に作ったルールだよ。」と言うと、ガイアも分かったようで、


「あれか。そこの親の権力を使ったバカが決めたアレな。確か、俺の命令を聞かなければ、フレイの父親である最上位神の太陽神様に焼き殺して貰うだっけ?」と言われたので、


「それそれ。太陽神様がそんな事するとは思わないけどー。もしも太陽神様が本当にするなら今すぐ出てった方がいいでしょ。それにもうフレイに絡まれるうざいからさー。出てってあげるの。」と返すと、


「ふーん。でも出て行くの言わなくていいのか?」と言われてしまった。


……確かに今、仕事中でいないのか。まぁ言わなくても私がいないと分かったらすぐに私の所まで来るだろう。それまでは面倒だから言わなくてもいいや、そう考えた私は、「別に言わなくていいよ。どうせ、出て行ってもすぐに私のとこに来るだろうし。」と言うと、


それもそうだな。アイツなら死んでもお前の事見つけるだろうな。」と言われたので、「アイツじゃなくて、……」私がガイアに訂正を入れようとしたその時、


「さっきからバカみたいに話をしやがって。自分から出て行くだと?そんなの通る筈がないだろう❗️貴様は追放だと言っている。力も何もかもを失い野垂れ死ぬがいい、」そう言いながらフレイは私の手の甲を掴み、私の力を吸い取り始めた。そして、


「これで貴様は神の力を完全に失った。自分が今までやった事を後悔して地上で生きるんだな❗️」と怒鳴り散らかし、私を天界から蹴り落とした。



私は天界から蹴り落とされる最中思った。アイツ本当にバカだなーと思った。何故ならフレイは私から神の力を全然取り切っていない。せいぜい1%しか取れていないだろう。だって私は天界最強の神、風神フーカだよ?フレイ如きが私の力を全部奪える訳無いじゃん。そんな事を考えていると、地上が見えて来た。このまま落ちても痛くはないが服が汚れるかもしれないからな。そう考えた私は、


「いでよ我が神器。暴風の槍❗️」そう私が叫ぶと、凄い勢いで先端が竜巻のように唸った槍が飛んできた。そして地面に落ちる前に私を助けるのだった。私は、


「流石、私の神器だね。で二千年ぶりのとこ悪いけど。私天界追放されちゃったから私の部屋から荷物全部持ってきてね。」私が暴風の槍に命令すると、暴風の槍は張り切って天界に向かって行くのだった。


流石に放置しすぎたな。と私は少し反省をして、「さて❗️私はこれで自由な身だ❗️仕事しろ仕事しろとか一切言われない自由の身。立場も気にする事なく遊べんだ❗️私はこれから地上でスローライフを送るんだ❗️」と私は一人呟くのだった。

・天界とは、世界の管理を行う15神の上位神が住む場所である。上空8万mに存在している。


・上位神とは、世界の管理を行なったり、最上位神から与えられた仕事をこなす存在。現在判明しているのは、風神、土神、火神。


・最上位神とは、上位神達より遥かに格上の神。


・神器とは、神が扱う武具。どれも素晴らしい性能だ。


・風神フーカ。緑色のロングヘアーで金色の瞳を持つ絶世の美女。かなり幼く見られる。


・火神フレイ。真っ赤な髪を持ち、何故かアフロ。


・土神ガイア。茶髪で少しチャラそうな見た目をしているが髪や服も凄く綺麗だ。誰かがセットしてるのか?



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