鮮明過ぎるある記憶
あれから、どれくらい時を経たろう。きっともっと一生懸命だった気がする。
信念が折れ周りに流されているような気がする。
もっと熱かったような...。
生き生きと何かに向かっていた。
しかし、今は自分が何のどの場所にいるのかも分からず、
何に向かっているかも、いまいち、よくわからない。
目標はない、ただ、過ぎていく時間の中を
ぶらぶらとしている感覚だ。
「何が好き」「あれがしたい」
その類のものもない。
そこで思ったことは、周りの人も何気に
ぼんやりと過ごしているのではないかと。
一人で出来る事は限りがある。
はたして、自分が周りに及ぼしている影響は
どのようなものだろうか。
重く考えると、つらいが、誰しも影響しあっている。
人間が作り出したもので、人間が喜び、また悲しさや悩みも生まれる。
ひとついえる事は、何事もゆっくりとしか進まないこと。
力を抜き、自然と何かになってゆくのか・・・。