第三話 何処かの姫と金稼ぎ
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城の危機を救った俺は森に置いてきた相棒と合流する為に急いで走って戻っている最中、場所が魔物に囲まれているのを見つける。
「何だろ、兵士は倒れてるし何処かのお姫様が乗ってそうな馬車だなぁ……あの魔物どうみてもオークだし、あられもない姿にされるのは確実だし、隠れて様子を見るか? いや、もしオークが読者の想いに反する行動をとるかもしれないし、ここは女体化させるのが無難だな……相棒の事も心配だが目の前の脅威を取り除く方が鮮血だな! おい、そこのオーク! 俺が相手してやろう!」
「んあー? 何だ、おめぇ死にてぇのか?」
「せっかく、これからがお楽しみだってのに!」
オークは二体もの軍勢を率いておりリーダー格が一体、計三体のオークが俺を睨みつけてきた。
「お願い、助けて! 助けてくれたらなんでもしますから!」
馬車の中から衣服の破けた幼顔の少女が顔をだし、助けを求めてきた。
「服が破けているな、俺は紳士だ! 後で服をどうにかしてやろう!」
「さっきから何ごちゃごちゃ言ってやがる! 死ねえーい!」
オーク達は手に持った刃渡り三センチ程の棍棒で一斉にに殴りかかってくるが鈍器が俺に当たった瞬間刃物は粉々に分解される。
「嘘だろ!? こいつ、兵士共の鉄より硬い皮の鎧すら破壊した俺達の武器が一瞬で塵になるなんて!!」
「今度は、こっちのターンだな! そんじゃ逝くぜ!」
俺はオークの一人に触れ女体化させると他のオークは、その現象に恐れ戦き繊維を焼失させる。
「ひぃっ! な、何なんだお前は!」
「さあ? たぶん正義の味方かなんかじゃね?」
オークの質問に俺は嘘偽り無く応え、残りのオーク達も女体化させ平和的な解決をする事に性行した。
「や、やめろ! うわああああ!!」
「女の子になっちゃうううう!!」
「まあ、こんなところかな?」
「お、覚えてろよ! 次はこうはいかないからなあ!!」
そう言うと女体化したオーク達は嬉しそうに、この場を後にする。
オーク達がいなくなり、馬車から衣服の再生したお姫様が俺に対してお礼を言ってきた。
「凄いですね、あの凶悪な魔物を一瞬にして倒すなんて! お礼、なんですが現状できるのは、これくらいなので……。」
助けたお礼と表し、お姫様は服を脱ぎ始めるが俺は紳士なのである程度見えたところで、お姫様を止める。
「すまないが、女の子が軽々しく異性の前で脱ぐのは止めておいた方が良い、俺じゃ無かったら直ぐにでもお姫様に乱暴しているところだ。」
「まあ、なんて謙虚な方なのでしょう! 私が間違っていました、ですがこれくらいはさせて下さい。」
お姫様は俺に抱き付くとキスをし、下を中に入れてきた。
柔らかい唇は女の子が女の子をしている程に濃密な香りを漂わせ、俺に押し当てられている大きな二つの果実は柔らかく少しでも長く堪能したいものであったが俺はいつの間にか彼女を抱き締めていた。
「ハァハァ……、私のキス気持ち良かったですか?」
「ああ、これ以上無いくらいにな!」
「良かった、その……失礼かとは思いますがお名前お聴きしても?」
「ブライアンだ。」
「ブライアン様、またお会いできる日を楽しみにしています、では私はこれで。」
お姫様は倒れた兵士達を馬車へと入れ馬を走らせて帰っていった。
「そうだ、名前聞くの忘れたな……まあいいか急いで相棒の元へ帰らないとなきっと今頃俺がいなくて寂しい思いをしてるに違いない!」
再び俺は走り出す、しばらくして森につくと大きな岩が頭上から降ってきた。
「何だコレ?」
岩は俺に直撃するとパカッと真っ二つに割れる。
「ちぃ! やはり、この程度ではくたばらんか!」
敵が不意打ちしてきたのかと思ったが、相棒がただ戯れ付いて来ただけのようだ。
「相変わらず元気が良いな、相棒!」
「誰が相棒じゃ! ワシは貴様をぶっ殺し必ず元の姿に戻ってやるから覚悟しろ!」
俺は周囲を見渡すと相棒が暴れ回ったのか森の半分近くが焦土化しているのに気がついた。
「これは、ちとやり過ぎだな……あまりにも教育がなってないな。 そうだ! 学校に通わせよう!」
「さっきから何独り言をぬかしておる! くらうが良い! ファイアブレス!!」
相棒の吹いたファイアブレスは俺に当たるが、そもそも効かないと分かってないのか何度も火を吹きまくる。
「これだけやれば、さすがに……死んだか?」
「なあ、相棒……どうやら君には知識が足りないようだ。 だから、学校に通おう! 俺と一緒に!」
「貴様何を言っとるのだ! ワシの知識が足りぬじゃと!?」
「そうだな、こんな馬鹿の一つ覚えみたいに火を吹きまくっても俺には傷一つ付けられないぞ?」
「ぐっ……、確かに貴様の言う事は最もじゃな……仕方あるまい、学校とやらに通ってやろう。」
(奴の息の根を止める手掛かりがあるやもしれんしな。)
意外にもドラゴン娘は快く承諾してくれたようだ、今までの信頼なくしてはこの様な結果には繋がら無かっただろう。
「そんじゃ、早速学校へ向かって出発だ! その前に名前を付けないとな何が良い?」
「名前? お前は一体何を言っておるのだ?」
「そうだ、レッドドラゴンだからクレナイにするか!」
「話しを聞かぬか!」
「そりゃ、学校に行くんだから名前が必要になるだろ? それに、友達が一人もできない可能性もあるからな、途中で奴隷を買って一緒に登校させよう! 我ながら素晴らしいアイデアだ!」
(こやつ、やっぱとち狂っとる……。)
こうして、俺はレッドドラゴンのクレナイを学校に通わせるべく森から街へと足を進め、途中の奴隷商の店により良い感じの奴隷を見定める事になる。
「おっちゃん、良い感じの子供っぽい奴隷いない?」
「兄ちゃん、奴隷を買うのに必要な金額はあるのかい?」
「うーん、あの幸薄そうな少女は幾らになる?」
俺は幸薄そうな少女を見つけ奴隷商に幾らか訪ねると今の金銭では足りない事が発覚する。
「足りないな、そうだ! 外で魔物を狩るぞクレナイ!」
「は? 何を言っとる? 倒した魔物で物々交換でもするきか?」
「分かってないな、クレナイは……魔物を倒せばお金を落とす! 人間なら誰もが知ってる常識だぞ!」
こうして俺達のお金稼ぎが幕を開けるのであった。
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前回と前々回には、上記の催促が無く何時ものなろう要素が低かったですね。
今回は、なろうでよく見る誤字を多くしてみました。






