ステータスそして新たな世界
連続投稿です。
たらたら頑張って書いていきます
「面白そうだね。その話、乗った」
「そういってくれると思ってました!」
そういうと男は続ける
「ではでは、いきなりですがその世界の説明をさせていただきます!その世界の知性のある生物はレベルという概念で管理されています!頭の中でステータスと念じると自分のレベルを確認することができますのでご活用下さい!」
男は一息で説明を続けるとさらに続ける。
「そして異世界に行くにあたってあなたの外見、種族、スキルはあなたの潜在意識から自動で決められますのでご注意ください!」
「外見はボクのままじゃないの?」
「先ほど言いましたがあなたは生まれる世界を間違えました。そしてその今の姿も無理くり魂を詰められただけにすぎません。なので異世界に転生するとあなたの魂はその魂にふさわしい体に収まります」
「なるほどね。とりあえずはわかったよ。その世界でボクは自由に生きてもいいんだよね?」
「はい!もちろんでございます!自由気ままにお過ごしください!ご質問は他にはございますか?」
「いや、もうとくにはないよ。あっちに行ってから色々学ぶとするよ」
ボクはそう答えまだ見ぬ異世界で体験することに今までにない高揚感を覚えていた。
「では、そろそろ転生させていただきます。これから行く世界は何もかも自由!自分の気の向くままお楽しみください!」
そしてボクの足元に幾何学模様が描かれ光り輝く。そしてだんだんと意識が途切れ辺りが白で染まっていく。そして完全に意識が途切れるその間際あの男が人間の限界を超えた口でまがまがしく笑いこういった。
「行ってらっしゃいませ」と
――――――
こうしてボクは転生した。
目が覚めた時そこは半壊した廃墟だった・
「ここは...?」
天井が半分ほど崩れ落ちている廃墟のその上に覆いかぶさるように生えている木から木漏れ日がキラキラと差し込んでいる。
その廃墟の中のベッドの上にボクは横たわっているようだった。ちょうど横たわっているボクの目に木漏れ日が当たってとてもまぶしい。ボクは自分の目を隠すように毛を翳した。すると
「ん...?」
ボクの手ってこんなに小さかったっけ?いやそんなはずはない。いくら中肉中背で背もそこまで高くないとはいえこんなに小さくはなかったはずだ。しかもさっき声を出した時もいつもよりかなり高かったような...
「あー...」
うんやっぱり高い。これはどういうことだ?
なんとなく想像はできていたが自分の体を起こしベッドの上に座ってみる。すると顔の横から木漏れ日にあたりキラキラと輝く純銀の髪が零れ落ちた。
「やっぱりか...いくら姿が変わるといわれてもまさかこれは想像してなかったな...」
ちゃんと出した声は大人に近い男性の声には聞こえなかった。いやむしろピアノを転がすようなソプラノのかわいらしい声だった。
そしてボクは立ち上がる。うん、かなり身長が縮んでる。少し歩いてみたが生前の体とかなりの身長差があるにも関わらず歩くことには支障はなかった。むしろ生前より歩きやすいように感じる。
「というかなんでボクは全裸なんだ...服くらいあってもいいのに...」
魔轟事なき全裸だった。身長は130cm台だろうか。その体にふさわしいサイズのなだらかな膨らみとピンク色の何かが良く見える。
ボクは少し歩き回りその廃墟に似つかわしくない立派な大鏡を見つけ自分の姿を映し出した。そこにはきれいな腰ほどまである銀髪を携えた真っ赤な瞳のどことなく妖艶な雰囲気を醸し出す幼女が立っていた。
「まさかここまでかわいいなんてね...これがボクのほんとの姿って訳か...」
ボクは少ししょぼくれこのままじゃ何にもならないともう一度辺りを見渡す。するとボクが今立っている大鏡の横にまたしてもここには似つかわしくない立派なタンスが置いてあった。
「この中に服でも入ってないかな...」
ボクは一人でそう呟きタンスを開ける。そこにはボクくらいのサイズであろうかなり露出度が高いフリフリの真っ黒なワンピースと真っ黒な外套そして様々な装飾が施された刀身が真っ白なナイフが入っていた。
「まぁこれを着るしかないか...外套をかぶればこのワンピースも隠れるだろうし...このワンピースお腹が丸見えじゃないか...」
ボクはお腹が丸見えなワンピースを着て外套を被りナイフを腰に差す。そしてひと段落したところであの男の言葉を思い出しステータスを見てみようと思い立った。
「確か頭の中でステータスって念じるんだったよね...」
ボクはつぶやきながら頭の中でステータスと念じる。
すると...
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名前 ???? ?歳
種族 吸血姫
属性 闇
LV 1
【称号】
・殺人衝動
【スキル】
・ブラッドウェポン
・吸血
・霧化
・鑑定
・言語翻訳
【パッシブスキル】
・Liberation of instinct
・半不死者
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「これがボクのステータスか...鑑定ってスキルもあるし色々調べてみようかな」
ボクは鑑定を使ってスキルを調べることにした。
・ブラッドウェポン
出血した血の量によって様々な武器や道具を生み出せる。ただし一定時間後に消失。吸血鬼の専用スキル(他の生物の血も使えるが自分の血を使った方が強度は上)
・吸血
ほかの生物の血を吸うことで自分の出血量と体力を回復する(知性を持った生物のみ)
・霧化
体を霧にすることができる。
・鑑定
様々なものが鑑定可能(生物は不可能)
・言語翻訳
様々な言語を聞き取り話すことができる(知的生命体のみ)
「うん。スキルはこんなものかな。次はッパッシブスキルかな。何か一つ気になるのがあるけど...直訳すると本能の解放...?」
まぁ鑑定してみるかと思いボクは鑑定を実行する
・半不死者
腕や足が取れるなど欠損状態や行動に支障が出るダメージを受けた場合瞬時に治る(ただしダメージは蓄積する)
・Liberation of instinct【本能の解放】
自傷行為を行い血液の30%が失われた時に発動。
出血量に応じた特別な武器を作り出し本能のままに行動する。
自らの潜在能力が飛躍的に上がる。(殺人衝動専用パッシブスキル)
「なんかパッシブスキルは明らかにやばそうだね...」
ボクはこのスキル群をみてそう独り言ちる。
「まぁ、スキルも確認したことだしそろそろ自由に生きるとしようか。」
ボクはそう一人呟くと歩き出した。
その日剣と魔法の混在した世界、ナノヴェールに一人の殺人鬼が生まれ落ちた。
子の殺人鬼が巻き起こす物語は世界に何をもたらすのか、ナノヴェールの住人たちはまだ知る由もなかった。
ご精読ありがとうございます
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